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TOSSランドNo: 4632295 更新:2012年11月30日

参観日で大盛り上がり! 伴一孝氏実践追試「とる(川崎洋)」


1.発問・指示

0.教材文を一部隠して提示

とる      
       川崎洋

はっけよい すもうとる
こんにちは ぼうしとる
てんどんの でまえとる
セーターの ごみをとる
のらねこの [  ]とる
かんごふさん みゃくをとる
[    ]の ばしょをとる
コーラスの しきをとる
たんじょうび [ ]をとる
[     ] [     ]

1.音読させる

先生の後について読みます。
隠した所は、「なんとか」と読む。読ませる。
全員起立 1回読んだらすわります。

2.「のらねこの [  ]とる」を答えさせる

発問 「のらねこの [  ]とる」四角の中は、何か入ると思いますか。
口頭で答えさせる。
一番最初の発問である。できるだけ簡単な作業にする。
間違えてもダメージが少ない。

ここで、「鼻」と出た。
「ああ、鼻くそをとるんだね」と対応した。
間を空けず、次の児童を指名した。

伴実践では、「耳」と出た。
その時、伴氏は、「ああ、耳の垢をとるんだね」と対応した。
「耳をとる」は残酷な表現である。その子がまわりから変な子だと思われないように、対応された。
これも追試した。

3.「[    ]の ばしょをとる」を答えさせる

発問 「[    ]の ばしょをとる」何が入るか、ノートに書きなさい。

ここで初めてノートに書かせる。
5音であることが、少しずつわかる子が増えてくる。
黒板の教材文(模造紙)を指さしてかぞえる子がいた。

挙手させた。
「おはなみ」が正解であるが、男子が「えんかい」と答えた。
「おじさんくさいですね!」と対応したが、
その後に、正解の「おはなみ」を提示。
「○○くん、ある意味正解に近い」

4.「たんじょうび [ ]をとる」を答えさせる

発問 「たんじょうび [ ]をとる」書きなさい。
これも書かせる。

なるべく多くの児童を正解にさせたい。

指示 お隣と相談してもいいですよ。

5.最後の行を作らせる

発問 「[     ] [     ]」ノートに書きなさい。
指示 書けたら持って来ます。

ABCの3段階で評価した。
A…5音と5音になっていて、しかも、「とる」で終わっている
B…どちらかができている
C…どちらともできていない

それぞれのノートに評価した。
そして、A、Bについてのみ板書させた。
ほとんどの児童が、B以上になった。

下が、黒板にならんだものである。
(右から順に記す。29名が授業を受けていた。半分以上が黒板に書いたことになる)

①大どろぼう 金をとる
②りりりりり じゅわきとる (大川の机上にあった答えをこっそり見て、書いた)
③ぶどうがり ぶどうとる
④算数の ノートとる
⑤公園の 草を取る
⑥野うさぎの 写真とる
⑦家中の 時計とる
⑧先生の セリフとる
⑨物売って お金とる
⑩ゲーセンで メダルとる
⑪弟の おかしとる
⑫プリクラを 2まいとる
⑬がっこうの でんきとる
⑭Aコープの 商品をとる
⑮ちびっこの ミルクとる

それぞれ、起立して発表させた。
笑いが起きたり、「おー!」という声があがったり。
「弟の おかしとる」
と女子が読んだ。
「いつもやってるんですか」と言うと、「うん」
後ろでお母さんも、笑ってうなづいていた。
参観日だからこその盛り上がりがあった。

6.教材文を音読させる

説明 川崎洋さんはこう考えました。
指示 読みなさい。

指示 最初から読みます。「とる 川崎洋」さん、はい。

2.原実践

伴一孝氏 2006年新潟市立中野山小学校にて 3年生に実施

3.追試実践

小野隆行氏 2007年8月22日長野県篠ノ井東小学校にて 4年生に実施

4.参考引用文献

参観日CD(TOSS岡山サークルMAK)

5.我流発見

手元にある追試の実践資料は、小野隆行氏の指導案のみである。
これを見て、自分の実践の我流を発見した。

①活動1 音読のさせ方

追い読みのあと、小野氏は、「最初の3行を中心に何度も読ませ、リズムの良さ を体感させる。」としている。
一方大川は、追い読みの後、全文1回読ませた。
ある子どもは「何とるんだろう」というようなつぶやきをした。
リズムを体感する時に、何か入るかという思考をさせた。
「3行音読」が必要であった。

②活動3 「[    ]の ばしょをとる」の答えさせ方

小野氏の指導案を見ると、「ノートに書いて持ってこさせ、板書させる。」とある。
大川は、挙手させただけである。
こうすると、やらない子が出る。
ノートチェックが緊張感を生む。

③活動5 最後の行

小野氏の(指導案での)評定基準

A・・5音・5音になっていて、最後が「とる」で終わっている。
B・・5音・5音だが「とる」で終わっていない。
C・・5音・5音になっていない。

「評定の違いを明確にするために、C→AとBという順で取り上げる。」
とある。

Bが違った。
B…どちらかができている
としていた。

これはどちらがどうとかはわからない。
ただし、評定基準の説明をし忘れていた。

6.学級通信掲載

学級通信「EFFORT」第21号(2011年6月7日(火)発行)

(中略)4時間目は、国語です。
前回とは違うタイプとして、川崎洋さんの「とる」を扱いました。
詩のリズムを体感し、作文につなげる授業でした。
最後はズラッと子どもたちの文が並びました。

「先生のセリフとる」(○○くん作)って挑戦的でいいですね。
名前を書かないというのもねらってたのでしょうか。
笑いが起きました。
「プリクラを2まいとる」(○○さん作)も素晴らしい。
「1まい」でも「3まい」でもリズムが合いません。
バシッと合う「2まい」としたのです。
○○くんもいい味を出しています。
「ぶどうがり ぶどうとる」 当たり前や!とつっこみたくなる面白い文です。
○○さんの「公園の 草をとる」もいいですね。
意外に思いつかないです。
独特の世界観を持っています。
そして、○○くん。
「算数のノートとる」これが知的なのです。
おわかりだと思いますか、2種類の意味があります。
よく思いついたなぁとため息が出ます。
頭いいですね。
その他、お話の中から思いついたのでしょう、「じいさんの こぶをとる」(○○くん作)なかなか考え付かないです。
最近読んだわけではないでしょうに。
また、「弟のおかしとる」(○○さん作)のように、普段の生活もちょっと出て、ご家庭の方々の反応も楽しかったです。

7.保護者からのお便り

私だったらどう書くだろうと考えていましたが、なかなか思いつきませんでした。
子どもたちってすごいですね。黒板に並んだのを見て、「ああ、なるほど!」と感心していました。


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