TOSSランド

コンテンツ登録数
(2018/04/21 現在)

21489
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 1220006 更新:2012年12月30日

タバコは全身病


小学校5年以上/体育・健康/
          タバコは全身病(45分)  
 原実践は、上木信弘。6年・体育。タバコは体に害があること、しかも、喫煙の開始時期が若ければ若いほど、害が深刻になることを理解することである。アメリカのポスタ-、グラフ、実験などを通して、タバコの害について理解することができる。

Gaikotu1

絵③は、「ニュ-トン別冊 人体の不思議」(教育社)181頁に掲載されていた絵の略図である。絵①②は、それをもとに私が作成したものである。実際に授業をする場合は、絵③は上述の本に掲載されているものを使っていただきたい。迫力が全然違う。 

発問1:

(絵①を見せた。)この女の子は、何をしようとしていますか。

・ 女の子がタバコを吸おうとしている。

発問2:

これは、アメリカのポスタ-の一部分を切り取ったものです。少女が火をつけてもらってタバコを吸おうとしています。では、火を付けようとしているのは誰だと思いますか。

大人、友達、上級生、不良などが発表された。その時にわけも尋ねた。
 正解が出そうもなかったので、「4文字で、一番最初に『ガ』のがつく。」とヒントを出した。すぐに「ガイコツ」と発表された。
 

発問3:

(絵②を見せた。)実は、この絵の周りには、ある風景が描かれています。どんな風景が描かれているでしょう?ノ-トに書きなさい。

3分後に発表させ、わけも聞いた。
・ 地獄…タバコを吸うと地獄みたいに苦しいから、火が燃えている地獄が描かれていると思う。
・ 荒れ果てた土地…タバコを吸うと体の中が悪くなるし、そのような体を表すために、 荒れ果てた土地が描かれていると思う。
・ 暗闇の地獄…タバコは健康に良くないので、そのことを暗闇の地獄で表した。
 その他に、墓場、夜の町、暗闇、理科準備室が発表された。

発問4:

黙って、絵③を見せた。「ウワ-」と言っていた。
 ポスタ-には、メッセ-ジがありますね。このポスタ-は、みんなに何を訴えているのでしょう?ノ-トに書きなさい。

ノ-トに書けた子から見せに来させ、◎をつけ、黒板に書かせた。
・ タバコを吸うとガンなどになり、墓場まで行ってしまうからそうならないように訴え ている。
・ タバコを吸うと、体の中に悪いものが入り込むということ。
・ タバコを吸うとガイコツみたいにボロボロになり、病気になってしまうということを 言っている。など

説明1:

タバコを吸うと体に良くない、病気にかかりやすいという意見がありましたね。それは本当なのでしょうか。

ここで、喫煙開始年齢と肺ガンで死んだ人の割合を紹介した。
 ちなみに、タバコを吸わない人で肺ガンで死んだ人の割合を1.0とすると、35歳以上で吸い始めた人は1.5倍、25歳から29歳で吸い始めた人は3.9倍、15歳から19歳で吸い始めた人は5.7倍になる。
 肺ガンになる確率が高くなっていたので、子どもたちは驚いていた。

 次に、下のプリントを分けた。

Jintai11

発問5:

タバコを吸うと病気になる、と発表されていましたね。では、タバコを吸うと、体のどの部分が悪くなるのでしょう。悪くなると思うところに、赤で色を付けなさい。

3分後に、6人の子の考えを黒板に貼らせ、どこが悪くなるか発表させた。

 おかしい意見はないか、短い討論をした。
 その後、タバコを吸い続けると、タバコを吸わない人に比べ、どの部分が病気にかかりやすくなるか示した資料を分けた。(このような資料は、養護教諭が持っているので、尋ねて下さい)。
 病名を言わせて、どんな症状が出るかを説明し、人体絵にその悪くなる部分を赤チョ-クで色を付けていった。
 赤色が増えていくごとに、子どもたちは驚いていた。大部分が真っ赤になった後、さらに次のように説明した。

説明2:

病気になる可能性があるのは、これだけではないのです。
 人間は空気を吸いますね。その空気の中から酸素を取り入れます。肺というところで取り入れます。肺から血液の中に酸素が入るのです。血管は体中、至る所にあるので、酸素は体全体に回ります。体を回っているうちに、酸素の多くは使われて、二酸化炭素になります。それを肺で酸素の交換の時に、外へ出されるのです。
 つまり、吸ってはいての時に、肺で酸素と二酸化炭素の交換が行われているのです。
 ところが、タバコを吸うと、次のようなことが起きるのです。

Gaikotu21

ここで実験道具を出した。管の先が口、管が気管、フラスコが肺、液が血液であることを説明した。
 そして、管の先にタバコ(子どもの目の前でフィルタ-を切った)をつけ、ポンプを動かして吸わせた。
 すると、煙がフラスコの中に充満した。周りにも煙が少し広がった。子どもたちは、「ウワ-、すごい。」「この煙がひどいんや。」などとと言っていた。
 煙の入ったフラスコをふると、液の部分が少し黄色くなった。事前に20本吸わせた場合の液も見せた(濃い黄色になっている)。

説明3:

つまり、タバコを吸うと、その煙は肺に入りますね。すると、何と、肺のところで、そのタバコの煙の毒も血液の中に入っちゃうのです。透明な液が黄色の液になったように、血液の中に入ってしまうのです。血液は体中に行くので、タバコの毒も体の隅々まで行ってしまうのです。それにタバコを吸うと血管が細くなって、血液が流れにくくなってしまうのです。
 結果、タバコを吸うことが癖になってしまうと、(真っ赤な人体図を見せて)体のいろんな所で病気になる可能性があるのです。だから、タバコは別名、全身が病気になる可能性があるので、「全身病」と言われるのです。
 みんなのような子どもの時、中学生でもそうですが、大人になっていない時にタバコを吸い始めて癖になってしまうとね、体が大人になっていないので、タバコの毒がさらに侵入してしまうのです。
 だから、若い時から吸い始めると、体の隅々で病気が起こる可能性が高くなってしまうのです。

子どもたちはシ-ンとなって聞いていた。
 最後に、「学習のまとめ」を書かせて授業を終えた。授業が終わると、「タバコの煙を吸っただけでも吸ったことになるのですか?」、「なぜ、タバコがつくられたのですか?」などと私に尋ねてきた。私は、「次の時間にその授業をします。」と言った。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド