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TOSSランドNo: 2210340 更新:2012年12月30日

15分で行なう「ヒロシマ」の授業


平和授業の一つに,ヒロシマの授業がある。戦争の悲惨さだけを伝えるような平和授業にはしたくない。そこで「そんな時代に生まれなくてよかった」という感想にならないための授業を組み込んでみた。

指示1:

今日は、8月6日です。「ヒロシマ」という言葉で思いつくことをノートにできるだけたくさん書いて御覧なさい。 

毎年平和教育をしているにも関わらず、出てきた言葉は「原爆」「原爆ドーム」「折鶴」の3つだけだった。
 原実践では次の指示で「この中で自分にとって大切だというものを3つノートに書きなさい。」「それでは日本の人々、世界中の人々にとって、広島について大事なことは何だと思いますか。1つだけ選んでノートにその言葉を書きなさい。」となるが、全員から出た言葉が、たった3つだったため、上記の指示・発問はカットした。

指示2:

原爆に関係がある言葉ばかりですね。ではなぜ、「ヒロシマ」だけがこんなに有名なのですか?戦争なら他にもたくさんあったのにね。
ノートに理由を書いて御覧なさい。 

・原爆が落ちたから。
・たくさん人が死んだから。
・被害が大きかったから。

発問1:

ヒロシマでは何人の人が死んだのですか。 

・20万人

発問2:

たくさんの人が亡くなったのですね。
では、日本で唯一地上戦があった沖縄戦ですが、沖縄戦のことを知っている人? 

・知っていたのは31人中、5人だった。

発問3:

では、この沖縄戦では何人くらいの人が死んだと思いますか? 

・2ヶ月の間に20万人以上の人が亡くなっている。

発問4:

ヒロシマと同じ20万人の人が亡くなっているけど、知っている人は少なかったね。どうしてヒロシマの方がこんなにも有名になったのでしょうか。 

・原実践では、東京大空襲や、ソ連での被害についても説明を入れているが、ここは、時間の関係上と、沖縄戦がほぼ同じ人数くらいなので、二つを比較させることにしたため割愛した。
※しかし,やはり簡単に亡くなった方の数程度は話せばよかった。
・「一瞬、多くの死、今も苦しんでいる」の3つを板書した。

説明1:

ヒロシマが有名になったのは、「一瞬、多くの死」そして一番大事な忘れてはならないのが「今も苦しんでいる」・・・・この3つのことがあるからなのです。 

・子供たちから「ああ、そうか・・・」とため息にも似た言葉が漏れていた。

発問5:

今まで話してきたのは過去のことだね。では話題を現代に移します。現在の核兵器は、ヒロシマに落とされた原爆よりもっと威力があります。1発で100Mトンです。100Mトンとは1億トンの重さです。1トンは1000kgです。日本の人口が約1億人として、1億人一人一人に1トン、すなわち、1000kgのものが落ちてくると考えたらよいです。
そんな爆弾が日本に落ちると、九州地方くらいがいっぺんになくなります。
では、地球の裏側から日本めがけてロケットでこの爆弾を発射したとします。どのくらいの時間で日本に落ちるでしょうか。 

・1時間
・1分
 当てずっぽうに答えていた。

説明2:

30分で日本に飛んで来ます。30分です。どこへ逃げますか?逃げても無駄ですね。 

・アメリカはもっと近いから、もっと早く飛んで来るんじゃない?と何人かの子供たちが言っていた。

説明3:

そうですね。アメリカはもっと早いでしょうね。しかも、こんな爆弾を積んだ潜水艦が日本の周りをうろちょろしているのです。30分どころか、2,3分で飛んでくるかもしれません。こんな爆弾をアメリカやロシアは何発くらい持っていると思いますか。・・・・・・(ちょっと考えさせる)3000発も持っているのです。

・教室が一瞬にして波を打ったように静かになった。

指示3:

今の自分たちができること、どんなに小さなことでもいいから考えてみましょう。今日の授業の感想と一緒に書いてください。 


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