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TOSSランドNo: 1469031 更新:2012年12月30日

「おむすびころりん」実践記録


全5時間の単元。

音読を中心にしながら、発問を織り交ぜ、読解も行った。

音読は、追い読み、交代読み、リレー読みなど、いろいろな読み方で、楽しく音読する。
指名なし音読にも少しだけ挑戦させた。
2学期以降の学習につなげる。

そして、発問をもとに簡単な読解を行った。

問いに対して自分の考えをもつこと、
文章を根拠にすること、
意見を発表することに慣れさせていく。

できたことを褒め、自信を付けさせていく。

以下、各時間にした発問である。

1時間目にした発問

《1ページ目》

発問1:

このおじいさんは、働き者ですか。そうではないですか。

ほとんどの子が、働き者だと言う。
その根拠を尋ねる。

 →「やまのはたけをたがやして」
   「おなかがすいたおじいさん」

説明1:

お腹がすくくらい、一生懸命働くおじいさんなんだね。

文章から証拠を見付けることができたことを褒める。

《2ページ目》

発問2:

このページに、かぎ括弧が付けられるところ、台詞のところがあります。どこですか。

→まて まて まて

発問3:

「まて まて まて」の三つの「まて」は、どこを強く読んだらよいですか。

3つとも試させる。
だんだん強く読む(昇調)がよい。

2時間目にした発問

《3ページ目》

発問4:

最初の「おむすび ころりん すっとんとん」「おむすび ころりん すっとんとん」は、 大きく読んだ方がいいですか。小さく読んだ方がいいですか。

 ・大きく読んだ方がよい ・・・ 24名
 ・小さく読んだ方がよい ・・・  2名

別の年度の1年生にこの発問をしたときには、「小さく読んだ方がよい」に手を挙げた子が圧倒的に多かったが、
この年度の1年生は、逆であった。
「みみを あてたら きこえたよ。」
の記述があるので、小さく読んだ方がよい。
「小さい派」の子に、根拠を挙げて指摘してもらった。

発問5:

2回目の「おむすび ころりん すっとんとん」「おむすび ころりん すっとんとん」は、大きく読んだ方がいいですか。小さく読んだ方がいいですか。

 ・大きく読んだ方がよい ・・・ 13名
 ・小さく読んだ方がよい ・・・ 13名

ここでは、根拠を聞かずに進めた。

《4ページ目》

発問6:

3回目の「おむすび ころりん すっとんとん」「おむすび ころりん すっとんとん」は、 大きく読んだ方がいいですか。小さく読んだ方がいいですか。

 ・大きく読んだ方がよい ・・・ 14名
 ・小さく読んだ方がよい ・・・ 12名

子どもたちに、その根拠を尋ねた。

【大きい派】

 ・踊っているおじいさんにも聞こえているから。
 ・おじいさんも一緒に歌っているから。
 ・おじいさんは、おにぎりを転がしていないから。(挿絵より)

【小さい派】

 ・ねずみの歌だから。
 ・穴の中だから。
 ・最初の歌も小さいから。

どちらも根拠を言えるのが素晴らしいと褒めた。
その上で、両方試してみると、大きく読んだ方がよいというのが多数であった。

3時間目にした発問

ここから、ノートを活用した。

《5ページ目》

発問7:

おじいさんは、わざと穴に入ったのですか。それともうっかり入ってしまったのですか。

ノートに書きなさいと指示。

 A わざと  ・・・ 25名
 B うっかり ・・・  1名

その証拠を見つけさせ、ノートに書かせる。
「証拠を見つけるのが上手な子は、国語が得意な子です」と励ます。
「あしをすべらせて」が根拠で、「うっかり」である。

4時間目にした発問

発問8:

ねずみは、喜んでいますか。

喜んでいると考える人は「よろこんでいる」、喜んでいないと考える人は「よろこんでいない」とノートに書きなさいと指示。
全員「よろこんでいる」と答える。その証拠を見つけさせる。
ノートに理由を書かせる。理由は、一つではない。
複数見つけられた子を特に、褒めていく。

   ・「ありがとう」と言っているから。
   ・ごちそうをあげているから。
   ・おどりを見せているから。
   ・お礼にこづちを上げているから。

《7ページ目》

発問9:

おじいさんとおばあさんは、宝物を出そうと思ってこづちを振ったのですか。

「だそうとおもった」か「ぐうぜん」とノートに書きなさいと指示。

 A だそうとおもった ・・・  6名
 B ぐうぜん     ・・・ 20名

同様に、根拠を書かせる。
「するとどうしたことだろう」「あれ あれ あれ」が根拠で、「ぐうぜん」である。

5時間目にした発問

発問10:

おじいさんとおばあさんは、どんな人だったから、幸せになったのですか。

ノートに理由を書かせた。

  A はたらきもの     13名
 B やさしい人       8名
 C いつもげんきな人    1名
 D いつもわらっている人  4名

4つの意見が出た。いずれも褒めたあとに、次のように指示をした。

「どうしてそう思ったのか、理由を書いてください。」

根拠を書く練習である。

理由が書けた子は、ノートを教師のところへ持ってこさせた。
赤鉛筆で○を付け、書けていることを力強く褒める。
そして、友達の意見を見せてもらったり、発表の練習をさせたりした。

その後、指名なし発表をさせた。
教師が指名しなくても、子どもたちが次々に立って発言していく方法である。
1学期の1年生なので、当然上手くできない。
しかし、褒めて励ましながら、少しずつ慣れさせていく。
だんだんできるようになる。

子どもたちからは、次のような意見が出た。

 A → おなかがすくくらい、はたけをたがやしたから。
 B → ねずみにおにぎりをあげたから。
 C → おどっているから。
 D → おじいさんの絵がにこにこしているから。

最後に、教師の考えを述べた。
子どもたちの見方を広げるためである。

「先生は、おもしろいことが好きな人だから、幸せになったと考えました。」
「なぜなら、ねずみのうたをおもしろがるような人じゃないと、
 おむすびを転がさないし、ねずみたちとも会えないからです。」

この単元で経験したような「意見を書く」「根拠を見付ける」ことは、2学期以降の学習につながっていく。

言語活動を積み重ね、言語能力を付けていくこと。
そのような意識をもって、授業を行った。


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