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TOSSランドNo: 5080058 更新:2012年12月31日

【授業づくりのQA】LDの診断を受けている子どもへの対応


発問1:

6年生男子 LDの診断を受けている児童。どのような対応がよかったのでしょうか。

詳しいQ

自己否定感が強く、例えばリレーで負けてしまったり、ゲームで負けたりすると、他の子が責めていないのに
「僕はだめなんだ。僕のせいなんだ。僕なんか生まれてこなければよかったんだ。」と大きな声で言い、自分の頭を抱えたりすることがあります。
すると、少しずつ落ち着くのでそのままにしておき、次の活動でできるだけ声をかけてみましたが、どのような対応がよかったでしょうか。

A 自立するために大事なことっていうのは、自尊心を傷つけない。

これ、この子のことをきちんと調べなくちゃいけなくて、LDっていうのは、学習障害ですね。
人間には様々な能力があって、引き出しがあるんですけれども、LDっていうのは、その中の一つの引き出しが、特定の引き出しが開かないっていうふうにイメージすればいいんですね。
例えば、トム・クルーズっていう映画俳優がいますね。
あの人は、字が読めないんです。 LDなんですよ。でも、耳から入って、耳から入ってきたことを覚えていくわけなんですよ。
ああいう大スターになっていくわけですね。
ですから、やがてその子が自立するために大事なことっていうのは、自尊心を傷つけない。親も家庭もみんなで。
何ていうかね、自分に対する自信っていうのを持たせることが大事。
この子はもしかすると虐待を受けている可能性もありますよね、LDが故に。
だから、「僕なんて生まれてこなければよかった。」っていうのは、裏返せば、「あんたなんか!」って言われてるんですよ、家で。
だから自虐行為にいってますよ、これはもう。
だから愛着障害っていうのが出てるんですね。
ですからそこは、親が多分この子をちゃんと褒めていないんですね。
定位行動。親をじいっと見つめるとか、親を追いかけるとか、親に甘えるとかそういうふうに、欲求っていうのがちゃんとしてないんで、たぶん愛着障害を起こしてる可能性があるね。
それは、そういう障害を持っている子に対して、親は「なんで、なんで!」って思ってね、そういう虐待をする確率が上がって、そしてそれが二重になっちゃうんですね。
障害プラス虐待。
これで自閉症か何かっていうのは、学校だけではだめで、ドクターの診断を受けてやらなくちゃいけないから、そっからやらなくちゃだめですよ。
先生一人でこの子をどうしようっていう、そういう問題じゃないですよ。
ですから、学校の特別支援にちゃんとかけて、その子の生い立ちから、生まれた時はどうだったのか、正常分娩だったのか、どうだったのか。
そして成長過程で何か空白はないのか。
親はちゃんと対応してきたのか。コミュニケーションはどうだったのか。幼稚園の時はどうだったのか。
実態を調べた上で専門機関にもっていかなくちゃだめです。
学校だけで何とかしようっていうんじゃだめです。それは傲慢です。
昨日、私が教育トークラインに書いた、向山先生のテープ起こし。
ですからこれは、ちゃんと調べるっていうのが大事なことなんですね。
もちろん、ほめて、ほめて、ほめまくるっていうのが大事です。
これは自信をもたせる。授業を通して。
こういう子は、たぶんこの子はLDですから、この子は、あの引き出しは開かないけれども、開く引き出しはあるんですから、そこんとこで活躍するような授業をあらかじめ仕組んでやるんです。
そしてその子が活躍したら、うんとほめてやるんです。周りも認めてやるんです。
この子の自尊感情を回復してやるっていうことが大事です。
それをみんなで回復させれば、この子は改善しますよ。
この子は先天的じゃありませんから、おそらくね。
ですから、その自閉的になっている部分ですよ。
これはLDであるが故に、後天的に自閉的になっていると思うからね。
学校全体としてこの子を見つめて、先生は、ほめて、ほめて、ほめて。
自尊感情をきちっと立て直してやることかな、って思いますね。
【回答者 星野裕二】


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