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TOSSランドNo: 1143247 更新:2013年01月01日

6年「世界の中の日本」の授業


「向山型算数」基礎基本講座in熊本(H13.1.7)において、木村重夫先生が、ノートチェックの方法について話をされた。その際、社会科の授業にも言及された。(田口メモより)

6年の社会の外国調べをやるとき、例えばアメリカを、全員調べる。それを見開き2ページにまとめさせる。そして、観点を示して、点数をつけさせる。例えば、アメリカの地図が書いてあったら1点、首都ワシントンが地図中に示されていたら1点、というふうに。この後、別の国を調べさせる。そうすると、調べる観点が分かるのです。

「ノートチェックで力をつける」という話である。
 なるほど、これなら力がつく、と感じた。追試したいと思った。

1、 アメリカ合衆国調べ

まずは、アメリカ合衆国について、さまざまな情報を集めることから始めた。
 教科書、資料集、各自が持ってきている参考書(自分資料と呼んでいる)の他、図書室の本(世界の国ぐに アメリカ合衆国 ポプラ社)、インターネットを利用した。

外務省のホームページの「ワールドジャンプ」
 ヤフートラベル

の2つのサイトから、アメリカ合衆国についてのページを印刷して、子どもたちに配布した。
 さまざまな情報が集まったところで、「ノート見開き2ページ」にまとめさせることにした。
 まとめるための、大まかな観点を示した。

 ・アメリカ合衆国という国の様子が分かるように
 ・アメリカ合衆国の人々の生活の様子が分かるように
 ・アメリカ合衆国と日本のつながりが分かるように

見やすくするための工夫について、次の点を示した。

 ・見出しを工夫すること
 ・絵や図、表やグラフなどを入れること
 ・枠や矢印などを使うこと

まとめの時間を3時間取った。ほとんどの子が、授業時間内に終えた。
 さて、評価の時間である。
 内容的なものと表現の工夫に関するもの、合わせて20項目とした。

  
 1 正式名称、「アメリカ合衆国」と書いてある
 2 アメリカの国旗が描いてある。
 3 アメリカの地図が描いてある。
 4 アメリカの人口が書いてある。
 5 アメリカの面積が書いてある。
 6 アメリカの歴史が書いてある。ほんの少しでいいです。
 7 アメリカの首都、「ワシントン」が書いてある。
 8 アメリカの人々の「衣服」のことが書いてある。
 9 アメリカの人々の「食事」のことが書いてある。
 10 アメリカの人々の「住まい」のことが書いてある。
 11 アメリカから日本への「輸入品」が書いてある。
 12 日本からアメリカへの「輸出品」が書いてある。
 13 タイトルが工夫してある。
 14 見出しが工夫してある。
 15 絵や図が描いてある。
 16 表やグラフが書いてある。
 17 枠や矢印が書いてある。
 18 間違い文字がない。
 19 文字が丁寧である。
 20 ぱっと見て、見やすい。

13、14、18、19、20は、隣同士でチェックさせた。他は自分である。
 1個1点で、合計20点満点。最高15点、最低8点であった。
 15点とはいえ、さすがにいいノートであった。2名いたが、実物をみんなに見させた。いいものを「見る」ことも大事な勉強である。
テキストを記入して下さい

2、 自由選択での外国調べ

まずは、どの国を調べるかである。
 尋ねると、中国とオーストラリアに人気が集中した。他の国でもいい子は、変更してもらった。
 結局、次のようになった。

中国3名、オーストラリア2名、韓国2名、他は1名(マレーシア、サウジアラビア、インド、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、スウェーデン、ロシア、カナダ、ブラジル)

授業は、資料探しが1時間、資料の理解が1時間、まとめが2時間とした。
 資料は、前述のとおりである。大使館のホームページは使えなかった。
 資料の理解では、辞書を片手に、難しい言葉を調べていっていた。
 まとめは2時間で十分であった。
 完成したノートは、全員分印刷し、綴じて冊子にした。
 これをもとに、発表会も行った。発表会の1時間目は、発表者の準備不足で、だれてしまった。「1分から1分30秒で発表できるように練習してきなさい」と指示し、次の時間、続きの発表会を行った。テンポよく、どんどん発表が進んだ。
 さて、その後、評価である。やり方は、「アメリカ合衆国」のときと全く同じである。
軒並み、得点が上がっていた。7点上がった子もいた。次ページのノートの子である。これまでずっと、ノート整理が苦手で、ごちゃごちゃしたノートになりがちだったが、下段のノートは、結構すっきり書けている。
 平均では、4点上がっていた。最高が17点、最低が9点であった。

子どもを変化させる方法であった。いろいろ応用できそうだ。


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