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TOSSランドNo: 3698308 更新:2012年12月31日

ていねいに書かせる!連絡帳指導


連絡帳指導の大前提

忘れ物が多い。
どんな連絡帳を書いているのかと子どもの連絡帳をのぞき見る。字はぐちゃぐちゃ。キャラクターの入ったメモ帳のようなノートを使っている子ども。下敷きをしいている気配もない。これでは忘れ物も減らないはずだと、むなしく納得する私。連絡帳を書かせっぱなしにしていた私が悪い。じゃあ、どうやったら忘れものが減るの?どう指導したらいいの?そう考えて一つのことに気がついた。
 連絡帳の「連絡」とは何なのか。

 ① 教師 →   子供への連絡
 ② 教師 ←→  保護者の連絡

 連絡帳の書き方指導の目的は、言うまでもなく、①の徹底である。
忘れ物があれば、学力をつけることもできない。
明日の学習の予定を伝え、学習に必要な用具を必ず持ってこさせなくてはならない。そのためには、

ていねいに書かせる

ことが必要だったのである。

連絡帳指導のシステム化

ていねいに書かせるためには、

 指示・作業→評価

 である。このサイクルは他の授業と同様である。

指示・作業

①連絡帳を統一する。

予定黒板と同じ形式のものをまとめて購入する。黒板とノートを同じにして余計な混乱を防ぐためである。
ていねいさを教える。

指示1:

連絡帳がきたない人は書き直しです。
 連絡帳がきたない人は、忘れ物が多い人です。
 忘れ物をすると困るのは自分だけではありません。
 授業が中断するから、皆に迷惑をかけます。
 皆に迷惑をかけないために、連絡帳はていねいに書くのです。

②書き方を教える。

指示2:

先生が書いた通りに書きなさい。

一行には一時間分だけしか書かない。
 ゆったりと見やすくするためである。
 赤文字で書いていれば、赤鉛筆で。
 とにかく、教師の書いた連絡を、そっくりそのまま写させるようにする。 

評価する

指示3:

連絡帳が書けたら、先生の所に持ってきます。
ABCでチェックします。Aは「すごく丁寧!」、
Bは「まあまあ」Cは「やりなおし」です。
Cをもらったら書き直しです。

 最初の一ヶ月は毎日チェック。

ここで妥協してはいけない。ていねいさを定着させるのである。
定着してきたら週に1回程度、不定期でどっきりチェックを実施するようにする。そのチェックでやり直しがあれば、その分は全て書き直しである。子供は、ひそかにその日を楽しみにするようになってくる。Aの評価の子供にはキャラクターのハンコをおすようにしたら「今日、チェックしよう。」と子供が楽しみにするようになり、効果大であった。

 低学年の場合、朝にもチェックが必要である。家庭からの連絡があるのに、提出を忘れてしまう子どもがいるからである。それを防ぐには、「連絡帳ボックス」を教卓に置き、登校したらすぐその中に提出するように指導しておくのだ。こうしておけば、保護者への返事を忘れることもなくなる。

さよならのあとに

連絡帳をいつ書かせるか。
 給食時間に?食べている子供もいれば書いている子供もいる、集中できない。
 はたまたその日暮らしで気のむく時間に?授業時間が減ることもある、問題外。 悩んでいたところへ当時所属していたサークルの河田孝文氏からアドバイスをいただいた。

さよならのあいさつの後に書かせる

目から鱗であった。授業が終わってすぐに、帰りのあいさつをする。その後は、連絡帳に合格をもらって帰りの支度ができた子供から帰宅できるのである。準備が速い子供は待ちくたびれることもなくなり、遅い子供はあせって乱雑になることもない。

お手本は教師

「連絡係」なるものをつくり、明日の予定を子どもに書かせていた。
子どもは黒板に書くのを喜ぶので、人気の係だった。
しかし、誤字や脱字、字が薄くて見えにくいなどの苦情が出てきた。
「連絡帳指導」は「指導」である。子供にまかせてはいけなかったのである。
子どもは黒板の字を写すのだ。お手本は美しく、正しくなければいけない。
字の大きさ、バランスも考え、ていねいに書く。そんなお手本を担うのは他ならぬ教師、なのである。

赤鉛筆を有効利用

連絡帳指導にも赤鉛筆は大活躍だ。

特に連絡したいことを強調できる

例えば、テストの予告、集金や提出物の連絡などは赤鉛筆で書かせる。

忘れ物が多い子供の助けになる

どうしても忘れ物をしてしまう子供がいる。そんなときはその子供にだけ赤鉛筆で書いてあげる。

書くのが遅い子供の手本になる

なかなか書けない子供がいる。赤鉛筆でうすく書いてなぞらせる。なぞるだけなら書ける。きれいになぞれたらほめる。そのうち自分の力で視写できるようになってくる。

 忘れ物をさせず学習させるためにも、最初の連絡帳指導は肝心である。 

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