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TOSSランドNo: 6963425 更新:2012年12月31日

いじめの定義


 保護者との面談で、
「先生、うちの子がいじめられていると言うのです。先生から見てどうでしょうか。」
と聞かれたら、なんと答えるだろうか。
「トラブルはあるけれど、いじめとは言えないと思うのですが・・・」
 これでは、保護者の不安は解消されない。また、本当にいじめであったならば問題が深刻化する。
「お子さんがいじめと言うのならばいじめでしょう。」
 このような答えは良いだろうか。子どもの単なる思い違いであったならば、いじめをしたとされた子にとってただごとではない。その保護者の感情を害することにもなる。
 何がいじめであり、何がいじめではないのか、基準が曖昧だからこそブレが生まれる。
 では、どこからがいじめで、どこからがいじめではないのだろうか。

いじめとは何か。定義はどうなっているのだろう。
文部科学省の解釈は次の通り。(平成18年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」)

「いじめ」とは、「当該児童生徒が、一定の人間関係のある者から、心理的・物理的な攻撃を受けたことにより、精神的な苦痛を感じているもの。」とする。

しかし、これでは基準が曖昧で、どこからいじめなのか判別できない。
 「いじめられていると言っているからいじめです。」では、いじめられている子に判断の責任をかぶせているのと同じである。
そこで、いじめの定義を次のようにする。

「いじめ」とは特定の個人に対して一方的に、単数ないし複数の人間が、継続的に、物理的・精神的に攻撃をすること

ポイントは、
 1.一方的である
 2.継続的に攻撃したとき
 3.複数の人間が攻撃したとき
はすべていじめに該当するよう定義づけたことである。
・個人による、特定の個人に対する精神的、肉体的攻撃、つまり1対1の攻撃については「嫌がらせ」とする。
・一方的な嫌がらせが複数人で行われた場合を「いじめ」とする。
・一方的な嫌がらせが継続的に行われた場合を「いじめ」とする。
 これで子どもにも分かりやすい形で説明できる。

 さらに、新しい観点として、インターネットを使った誹謗中傷の問題がある。
 これに以前から学校現場を悩ませるトラブルとしてあった、「靴隠し」「窃盗」「悪口の落書き」
などもセットにして「匿名性の高い嫌がらせ」とし、これもいじめとする。
 よって、子どもには以下のように伝える。

いじめとは、
・繰り返し行ういやがらせ
・何人かで行ういやがらせ
・かくれてこそこそ行ういやがらせ

 ある人が、別の人に悪口をいったり、暴力をふるったりすることを嫌がらせと言います。
 1回きりなら嫌がらせですが、これがしつこく何度も行われると「いじめ」になります。何度も悪口言われたくないでしょ。いやになっちゃう。絶対にいけないよ。
 これがもしも二人より多くなると「いじめ」です。これはとてもひきょうなことだよね。
 それから「くつかくし」「ものぬすみ」「落書き悪口」、やられたことある人いるでしょう。誰がやったかわからなくて、みんなを疑いたくなっちゃう。とっても心がつらくなるんです。このような隠れてこそこそいやがらせするのもいじめです。
 絶対にやってはいけないよ。警察のお世話になることになるからね。

 いじめをきちんと定義すれば、「今あなたがやったことは何?」「いじめです。」と子どもは明確に認識できる。いじめの被害が大きくなる前に、止めることができる。
 また、あらかじめ「ここから先はいじめだからやめておこう」と子ども自らが予防することができる。


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