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TOSSランドNo: 2400098 更新:2012年12月31日

運動会 応援団指導 成功するための10のポイント


応援団は運動会を盛り上げるために欠かせない活動である。しかし、限られた時間内で子どもたちの満足のいく活動をするには、指導者が見通しを持って指導していくことが必要である。これまで、応援団指導の中から成功のための原則をまとめた。

①応援団練習の見通しを持たせる

見通しを持つのは教師、子ども共に必要である。応援団指導当たって下記の本が参考になった。特に法則化体育の渡辺喜男氏の本は役に立つ。

『子どもを動かす法則』(明治図書)      向山洋一著
『実践・授業の腕をあげる法則』(明治図書)  向山洋一著
『それいけ応援団 練習メニュー50』(明治図書) 渡辺喜男著
『第4期教育技術の法則化 33 学校行事の基礎技術』(明治図書)

上記を参考にしながら運動会から逆算して計画をたてた。実施校の場合、前半・後半の10分ずつの応援演技、台風による雨天の多い9月ということで3週間前から始めた。全校の応援練習の日程にあわせて計画を作る。各組の担当者で事前に計画をたてる。練習時間は決められた時間以外はやらないようにさせた。放課後早めに帰ることが多かった。短い時間で毎日続けていくことが大切である。校庭での動きを覚える時には重要な練習日とし、全員の児童が参加するようにさせた。校庭での練習は限られているためだ。

②1回目の練習が大切

昼休みに全員を集め、下記の点を話した。

①集合時間を守ること。
②笛は練習時間以外は吹かないこと。
③主役ではないが立派な脇役だということ。

その後、団長・副団長を決定した。希望者によるじゃんけんである。また、応援歌を作るかも話し合わせる。余裕があれば前年度のビデオを見せてイメージをつかませると良い。応援歌を作る場合は、早めに全校児童に知らせないと覚えることができない。盛り上げるために各学年の運動会練習が始まる初日のお昼の校内放送に間に合うように作らせた。
 
★応援歌作成に当たって
応援歌を作りたいと子どもの意見が出たときに次のように話した。

「 1年生でも歌える歌を選びなさい。」

高学年の児童は流行の歌を選ぶ。これでは短時間に全学年が歌うことはできない。

誰もが歌える歌は太鼓のリズムもとりやすいものである。

③確認の重要性

予定表を基にして全体練習に向けて練習をさせる。振り付け基本的なことのみ指導する。大部分は子どもに任せる。練習時間の終わりにチェックを行っ た。

チェックポイントは指先と目線である。

指先がしっかりのびて目線が前を向いていればほぼ動きはできている。

全体練習の前には、互いに見せ合う。良いところを言わせる。互いの刺激となる。応援団は当日は敵味方に分かれるが、練習は互いに協力させながらやるのがよい。

④物と場を確保せよ

物の確保…事前に子どもたちの意見を聞き、用意しておくといい。特に笛は人数が確定した時点で注文した。衛生上の配慮も考え毎年購入した。和太鼓、ばち、大太鼓、はちまきの確認は夏休み前にしておく。廃棄処分になった大太鼓は確保していく。和太鼓よりもテンポのいい応援ができる。

場の確保…運動会計画案の中に応援練習を位置づけてもらう。昼休みや放課後の時間もである。決められた範囲の中でできる応援指導計画をたてる。各組ごとに主となる練習場所を決めておく。

⑤応援のパターンを選ばせる

前年度の資料を基にして子どもたちがやりたい応援を選ばせる。基本的な流れがあれば自分たちで考えることができる。ない場合は、教師がサンプルを提示してあげると良い。サンプルを見ながら子どもたちは工夫を加えていく。
 
伝統的な応援(フレーフレー白・三三七拍子など)と新しい応援(サッカー)を入れていく。
 
競技中の応援は誰でもできるシンプルな物がいい。 バレーボールの日本の応援など

⑥励まし褒める

常に励まし褒めることが必要。

「声が大きくなった。」「かっこいいぞ。」「動きが速い。」

などである。応援団はかっこいいと思われることが次年度の応援団指導につながる。

⑦全体練習は必要最小限に

全校児童による最初の応援団指導は責任者である私が行った。短時間で子どもを集中させることが大事である。向山氏の追試である。

「赤組から声を出してもらいます。団長さんお願いします。」
団長「フレー、フレー赤組。」
赤組「フレ、フレ赤組。フレ、フレ赤組。」

「最初にしては上手です。60点です。」
「今度は白組です。」

団長「フレー、フレー白組。」
白組「フレ、フレ白組。フレ、フレ白組。」

白組はすごいですね。70点です。」

もう一度繰り返し、最後は両方の組を同点にする。

「赤も白も上手です。点数赤100点。白100点です。」

重要な場面・ウェーブ指導も上記のように紅白を分けて点数をつける。

紅白の各組の全体応援練習はマイクを使い、団長を中心に組ごとにやらせる。時間短縮だけでなく互いに競わせることで声がででくる。最後に一回通しでやらせて完了である。応援歌がある場合はテープに音声を入れておく。太鼓は重要な役割がある。リズムよくできるように個別に練習させておくことが必要である。

⑧ 楽しいパフォーマンスを

子どもたちの発想を生かして午後は楽しいパフォーマンスを入れた。どんなことをしたいのか話し合わせ台本を作っていく。パフォーマンスの部分は担当教師と応援団員の秘密事項である。誰に対しても話してはいけないことを伝える。こうすることで団員の結束が強くなる。

パフォーマンスは誰かが不快に思うようなことはしないようにさせた。子どもたちには下品なことはしない。一生懸命やることが大切だと話した。
 
過去の応援パフォーマンス例
 バカボン  ダンス  イチロー  仮面ライダー  セーラームーン  ドラえもん ミッキーマウス 等  

パフォーマンスの練習は1回あれば十分である。校庭の立ち位置だけ決めておく。音楽やせりふの一部はあらかじめ録音しておくといい。
 
入場時にはジェット風船を飛ばす、観客席からでてくるなどすると盛り上がる。午前はまじめにかっこよく、午後は楽しく元気にを合い言葉にした。
 
応援パフォーマンスの小道具類はトイザラスで購入した。品数豊富である。

⑨あくまでも脇役である

応援団は脇役である。あくまでも演技をしている子どもたちよりも目立ってはいけない。このことは常に子どもたちに話した。

「立派な脇役だよ。運動会を盛り上げるのは君たちだ。」

演技中の出入りはダッシュで移動を原則とする。そのためには事前にグランドのどこで応援するか、いつでるかを考えさせる必要がある。種目担当の先生との打ち合わせをさせておく。6年生の競技中は4・5年生が中心になる。リーダーを決めておく必要がある。

⑩別れの感動を

頑張った子どもたちのために解団式を行う。子どもたちの頑張りを褒めることが大切である。

「先生が教えた中でも過去最高の応援団でした。運動会を盛り上げたのは皆さんです。だ。立派でした。ありがとう。今日、応援団を解散します。 この練習で学んだことをこれからの勉強にいかしてください。」

子どもたちは真剣に聞いていた。教師だけでなく、保護者向けのプリントを配布し家でも褒めてもらう。褒められることで自信をつかむ。感想を書かせ自分自身を振り返る。感想は次年度への資料となる。

同時にはちまき、たすきを集める。ここで集めないとなかなか返ってこない。次年度への準備である。

子供たちはほめられてうれしそうである。ほめられることで自信をつける。


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