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TOSSランドNo: 7717055 更新:2012年12月30日

「生きてます、15歳」


 『生きています、15歳。』の巻頭カラーページの写真を提示する。
 「点字ブロックの上を歩く、白い杖を持った制服を着た少女」が写っている。

指示1:

この写真を見て、わかったこと・気がついたこと・感じたこと・考えたことを、授業プリントに書きなさい。
時間は3分間です。

 女子高校生だと思う。白い杖を持っている。この人は目が見えない。点字タイルの上を歩いている。制服を着ている。
 黄色いブロックの上を歩いている。後ろに電車がある。駅にいる。・・・

  黒板に大きく、「井上美由紀さん 福岡県立福岡盲高等学校1年生」と書く。 
  盲高等学校とは、目が見えない人が進学する高校であることを補足した。 
  『生きています、15歳。』の本を提示し、「500gで生まれた全盲の女の子」という部分を指した。

発問1:

みなさん、自分が何gで生まれてきたか知っていますか。

 ちょうど参観日だったので、お家の方にも聞いてみた。
 その後、男子の平均は3000g・女子の平均は2800gぐらいであること告げた。

発問2:

みなさんは、どれぐらいお母さんのお腹の中にいたと思いますか?

 子どもたちの中には自分のお母さんに聞いている子もいたので、これも答えてもらった。
 だいたい40週間であることを伝えた。

説明1:

美由紀さんは、24週で生まれました。
普通の人の約半分です。ですから、体重が500gしかなかったのです。
500gとは、皆さんが来ているジャージの上着と同じ重さです。

説明2:

生まれた時、美由紀さんの頭の大きさは「卵ぐらい」でした。
身長は、皆さんの筆入れにある「ボールペン」くらいでした。
ちなみに、先生の息子は47.5cmで生まれました。
太股は「大人の小指」、五本の指は「ツマヨウジ」だったそうです。
初めて飲んだミルクは、たった1ccでした。
これは、スポイト1滴です。
美由紀さんは、7か月の入院しました。
1800gになった1985年4月4日に退院しました。
それでも、普通の赤ちゃんの半分ぐらいしかありませんでした。
生後5か月の検査で、美由紀さんの目に障害があることがわかりました。

 ここで自分の話をした。未熟児で生まれてきたこと。その後一ヶ月入院していたことなど。

説明3:

普通の大きさで生まれるだけでも、大変なのです。
美由紀さんは超未熟児で生まれました。
目が十分に発達しないまま生まれてきたのです。

説明4:

お母さんは、美由紀さんを厳しく育てたそうです。
目が見えないことをハンディに感じないように、あらゆる物をさわらせて、その感覚で物事を教えていきました。
部屋に野菜を置き、「これは大根」「これはキャベツ」とゲーム感覚で1つ1つ丁寧に、根気強く教えていきました。
その結果、100本あるカセットテープの中からお気に入りの1本を、あっという間に見つける力を身につけました。

 ここで、元気のいい男子1人を指名した。
 黒板の前に立たせ、タオルで目かくしをした。
 教室後方のロッカーから自分の鞄を取り、自分の席に戻って座るように言った。
 思ったよりもスムーズに鞄をとってくることができたが、それまでにあちこちで机にぶつかったりもした。

説明5:

上手に鞄をとってくることができましたね。
ただ、取って帰ってくるまでにあちこちにぶつかったりしました。
目が見えない中でふだんの生活をするのは難しいものです。

説明6:

目が見えない美由紀さんを、お母さんはどんな気持ちで育てたと思いますか。
お母さんが美由紀さんに書いた手紙を紹介します。

 『生きています、15歳。』の212ページにあるエピローグを配り、読んだ。

説明7:

美由紀さんは、昨年、全国盲学校弁論大会で優勝しました。
その時の原稿を、先生が読み上げます。

 『生きています、15歳。』の216ページにある「母の涙」を配り、読んだ。

指示2:

今日の授業の感想を書きなさい。


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