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TOSSランドNo: 6987299 更新:2012年12月31日

子どもに作文を書かせ、発表させ、比較検討する(3)


3 視点について

 視点について、『批評の文法』井関義久(明治図書)を引用する。

 (1)一人称(限定)視点
   話者が作中場面に登場し、作中人物として判断を下したりする。
   一人の人物の目に限定するから、他人の心の中までは語れない。
   <例「吾輩はまだである」>
 (2)三人称限定視点
   話者は作中場面に登場せず、ある特定の人物の立場に限定して、
   その人物の目で物語を判断したりする。
   当人の心の中にだけ立ち入り、他の人物については外から眺めるだけになる。
   <例>「羅生門」
 (3)三人称全知視点
   話者は作中場面に登場せず、すべての作中人物の心の中に自由に出入りする。
   何もかも知っている全知全能の話者である。
   <例>「竹取物語」
 (4)三人称客観視点
   話者は作中場面に登場せず、作中人物たちの言動をえがくだけで、
   だれの心にも触れない。事柄が個人的な考えや感情を抜きにして述べられる。
   <例>「冷血」

 まずは、上記の視点を教師が理解しておく必要がある。
 とくに「一人称と三人称」「全知視点と限定視点」を一言で説明できるようにしておきたい。

  一人称…話者が登場人物の1人に入り込む
  三人称…話者が作中場面に登場しない
  全知視点…すべての登場人物の内心に入り込める
  限定視点…一人の人物だけに入り込む
  客観視点…人物に入り込まず周囲の状況だけを語る

 実際の授業の中では、子どもたちの作文から上記の違いを読み取り、
 子どもたちに違いを発見させるようにしなければならない。
 教師が情報を整理し、局面を限定して問うことで、
 子どもたちが違いを発見し、解釈コードとして身につけることができる。


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