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TOSSランドNo: 7615296 更新:2012年12月31日

文学教材を読むためのアイテム”話者”を教える②


次の問いをしました。

 作者は,子どもですか?大人ですか?

 今度は,書き方を指定しませんでした。
 でも,子ども達は,カリカリ書き続けました。
 最初の問い「男か女か」の時教えた書き方を活用していました。
 学習したことをすぐに使える。
 すばらしいことです。
 さらに素晴らしいことがあります。
 みんな「~と書いている」という書き方がありました。
 作文用語で「引用」という技です。
 国語は,文や言葉にこだわる学習です。
 引用をしているということは,言葉にこだわる学習の構えができているということです。
 作文を発表させました。
みんな指名なしで次々と発表していきました。

「作者の名前を書きます」
 黒板に書きました。

 宮入レイ子

「えっ?」と聞こえてきました。
「作者をみんなでよみましょう。さん,はいっ」
「みやいりれいこ」

 宮入黎子さんは,大人です。

黒板に書きました。

 作者・・・大人・女

 「から」は,どう考えても子どもの男です。どのように考えればよいのでしょう。

ある子が手を挙げて発表しました。
「作者が,男の子どもになりきって書いたんだと思います」

 作者が,なりきって書いた人物のことを
「話者(わしゃ)」と言います。
 物語や詩は,全て話者が語っています。

 次の有名な文学作品をスマートボードに写しました。

吾輩は猫である
夏目漱石
 吾輩は猫である。名前はまだ無い。
 どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
 何でも薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している。

「あっ知っとる!」という子がいました。
 私が,朗読しました。
 そして,子ども達に問いました。
「夏目漱石は,猫ですね」
「ちがーう!」と子ども達。
「猫は,誰ですか?」
「話者です」と多くの子が言いました。
「夏目漱石は,なんですか?」
「作者です」と子ども達。
「これからの物語文や詩のお勉強は,『作者』と『話者』を分けて考えていきます」
 最後に一言感想を発表して授業を終えました。
「話者という言葉を初めて知った」という感想がたくさん出てきました。


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