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TOSSランドNo: 3130108 更新:2012年11月30日

話しかけてくる生徒には授業を続けつつ、穏やかな目線を送ろう


1.どんな場面か

速さの授業で、ビデオを持ち込む。

説明1:

これからスピードメーターが映るビデオを見てもらいます。

指示1:

車のスピードメーターの針が、時間と共にどのように動くのか、グラフにします。

 準備に少しもたついたため、教室はややうるさくなっていた。
 興味を持って待っている生徒と、手遊び・私語の生徒が半々になっていた。
「では、どうぞ。」
 そう言って、ビデオの再生を始めた。
 高校生の中には自動車に強い興味を持つものがいる。いわゆるやんちゃな生徒だ。彼らが口々に何か言い始める。すでに大半の生徒は目を画面に向けている。数人、下を向いているものもいるが、友人の声につられ、ほぼ全員が画面を見る。
 「先生、車、何?」
 鈴木君が話しかけてくる。彼は廊下でも挨拶してくる生徒だ。授業中も積極的に参加する。悪気があってのことではない。
 私は、彼に目を合わせたが、取り合わない。

指示2:

グラフを書きます。

 鈴木君はにこにこ話しかけてくる。
「先生の車、何?」
 私は鈴木君の目を見て、

指示3:

車のスピードメーターの針が、時間と共にどのように動くのか、グラフを書きます。

と答えた。
 鈴木君はめげずに話しかけてくる。私の表情が穏やかだからだろう。
「先生、車、何乗ってるの?」
 私は鈴木君にはにっこり笑いかけ、全体を見回した。少しだけ、声を大きくして言った。

指示4:

車のスピードメーターの針が、時間と共にどのように動くのか、グラフを書きます。

 鈴木君を見ると、にっこり笑い返してきた。そして黙ってグラフを書く作業を始めた。
 このやりとりの最中に、尻馬に乗ってくる生徒も現れなかった。却って、だんだん静かになっていった。

2.どんな言葉か

 生徒に悪意がない。真面目な子のように取り組めないが、勉強しようという意欲はある。
 だから、注意はしない。無視もしない。認めていることを示す。

穏やかに見る

のである。
 そして、今何をするのか、ハッキリさせる。作業指示を繰り返すのである。余計なことは言わない。余計な言葉が入ると、指示にブレが出る。そこを生徒に突かれる。授業が崩れていくのである。
 だから、はじめから無駄のない言葉で指示をする。

何回言ってもぶれない言葉で指示をする。

 穏やかに淡々と3回繰り返せば生徒はわかる。
 途中何度も生徒の問いかけに答えそうになったが、我慢した。
 まぐれで出来た事実だった。しかし、「指示がぶれない」ということが少しだけわかった瞬間だった


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