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TOSSランドNo: 2580728 更新:2012年12月31日

地球物理学と文学の授業


説明1:

九州、熊本。阿蘇山です。阿蘇山ってのはですね、噴火をずっとこうやってるんですね。
西暦500年ぐらいからの記録が残ってるんですね。近年までもしょっちゅう阿蘇って噴火してる。

発問1:

阿蘇山に米塚っていうのがあります。1500年に噴火しています。
どれくらいの期間で、この米塚というのはできたでしょう?
 

説明2:

2時間だと言われています。
どうしてかと言うとね、風が吹いたら、たぶんどちらかにズレてたはずだと言うんです。つまり、風がね、止ってた状態で噴火したから、こういう山になったんだと。きれいにね、そのまま。ほんと対照的でしょ。だから、2時間ぐらいじゃないとそんなことないんだと。阿蘇の気象会。

説明3:

そして、この阿蘇ってのは、多くの文豪達が訪れたんですね。夏目漱石もそうですし、国木田独歩、三好達治、与謝野鉄幹、徳富蘇峰、そして松本清張。これ以外にもたくさんの人たちが訪れてるんです。
阿蘇がどうやって噴火したかというのはですね、記録に残ってるのは最近のことなんですよ。科学技術が発達してからです。それ以前はね、 どういう風に噴火していたか、わかんないわけです。 噴火の様子。地層はわかりますよ。
文豪達が阿蘇に行って、噴火の様子を見て、作品に書いてるわけです。その時のことを。
それを地球物理学の須藤先生は、一冊の本にまとめてるんです。つまり、文学者の人たちが書いた文学で阿蘇山の様子を調べていったんですね。

指示1:

阿蘇山っていう、ちょっと微音読でね、読んでみてください。一部なんですけど、これは。

 阿蘇山       草野心平
北風ふけば もうもうの
煙は南になびいて曲がり
さうした瞬時
青と金との地割れのひだが
凄い喉ちんこまでガアッと見せる

わんわんわんわん がわんわんわん
ごんごんごんごん ごごんごんごん
ううんうんううんうん うんうんうんうん

白い黄色い(     )が次から次と沸きあがり
それらはレースの手鞠にかはり
じゅずなりになって盛り上がる
そして変幻して黒やセピアの煙になり
西からもしも風吹けば
そのもうもうは東に曲がる

発問2:

これは阿蘇山の噴火している時なんです。爆発してる時かな。はい。□の中に入る言葉なんですか。

説明4:

「キャリフラワー」。
この言葉がですね、この後ずっと学会の中で、定説として使われていくようになったんです。地球物理学会の中で、ああいう噴火の様子を「キャリフラワー」っていう表現で表わしていくようになったんです。
これ以来。ですから、この文学者が作った言葉というのが、テレビニュースなんかでも今でも使うんです。
あの噴火したときに、キャリフラワーのような噴火が起りましたっていうふうに使っていくんですね。
つまり、こういうふうにして、地球物理学と文学という全く接点がないものが、実はものすごくおもしろいところで接点があって結ばれているという。これは須藤先生の研究会を一時やってましたので、その時の研究をもとにつくった授業です。


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