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TOSSランドNo: 3646983 更新:2013年01月01日

木偏、虫偏、魚偏のある漢字を読んでみよう


漢字文化の授業 ~木偏、虫偏、魚偏のある漢字を読んでみよう~

1 「木,林,森」で助走をつける

 今日は漢字の勉強をしますと言って、黒板に「木」と板書する。
 ノートに写させ読みかたを書かせる。
 簡単だという声が起こる。ほとんどの子が挙手する。指名する。
 続いて「林」と板書する。同様に、ノートに写させ読みかたを書かせる。
 これも、ほとんどの子が挙手する。指名する。
 さらに、「森」と板書する。ノートに写させ読み方を書かせる。
 これも、ほとんどの子が挙手する。指名する。
 ここまでは、助走問題である。テンポよく進める。
 この後、次のように説明した。

説明1:

 「木」というのは、木の様子を漢字にしたものです。
 「林」というのは、木がたくさんむらがりはえているところです。
 「森」というのは、林よりも広くてもっとたくさん木がむらがりはえているところです。

 2 木編の漢字の読み方を考える

 次に、木偏のついた5つの漢字をまとめて板書した。

 杉  松  桃  梅  桜

 「あっ、知ってる。」とか「見たことがある。」とかのつぶやきの声があちこちからする。
 木偏のつく漢字は、名前で使われることが多いので見覚えがある子も多いのだろう。 
 そして、次のように言う。

指示1:

 「まず、漢字を写しなさい。木偏がつく漢字ばかりです。全部、木の名前です。読める漢字にふり仮名をつけなさい。」

 しばらくしてから、順に聞いていった。 
 まず、「杉」。
 挙手した子を指名する。「すぎ」とすぐに読めた。5人正解であった。

 「杉の右側の部分は、はりのように細い葉がたくさんついていることを表しています。」

 次に、「松」。
 これは、たくさんの子がノートに書けていた。担任の先生を平松という。また、クラスに松井さんがいる。
 そういうこともあり、30人中28人が正解であった。

 そして、「桃」。
 これも9人の子が最初からノートに書けていた。2年生でもけっこう書けているものである。

説明2:

「桃の漢字は、二つにきれいに割れる木の実、桃の意味を表しています。」

 それから、「梅」。
 これも案外知っていて、半数以上の16人の子がノートに書けていた。
 梅干とか梅の花とかで知っているのだろうか。
 「うめ」の他に、松竹梅の「ばい」と読むと答えた子もいた。漢字の天才だとほめる。

 最後に、「桜」。
 これも10人の子が書けていた。クラスのちょうど3分の1である。
 日本の花の代表である。知らず知らずのうちに覚えたのだろうか。
 ここまで、パーフェクトの子、3人である。

3 虫偏の漢字の読み方を考える

 まず、虫と板書する。読み方を問う。すぐにわかる。
 そして、次のように言う。

指示2:

 今度は、虫偏のついた漢字を書きます。答えは、虫に関係あるものばかりです。漢字を写したら、読める漢字に読みがなを書きなさい。

 これら6つのものを板書した。

 蛇  蛍  蜂  蚊  蛙  蝶

 しばらくしてから、順に聞いていった。
 まず、「蛇」。
 これは、むずかしいかなと思っていたら、ちょうど3分の1の10人の子が書けていた。

説明3:

 蛇の字の右側の部分は、蛇の様子を漢字で表したものです。

 次に、「蛍」。
 これは、ちょっとむずかしかったようだ。正解は2人であった。

説明4:

 蛍の古い書き方は冠の上に火が二つあります。だから、ほたるとはかがり火のような光を発する虫のことなのです。

 と板書しながら説明した。みんな真剣に聞いている。
 そして、「蜂」。
 これは、2人正解。

説明5:

 右側の部分は、ほうと読み、尾に剣のようなはりのある虫、蜂の意味です。

 それから、「蚊」。
 これは、簡単かなと思っていたら、意外にも一人しか書けていなかった。
 最近の都市型生活で、蚊があまり身近な存在ではなくなったのだろうか。
 蚊は俗字だそうだが、文の部分は擬声語だと辞書に書いてある。

説明6:

 蚊はブーンブーンと鳴くから、虫に文と書きます。

 続いて「蛙」。
 9人の子が正解。

説明7:

 左側の虫の部分がかえるを表し、右側の圭の部分は、かえるの鳴き声を表しています。『圭』は『けい』と読みます。けいけいと鳴くんですかね。

 最後に、「蝶」。
 3人が読めた。

説明8:

 右側の部分は、うすくてひらたいという意味です。薄くて平たい羽の虫、ちょうのことです。

 ここまでの11問、パーフェクトの子1名。小学2年生で全問正解とはすばらしい。

 4 魚偏の漢字の読み方を考える

 続いて魚偏のついた漢字の読み方に移った。
 まず、「魚」と板書し読み方を聞いた。すぐに、「さかな」とでる。
 そして、次のように言う。

指示3:

 今度は、魚偏のついた漢字を書きます。答えは、魚の名前です。漢字を写したら、読める漢字に読みがなを書きなさい。

 これら7つのものを板書した。

 鯨  鰯  鯖  鮭  鮎  鮪  鯉

 しばらくしてから、鯨から聞いていった。
 誰も分からない。ヒントを出す。

説明9:

 「京」は高い丘の上にたつ建物を表すことから、大きいという意味があります。大きい魚です。

 そうすると、「くじら」とすぐに出た。
 後は、読める漢字から発表させることにした。
 次の順に発表された。

 ・鮭(正解4人)
 ・鮪(正解4人)
 ・鯉(正解3人)
 ・鰯…弱い魚ですとヒントを与える。(正解5人)
 ・鯖…背中が青い魚ですとヒントを与える。さばと出てきた。
 ・鮎…川魚とヒントをだしたがわからなかった。鮎美さんでもいればわかっただろう。鮎つりはしないのだろう。

 この魚偏の問題は、木偏や虫偏に比べると、2年生の子にとってはむずかしかったようだ。
 木偏や虫偏は、いずれも常用漢字までに入っているが、魚偏の場合、常用漢字にも入っていない漢字も含まれていた。
 また、木偏は人の名前でよく出てくるし、樹木は身近な生活にも関係が深いから比較的わかりやすかったのだろう。
 虫偏の漢字も、身近な生活と関わりが深いし、こどもたちは、虫が好きだ。
 魚は、木や虫に比べると生活との関わりが薄いのかもしれない。

5 こどもたちの感想

 こどもたちは興味をもって取り組んだ。つぶやきも多く出されたし、「わかった」とか「知っている」とか「見たことがある」などという言葉もよく出ていた。説明もよく聞いていた。教室に緊張感があった。
 何人かの授業の感想を紹介する。

 ・この漢字問題はとても楽しかったです。虫偏のつく漢字は簡単でした。
 ・むずかしかったけど楽しかったです。
 ・習ってない漢字が出てきてわかんなかったけど楽しかったです。
 ・木偏は簡単で、虫はふつうで、魚はむずかしかったけど、なんとなくよくみるからわかった。13こも分かったからよかったと思った。勉強になったと思いました。
 ・むずかしかったけど、ちょっとはできておもしろかったです。
 ・私はスペシャルのお勉強をしました。私は、松はすぐにわかりました。私が好きな桜も出てきました。虫はあまりわからなかったけどちょっと楽しくなりました。


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