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TOSSランドNo: 2551021 更新:2012年10月23日

京都府舞鶴市、田辺城跡


1.短歌を詠む

指示1:

書きます。
「いにしへも 今もかはらぬ世の中に こころの種を残す 言の葉」

書いた児童から読ませる。

説明1:

「変わらない悠久の時の流れの中に、和歌は言葉によって心の種を残していくものです。
そのように私の歌と心も残るならば有難いことです。」という意味です。
今から400年くらい前に作られました。

発問1:

残しておきたいと考えられていた和歌はなくなろうとしていました。
何が原因だと思いますか。

戦争、病気、火災等が出てくると予想される。

説明2:

戦です。
西暦1600年の関ヶ原の合戦は、今の岐阜県関ヶ原だけではなく、全国各地にも広がっていました。
その中の一カ所の話です。

発問2:

戦でどうして和歌がなくなってしまうのでしょうか。

数人に聞く。「焼かれる」「奪われる」等の答えが出る。

説明3:

「口伝」だったからです。

「口伝」と提示する。また、「口伝」と言わせる。

説明4:

「口伝」は、学問や技・芸等の奥義を弟子に口で伝えて、教え授けるという意味です。
なくなろうとしていたのは、口伝で伝えられた「古今和歌集」という歌集の秘密の和歌でした。
口伝で伝えられた人が殺されてしまえば、秘密の和歌は…

児童 「なくなる。」
教師 「そう、なくなってしまいます。」

2.細川幽斎

説明5:

口伝された人は、細川幽斎と言いました。
武将でとても賢い人でした。

細川幽斎の絵を提示する。

発問3:

関ヶ原の戦いの時に城に立てこもり、敵からの攻めに耐え続けました。
細川側は約500人。相手は何人だったと思いますか。

児童に予想させる。

説明6:

約15000人です。1対30という割合でした。
勝てますか。

実際に教室の中で、1対30の状況を作って見せると体感することができる。
その後、児童に予想させる。

説明7:

苦しい状態でした。その中で読んだ歌が始めのものです。
読みましょう。
「いにしへも 今もかはらぬ世の中に こころの種を残す 言の葉」

古今和歌集の口伝は、和歌の奥義だと言われていました。
奥義とは、最も大切な事という意味です。

発問4:

500人対15000人。
城での立てこもりは、何日間耐えられたと思いますか。

発表させる。

説明8:

52日間です。
そして、その後はどうなりましたか。

同様に発表させる。

発問5:

助かりました。
どうして助かったのでしょうか。

戦いに勝った、城から逃げ出した、戦が終わった、等が挙げられる。

説明9:

和歌で助かったのです。
みんながノートに書いた和歌。これが天皇に届けられました。
天皇は、古今和歌集を失ってはいけないと考えました。
それに加えて、この和歌のすばらしさも感じました。
そこで、細川幽斎を攻めるのを止めるように命令を出したのです。

3.田辺城と舞鶴

発問6:

この話、どこの話だと思いますか。

説明10:

京都府舞鶴市、西舞鶴にあった「田辺城」での話です。
細川幽斎はこの町に城を構えていました。
舞鶴という町の名前は、田辺城の別名「舞鶴城(ぶかくじょう)」に由来しています。

「田辺城=舞鶴城」と書く。

説明11:

その当時の文化の頂点にいたと言える人物、
圧倒的な差があっても生き抜く強さがあった人物、
細川幽斎がいた町にみんなは住んでいます。
田辺城跡の資料館にもっと詳しい資料があるので、見学に行きましょう。

 《参   考》
・細川幽斎と明智光秀 新視点本能寺-歴史読本2000年8月号(新人物往来社)
・細川忠興(PHP文庫)
・細川幽斎 明智光秀 細川ガラシャ(PHP研究所)
・細川幽斎・忠興のすべて(米原正義氏、新人物往来社)
・細川幽斎(森本繁氏、学研)
・新古今略注(細川幽斎編、荒木尚氏著、笠間書院)
・古今伝授(http://www.gujo-tv.ne.jp/~kokin/page09.html)
・田辺城・細川幽斎(http://www.ginsuikaku.com/kanko/tanabe-castle/index.htm)


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