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TOSSランドNo: 1220042 更新:2012年12月31日

脂肪をとりすぎるとどうなるの?(高学年)


『からだの学習ミニ保健指導下』:久保昌子・熊井香澄 共著(東山書房)と
『いきいきアイデア教材12か月(月別保健指導10~3月)』:田村通子・小林康子 共著(東山書房)を参考に,
村野 聡氏の実践を修正追試したものである。

時間:朝自習15分間
対象:4~6年生  

ねらい:1 体内での脂肪の働きを知らせる。
      2 スナック菓子をはじめ,子どもたちが日頃よく食べているおやつに含まれる油脂量を知らせる。  
      3 脂肪は摂取しなければならない栄養素であるが,摂りすぎると生活習慣病を引き起こす原因になりうることを知らせる。
      4 おかしの食べ方を考えさせる。

準備物:イラストカード,プリント,小学保健ニュースより「血管断面図」の写真と「動脈硬化が進行していく図」,
      「体の構成成分を示した図」,国民栄養調査より「脂肪摂取量の図」,試験管,ビーカー,食用油,おかしの空き箱・袋,
      トイレットペーパーで作った血管の模型,色画用紙(黄色い色画用紙で油脂分量を表わしたもの)

説明1:

こちらを見てください。

小学保健ニュースより「動脈硬化」になってしまった血管の写真を見せる。

発問1:

何の写真でしょうか?

「えっ?何?脳?」 「あっ,血管かな?」

説明2:

これは,血管の断面図の写真です。
断面図って分かりますか?切り口のことですよ。
実はこの血管は,病気になっています。

発問2:

ここに何かがたまって(コレステロールがたまっている部分を指さす),
血液の通り道がせま~くなっているのですが,
さて,何がたまっているのでしょうか?

「なんだろう?」・・・しばらくして「油!」と出る。

説明3:

そう,「油」です。「脂肪」「脂質」とも言います。

「脂肪」「脂質」と書いたカードを貼る。

説明4:

脂肪はいろいろな食べものに含まれ,摂取しなければならない栄養素の一つです。
体の中では次のような働きをしています。

「イラストカード」を貼りながら説明する。

指示1:

一緒に読みます。
①「栄養をためる」 さんはい!
②「熱を逃がさない」 さんはい!
  冬は特に「寒さを防ぐ」さんはい!
③「ホルモンの原料になる」 さんはい!

説明5:

大きくこの3つの働きをしています。

指示2:

この図を見てください。

体の構成成分の図を提示する。 

説明6:

体の構成としては,およそ水分が60%・脂肪25%・その他15%となっています。

発問3:

体の中で大切な働きをする脂肪ですが,どうしてこの血管は,病気になってしまったのでしょうか?

「摂りすぎだ!」

説明7:

そうです。原因は”摂りすぎ”なのです。

指示3:

こちらを見てください。

国民栄養調査より,「脂肪の摂取量変化の図」を提示する。

説明8:

これは,日本人が一日にとっている「脂肪の量の変化」です。

発問4:

1947年から最近にかけて,どう変化していますか?

 「増えています」「昔は少なかったんだなあ」

説明9:

そうですね。だんだん増えています。
現代の日本人は脂肪を摂る量が増えたので,このような血管の病気にかかる人が増えてきているのです。

初めに出した,「血管の断面図の写真」を見せる。

指示4:

ではこちらを見てください。
これは病気になった血管。
こちらは元気な血管。

 トイレットペーパーで作った,動脈硬化になった血管の模型を見せる。

説明10:

このように血管の壁がふさがって,血液の流れが悪くなり,最終的には血管が破裂してしまうこともあるのです。
人間の体には,全身に血管が通っていますから,もしこれが,心臓や脳の近くの血管だったら,命を落としてしまうこともあるのです。

説明11:

脂肪は体に必要なものですから,上手に摂っていれば問題はありません。
摂りすぎが,良くないのです。
このような病気は,「生活習慣病」と言われ,日頃の食生活に充分気をつけていく必要があります。

発問5:

では,みなさんが一日に摂ってよいとされている脂肪の量は,どのくらいでしょうか?
①10グラム
②60グラム
③100グラム

指示5:

手を挙げてください。
①だと思う人! ②! ③!

説明12:

正解は・・・だいたい”60グラム”とされています。
これぐらいですよ。

ビーカーに入れた60グラムの油量で示す。

説明13:

3度の食事だけで50グラムの脂肪を摂っていると言われますから,
60-50グラムで,残り10グラムですね。

発問6:

みなさんは,食事以外に何を食べますか?

「おやつ」「おかし」

説明14:

おやつですね。
スナック菓子をよく食べる人もいるようですね。
この前,保健室に来た人の中で,「1袋いっきに食べました~」と言っていた人がいました。

発問7:

では問題です。
ポテトチップス1袋にはどのくらいの脂質が含まれているのでしょうか?
①10グラム
②20グラム
③30グラム

スナック菓子の空き袋を提示する。

指示6:

手を挙げてください。
①の10グラムだと思う人! ②の20グラム! ③の30グラム!

説明15:

答えは,これ1袋で30グラム以上あります。
これには31.4グラムと書いてあります。

試験管に入れた30グラムの油量で示す。

発問8:

これぐらいの量ですが,飲みたい人いますか?

 「え~気持ち悪い」「いやだ~」

説明16:

「え~」っと言ってますが,だ~って1袋食べてしまえば,このくらいとって いることになるんですよ。

説明17:

おやつで摂れるのは,だいたい10グラムまでですから,30グラムは摂りすぎですね。

試験管に入れた10グラムと30グラムの油量で示す。

説明18:

では,他のおやつにはどのくらいの脂質が含まれているのか見てみましょう。
牛乳1本,200ミリリットルには,脂肪7.2グラムが含まれます。
これを基準に,果物や他のおやつが多いか少ないか,考えてみましょう。

指示7:

食べ物カードを黒板に貼ってもらいます。誰かやってくれる人!
はい,前にどうぞ!

バナナ・りんごなどの果物や,アイス クリーム,ポテトチップスなどの食べ物カードを貼る。

説明19:

全部貼れました。
ではみんなで確認していきましょう。

一つひとつ,イラストカードで確認する。

発問9:

みなさんが日頃食べているおやつには,どれくらいの脂質が含まれているの か,わかりましたか?

説明20:

ポテトチップスなんて,1袋一気に食べてしまったら,30グラム以上です から,かなり摂りすぎなんですね。

黄色い用紙で,油量を示した図を貼る。

説明21:

脂肪は,体の中で大切な働きをしていますが,このように高脂肪のおやつを頻繁に食べていると,病気になる恐れがあります。

指示8:

この図を見てください。

動脈硬化へと進行していく図を提示する。

説明22:

急には病気になりません。
みなさんの血管は今,このように元気なはずです。
しかし,食生活が乱れてくると・・・このようにどんどん血管が病気になってしまいます。

発問10:

脂質は,三度の食事で充分摂れるわけですから,摂りすぎないためには,何に注意すればいいですか?

「おやつ」

説明23:

そう,脂質の多いおかしを食べるときには,充分注意するということですね。
血管に脂肪がたまるこの病気(写真を見せながら)は,以前は大人がかかる病気と言われていましたが,
今では,子どもにもみられるそうです。

発問11:

ここにおかしの空き箱・袋があります。
「脂質」というところには何グラム と書いてありますか? 
チョコレートは? さんはい!
おせんべいは? さんはい!

数名に見せ,言ってもらう。

説明24:

おやつで摂っていい脂質の量は,だいたい10グラムですから,
食べるときには,表示を見て,食べ過ぎないように気をつけるといいですね。
「脂質」と書いてあるところです。
これからは,見てくださいね。


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