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TOSSランドNo: 2829222 更新:2012年12月31日

子どもに作文を書かせ、発表させ、比較検討する(1)〜子どもの作文の違いを読み取る教師の目〜


 本実践は、一文目を指定し、さらに主人公を設定することで、「視点」について学習できる授業である。
 子どもに作文を書かせ、それを発表させ、違いを比較することで、
 子どもたちに解釈コードを身につけることができる授業展開になっている。

【1】作文指導:子どもの作文の違いを読み取る教師の目

 2011年12月10日大阪向山塾(教師力向上セミナー)で、向山洋一氏が作文指導の模擬授業を行われた。
 内容は、以下の2つである。
 (1)模擬授業「文章を長く書く」 (2)模擬授業「視点を変えて書く」
 2つの授業の組み立てには、共通点がある。

 子どもに作文を書かせ、発表させ、その内容の違いを取り上げ、授業を組み立てる。

 他の作文指導の多くもその様な組み立てになっている。
 もっと言えば、向山氏の授業そのものが、子どもの意見、考え、発言等をもとに組み立てる授業になっている。
 教師が子どもの発言等の違いを見付け出し、それを子どもたちに気づかせ、
 新しいコードを子どもたちに身につけていくものである。

 本模擬授業では、(2)の授業を追試する。参加者の作文を元に授業を組み立てていく。
 向山氏の授業は、以下の内容だった。(当日の中川のメモによる)

 まりが 坂道を 転げ落ちて 池の ほとりに 止まりました。
 このあと、まりを主人公にして、物語を展開していってください。

  その後、参加者に意見を発表させ、その違いを検討させる授業である。
  先にも述べたように、この授業スタイルは、他の授業でも同様である。
  例えば、次のような実践があげられる。

  (1)文章を長く書く
  (2)作文の書き出し(運動会作文)
  (3)文章虎の巻指導(テニヲハの指導、読点・句読点の指導など)
  (4)「教室の窓をじっと眺めていました。」の二文目を考える。

(1)は、「先生が手をパチンと叩いて、次にパチンと叩くまでの出来事を、できるだけ 長く作文にしなさい。」
 手を叩いて次の手を叩くまでの間は2秒程度である。その一瞬を作文する。
 参加者に発表させ、その違いを検討させる。 

(2)は、運動会の作文の書き出し指導である。まず子どもたちに運動会作文の書き出しを書かせる。
  次に、学級の子どもの書き出しを1人発表する。 
 次に、向山氏が前学級の子どもの作文を読む。前学級の書き出しが圧倒的に良い。
 それが交互に次々繰り返される。子どもたちは、どのような書き出しが良いかを学ぶことができる。

(3)文章虎の巻も、日記等で一人ひとりにコメントで修正するのではない。
 子どもの間違いを全体の場で取り上げ、それを修正させる授業を行う。
 短い時間であるが、子どもの文章の間違いに気づかせ、それを取り上げ修正させる。

(4)も有名な二文目の指導である。子どもたちに考えを書かせ、それを黒板に書き、教師が評定を行う。
 評定を基に子どもたちが新たな解釈コードを手に入れる授業である。
 いずれも、子どもたちの意見、考え、発言、作文等から授業を組み立ている。


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