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TOSSランドNo: 4528710 更新:2012年12月30日

向山型「再現する社会科」で環境問題と公害問題を授業する 第18時


第18時 環境問題と公害問題の違い-1時間

指示1:

次の表をノートにうつしなさい。 君たちはミニ定規を使います。

板書したのは次の表である。

_________

空白部分は、その都度記入し、授業の終わりには完成させるようにした。地域については学習済みである。

発問1:

Fくんがたてた仮説に次のようなものがありました。「環境問題であれば、誰かがやったのである。」 この「誰か」にはあなたたちは入るのですか、入らないのですか。 ノートに書きなさい。

結果は、38人全員が入るを選んだ。

説明1:

入るのですね。環境問題の加害者(責任をとらなければならない人)は全員なのです。(板書する。)例えば、酸性雨。車にのっている人、車を利用している人も全員加害者であるということです。
公害問題は、どうでしょうか。(表を見せ、原因企業の欄を読みあげた。)原因は、はっきりしています。加害者は全員ではありません 君たちはこの中に入っていますか。(「入っていない。」という声。特定できると板書する。)

発問2:

環境問題の被害者の中に、君たちは入りますか。入りませんか。

入る-23人  入らない-15人

説明2:

生活するために、石油や石炭を燃やします。大気中にガス(窒素酸化物や硫黄酸化物)が広がります。酸性雨が降って林をからしたり、銅像や建物をだめにしたりします。被害者には、みんなも入っているわけです。(全員と板書する。)公害問題はどうでしょうか。(先ほどの資料「四大公害」の症状を読む。)全員は、入っていませんね。(特定できると板書する。)

説明3:

もう一つは、解決方法です。 前の時間の最後に、Yさんが「環境問題であれば、これを防がなければならない」という仮説をたてました。 例えば、公害問題なら解決方法はわかります。原因の企業の営業をやめればいいのです。

発問3:

環境問題はどうでしょうか。環境問題に解決方法がある、解決方法がないのどちらでしょうか。理由も書きなさい。

解決方法がある 33人→32人  解決方法がない 5人→6人
(解決方法がない派の理由)
T-オゾン層がつぶされている。 K-冷蔵庫がなければ、物をおいておくことができない。冷蔵庫を使うとフロンガスがでる。 N-オゾン層は、今もつぶされているから、もうおそいと思う。 T-解決していこうと思うと、人類は生活ができなくなる。 U-酸性雨は空からふってきて防げない。 K-(ある→ないに変更)フロンガスは、15年ぐらいしてからオゾンの所までいって破壊し始める。今どれだけがんばっても、15年前に出たフロンからオゾン層は防げない。
(解決方法がある派)
O-木を切ったり、車の燃料を天然ガスにしたらいい。 F-排気ガスが出る車をやめる。石油・石炭を消費しない。 Y-オゾン層の破壊だったら、フロンガスを使わない。 T-自動車を使わなければいい。 O-オゾン層の破壊はフロンを使わなければいい。使わなくなっても、10年から15年ほどかからないと思う。 S-ごみなどの被害だと、人間があまりごみだとかを使わずに、無駄遣いをしない。 S-木を切らなければよい。 O-人間が車に乗らなければよい。 S-木を切ったり、車を電気自動車にすればいい。 K-オゾン層の破壊はフロンが原因だから、フロンの消費を減らせばいい。 N-(解決方法がないだけど、あるに反対)天然ガス自動車を作ろうと思っても電気がいる。二酸化炭素も出る。
まだ、意見を言いたそうな人がいたが、ここは一人で終わることにした。

説明4:

黒板を向きなさい。 地球、その中にいる自然と私たち人間の関係をわかりやすく書いてみます。(板書しながら、説明する。)「自然」の中から、私たちは人間に必要なものを取り出して役立てています。これを「資源」といいます。 資源から役立つものを作り出して、私たちの生活に役立てます。 これが「製品」です。しかし、製品を作り出したときに一緒にある物が出ます。 (「ごみ。」という声。)あるいは、この製品を私たち人間が使い終わるとあるものになります。 では、ここに入る言葉は何でしょうか。全員で言ってみましょう。 (ほとんどの子が、「ごみ」と答えた。板書する。)
自然の中から資源をとりだし、それを製品にします。作るときにごみ がでます。使い終わった後にも、ごみがでます。でも、これが自然に戻っていれば何も問題はないのです。これが、ぐ るぐるまわっていれば問題がないのです。 ぐるぐるまわることを「サイクル」といいます。日本語では「循環」 です。 でも、今はこれがどこかでどこかでプッツンしているのです。

指示2:

では、この図をノートに写して下さい。 写しながら、プッツンしているところに☓を書きなさい。書いている途中ですが、誰かプッツンしているところに☓を書いてください。

K君が「ごみ」と「自然」の間に×を書いた。ほとんどの子が同じだった。

説明5:

ここでサイクルがプッツンして、先にいかないのですね。 これを助けようとして、ここにもう一本道を作っています。 これを普通に言うと何といいますか。(再生、リサイクル) リサイクルの道は太いのですか。細いのですか。(細い)) 細いのですね。ほんのちょっとなのです。

発問4:

実はプッツンしているところがもう一カ所あるんです。どこでしょうか。

S君が「自然」から「資源」と答えた。

説明6:

「自然」の中から「資源」を作り出すことが、とっても少なくなってきたのです。 このサイクルがぐるぐる回っていれば、何も問題はありません。でも今は回っていないのです。 現在、これは解決できないのです。 リサイクルのように、細い道はあるのだけれど、少し長生きできるだけ解決にはなりません。 解決しないとどうなるのか。生物がいなくなる。人間がいなくなるのですね。だから、環境問題は大問題なのです。公害問題とは違うのです。

説明7:

世界中の人たちが環境問題を解決する方法を見つけようと一生懸命努力しています。 いくつかそれを解決する方法がでています。 その一つがこれです。(写真を見せる)EM(有用微生物群)です。(板書する)
土の中には、微生物が住んでいます。微生物は超能力をもっています。1ヶ月たつと、微生物はソーセージを土に返してくれます。 EMを植物にかけると、土の中をとってもきれいにしてくれます。こんなにいっぱいプチトマトができましたね。水道管です。きれいにしても、すぐこのように汚くなります。私たちはこんな状態の水を飲んでいます。こんなのも全部きれいにしてくれます。 沖縄の図書館では、おトイレに浄化槽を作りました。1週間ぐらいでトイレの水を飲み水と同じ状態にしました。水道の水と池の水に、EMを混ぜておいたものです。1か月、2か月そのままにしておいて、8ヶ月後に水がこうなりました。こんなに汚なかった水がきれいな水になったのです。琵琶湖や印旛沼でも使われています。
今まで人間は、人間だけで何でもできると考えてきました。しかし、地球上には人間だけが生きているのではありません。 植物がいます。動物がいます。目には見えないけれども、たくさんの微生物がいます。 そうしたたくさんの生物が協力し合って、地球の上で生きているのです。人間だけじゃなくて全てが集まってはじめて地球なのです。
環境問題は公害問題とは違います。解決方法は今のところありません。 みんなが努力して、自然と人間とが仲良くして何とか環境問題を解決することを願っています。

指示3:

この授業で学んだことをノートに書きなさい。


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