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TOSSランドNo: 9189291 更新:2012年12月30日

卒業前「狼に育てられた少女」で家族に感謝


 『小学校6年教え方の基礎基本小事典』藤倉欣浩氏の修正追試。
 染谷幸二氏「生徒が書く感謝の手紙で学級を閉じる」,川神正輝氏「感謝の手紙」も参考にした。

 板書  蛙

 すぐに「かえる!」と答える子。
 出てこなければ何と読むか予想させても面白い。

 板書  蛙の子は蛙

 「どういう意味でしょう」と聞く前からもう意味を言い始める。
 蛙の子はおたまじゃくしだが,成長すれば必ず蛙になるという意味である。

 板書  人の子は人

発問1:

「人の子は人」と言えるでしょうか。

 言えるという子多数。
 ここまではさらっと扱う。

発問2:

これは何を写した写真でしょうか。

  写真を見せる。ちらっと見せたらすぐに消す。
 「先生,もう1回!」
 またちらっと見せる。
 全員が集中してみようとする。

 ・男の子
 ・動物のまねをしている子
 ・弟をかばっている子

 「惜しい。弟じゃないんだ。これは女の子です。」

 板書  アマラ
     カマラ

発問3:

名前はアマラ,カマラと言います。
アマラとカマラ,二人は普通の人とは少し違ったんです。 何が違ったのでしょう。

 ・障害を持っていた。
 ・歩けなかった。
 ・二人で一つの体だった。
 ・自分を動物だと思っていた。

 「正解!」
 みんな「え!」という顔。
 「二人は自分のことをこう思っていたのです。」

 板書  アマラ  狼
     カマラ

 ここから全員の目が釘付けになっていった。
 すごい集中力だった。
 アマラとカマラのことについて話をする。

説明1:

二人とも生まれてからすぐに狼に拾われて育てられました。
二人が発見されたのは,アマラが1歳半,カマラが8歳ぐらいの時でした。
立って歩くことはもちろんできません。狼と同じように四つん這いで歩いていました。
食事も狼と同じものを食べ,食べ方も狼と同じでした。
もちろん,人間の言葉を話すこともできませんでした。
昼は眠って夜に活動していました。
人間の社会に戻って,アマラとカマラは歩く訓練をしました。
少しは立って歩けるようになりました。
しかし,四つん這いになってしまうときがありました。
驚いたり急いだりするときです。
また,言葉も教えられましたが,簡単な言葉を少ししか覚えられなかったそうです。
人間社会に慣れることなく,アマラは17歳で,カマラは9歳で亡くなった。

 この説明部分は長い。
 覚えることよりも,要点をつかんで,しっかり子どもたちを見ながら話す方がいい。

発問4:

アマラとカマラは人にはなれませんでした。 どうしてアマラとカマラは人になれなかったのでしょうか。

  ・狼に育てられたから
  ・狼を親だと思っていたから

説明2:

アマラとカマラは狼になる勉強はしました。
でも,人間になる勉強はしなかった。できなかったんです。
だから人にはなれませんでした。

発問5:

『人になるための勉強』にはどんなものがありますか。

 ノートに書かせ,書けた子から板書させる。
 ・言葉を覚える。
 ・食べる,飲む。
 ・歩く

 最初は,この程度のことしか出てこなかったので,さらに書かせる。
 ・電話のかけ方
 ・トイレの仕方
 ・愛
 ・お金を拾ったら交番に届ける
 ・プラス思考

 今度はいろいろ出てきた。
 一つずつ読んでいく。

説明3:

たくさんのことをみんなは勉強してきたんですね。
でも,忘れないでください。
これらのことはみんなが一人でできるようになったわけではありません。
お父さん,お母さんをはじめ,多くの人のおかげなんです。
あと20日あまりで卒業します。
約12年間,みんなのことを育ててくれた家族に
感謝することを忘れないでください。

 実際にはできなかったが,この後,家族に宛てて手紙を書かせたい。

指示1:

今から,「感謝の手紙」を書いてもらいます。
家族の誰かに宛てて書いてください。
「12年間ありがとう」「○○のときありがとう」
どんな書き方でも構いません。
心を込めて書いてください。
この手紙は卒業式の日に受付でみなさんの家の方にお渡しします。


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