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TOSSランドNo: 2320517 更新:2012年11月29日

中学校3年生「黄金の3日間」に伝えること(3) ~「初心」を再確認させる語り2~


午前中の終業式に続き、午後からは新入生67名を迎える入学式が行われました。春の陽気のように、実に清々しい入学式になりました。私も中央中学校で9回目の入学式になりますが、新入生の立派な態度、新入生を迎える2、3年生の姿勢、歓迎の気持ちを込めた校歌など、あらゆる面で最高の入学式だったと思います。
 
3年生は、《1度で勝負する》という場面をいくつも経験します。それまでの努力や取り組みを、1回で発揮しなければならないのです。「本当はもっと力があるのです」「実力の半分しか力を発揮できませんでした」という言い訳が通用しない世界を経験することになります。大人の世界は、そういった厳しい現実があります。
自らが臨んだ結果を手にするためには、日頃の心構えが重要になってきます。いい加減な気持ちで生活していては、いざというときに、必ず「逃げ」がでます。《練習ではいいのだけど…》という人は、勝負の前に逃げてしまっているのです。大切なことは、自分自身の心の中にあるのです。

入学式では、2・3年生を代表して生徒会長の大石正一君が《歓迎の言葉》を述べました。紹介します。

   歓迎の言葉

新入生67名の皆さん、ご入学おめでとうございます。2・3年生は皆さんが入学してくる今日、この日を心待ちにしていました。
中学校では、教科ごとに先生が変わることや部活動を通して先輩との関係を築いていくことなど、小学校とは多くの面で違いがあります。皆さんの心の中は、もしかすると、期待よりも不安の方が多いのかも知れません。2年前の自分を思い出すと、皆さんの今の気持ちがよく分かります。
でも、心配しないでください。先輩達が私たちにしてくれたように、皆さんが楽しく、充実した中学校生活が送られるように優しく接していくことを誓います。安心して、何でも聞いてください。
中学校では、生徒会が中心となって球技大会、体育祭、学校祭、スケート大会に取り組みます。計画・準備・実行と、苦労は多いのですが、学級が1つにまとまったときの喜びは大きく、感激の涙がこみ上げてくるくらいの満足感を味わうことができます。2・3年生と一緒に、素晴らしいA中学校をつくりあげていきましょう。
皆さんが1日も早く中学校生活に慣れ、新しい力を発揮してくれることを期待して歓迎のあいさつとします。

正一君のこの挨拶が、先生方をはじめ、入学式に参列した来賓の方々から大きな評価を得ました。小学校の酒田先生は、小学校の職員室で「感激しました!」と多くの先生方に報告してくださったそうです。(妻からの情報です)
文章は、どこの学校でも似たような内容だと思います。取り立てて素晴らしい文章ではありません。では、なぜ?
それは、ノー原稿で発表したからです。正一君は春休み中に何度も練習をしました。そして、全文を暗記したのです。私は、次のように正一君に言いました。
言葉だけではなく、行動で《歓迎の気持ち》を1年生に伝えるのです。
1年生は不安いっぱいで入学式に臨みます。そんな1年生の不安を期待に変えるためには、2・3年生を代表するあなたが「僕も、岩丸君のような3年生になりたい!」と思ってもらえるような挨拶をすることです。
そのためには、行動で模範を示すことです。
正一君は、私の提案に素直に受け入れてくれました。そして努力をしました。練習初日は「そんないい加減な気持ちなら、生徒会長を辞退しなさい!」と厳しく叱りました。翌日には、全文を暗記していました。暗記だけではなく、返事の仕方、礼の仕方、歩き方、そして、読み方まで細かく練習をしました。だから、多くの方から賞賛される発表になったのです。
何も準備しないで、あのような発表はできません。わずか数分の発表の裏には、その何十倍もの努力があったのです。努力して手にしたことは、見ている人に感動を与えます。そのことを、正大君が証明してくれました。


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