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TOSSランドNo: 4956953 更新:2012年12月30日

酒井式昔話の絵「猫谷(ねこだん)」


第1幕 ラフスケッチをする(45分) 

昔話の読み聞かせをして、簡単に情景の説明をする。(「猫谷」のお話は一番下)
話の最後に猫たちがいなくなったのは、死に際を隠す猫の習性であることを教えるとよい。

猫が手ぬぐいを持って踊るところを描くことを伝える。
実際に手ぬぐいを子どもに持たせて、手拍子に合わせて踊らせると、いろいろな動きが出てきて描く時に役立つ。

B4のわら半紙を8分の1程度の大きさに切ったものを配り、踊っている猫のラフスケッチをさせる。
お話の中では「ほほかむりをして」とあるが、手ぬぐいは頭の上にのせても手に持って振ってもよいことにする。
1枚描けたら持ってこさせて、「前足の動きがよい」などとほめて、「今度は体も曲げてみよう」などとアドバイスをするとよい。
3匹の猫が出てくるので、最低3枚は描かせたい。
たくさん描ける子は、描いた中から動きのよいものを次の時間に使うようにする。

Image1

「猫谷(ねこだん)」 福井県越前市(旧武生市)に伝わる昔話

「武生むかしむかし」(武生婦人ボランティア民話グループ著)より上木が抜粋

猫谷という谷があっての、そこに伝わる不思議な話じゃ。
むかし、白山村(しらやまむら)の三軒の家に1匹ずつ、3匹の又猫がおったそうな。又猫とはの、年をとって働けなくなった猫のことやそうな。
又猫たちは、いつも家の中の一番あったかい所で昼寝をしてたんやと。
ほやから、三軒の家のもんは寄るといつも、「うちの猫はちっとも夜遊びもせん。おとなしいもんや」「うちもや」と話し合っていたそうな。
ある時、嫁さんが、いろりの手すりに掛けてある手ぬぐいがびっしょりぬれているのに気がついたんやと。それが毎日続くようになったんで、ある晩遅うまで見張っていたんやと。
すると、家の又猫が手ぬぐいをくわえてこっそり外へ出ていったんやと。
嫁さんは、どきどきしながら後をつけていったそうじゃ。
しばらく行くと、谷間に来たんじゃ。
するとの、「何で遅かったんや。まっていたんやで」と二匹の猫が手ぬぐいでほほかむりをしてそわそわしているんやと。
「家のもんがなかなか寝んので困ってしもうたわ。ほんじゃ、いつものように楽しう踊ろやないか」
「おいらは気の合う又猫なかま。踊ろや踊ろ。ニャンとコリャコリャ」
とそれはそれは楽しそうに輪になって、手振り足振り腰を振り振り踊り出したんやと。
それを見ていた嫁さんはびっくりして腰を抜かしてしもうたといの。
嫁さんに気づいた又猫たちはそれからというもの、姿を隠してしもうたと。
そして、いつの日からかその谷を猫谷と呼ぶようになったそうな。

第2幕 主役の猫を描く(45分) 

ラフスケッチの中から、動きが一番よいものを選ばせる。
「今日は、主役の猫を描きます」と伝える。
この時、主役の猫に「またえもん」などと名前を付けて呼ぶとよい。
黄ボール紙(36.5cm×41cm)に書き方鉛筆(4Bより太い鉛筆)を使って描く。油性マジックでもよい。
主役なので、大きく目立つように描かせる。

① 顔を描く

猫の鼻→口(歯)→目→顔の輪郭→耳 の順に描かせる。
一つ一つ、黒板に描いて見せてから全員で一斉に描かせる。

Kao
②しっぽを描く

大きく描かせるために、顔からなるべく遠くに描かせる。
思い切って遠くに描けない子もいるので、描く場所を指で指させて一人一人チェックするとよい。

③胴体を描く

楽しく踊っているように、からだを曲げて描かせる。教師がからだを曲げて踊って見せたり、黒板に曲げ方を描いてみせる。
ラフスケッチがまっすぐなからだになっていても、曲げて描くように指示する。

Dou
④足を描く

まず、足の先の部分を描く。指や爪まで描かせる。後でつなぐ時にどの方向にもつなげられるように、閉じた線で描かせる。
足先が描けたら、つなぎである。踊っているように曲げることを、動作したり黒板に描いたりして教える。

Ashi

第3幕 主役の猫を着色する(45分)

はじめの1匹目はていねいに着色させたい。1匹目の猫の出来が
2匹目・3匹目に影響するからである。

①手ぬぐいを着色する

白色のダブダブを濃い目に作らせる。
黄ボール紙は水をよく吸うので、かなり濃い目に色を作る必要がある。一人一人濃さをチェックするとよい。
手ぬぐいの模様は後でつけさせることにして、手ぬぐい全体を白くぬらせる。

②猫を着色する

手ぬぐいで使った白のダブダブをそのまま使う。
下の図のように白色に少しずつ赤・黄・青をチョッピリ混ぜて色作りをする。
色の変化を楽しみながらぬらせる。
猫のからだを大きく描いた子は、時間内にぬれない時がある。
そういう時は、2匹目・3匹目の猫をぬって余った時間に仕上げさせる。

1piki

第4幕 2匹目の猫を描いて着色する(90分) 

主人公と共に踊る、なかまの猫を描く。
主人公と大きさやポーズの違いが出るように描かせる。
1匹目の猫ができあがったら作品を見せ合うと、いろいろなポーズが参考になってよい。

① 書き方鉛筆で猫を描く

書き順は1匹目と同じだが、順を追って全員でそろって描かせる。
しっぽの位置によって大きさが決まるので、一人一人確認する。
からだや手足の一部が、1匹目の猫と重なってもよいことを伝える。

②2匹目の着色をする。

2匹目は、白色の変化だけでなく茶色や黄色や黄土色を単色で使ってよいことにした。虎模様やぶち猫など工夫させるとよい。
多くの色を使わせると、目が行き届かない。
濃い目の色作りをすることを徹底することがポイントである。

2hiki

第5幕 3匹目の猫を描いて着色する(90分) 

3匹目の猫は少し子どもに任せる。
まず、顔を描く順を板書しておいて一気に描かせる。
しっぽは、指をおいて場所を決めさせてから描く。
からだ・足は曲げて描くように注意して一気に描かせる。
2匹目と同じように、自由に色作りをさせてぬらせる。

第6幕 仕上げ(45分)

月を入れて夜の雰囲気を出す。
希望者にはススキを入れさせた。

①月を書き方鉛筆で描く

満月でも半月でも、すきな形を描かせる。
場所は紙の上の方で、右か左のどちらかによらせる。
描きたい場所に指を置かせてチェックするとよい。

②月の着色

下の図のようにぬらせる。
まず、月を黄色か青白でぬらせる。
月の周囲にあるものとバランスを考えて色を選ばせる。
次に、白で月の周りをぬらせる。
そして、その白に少しかぶせて藍色をぬる。
白色が乾く前に重ねれば境目がにじんでぼかすことができる。
白色が乾いてしまったら、藍色の筆の先に少し白色をつけてぬらせる。
あとは、藍色をだんだん薄くしながら外へ外へとぬらせる。

Tuki1
③ススキを描く

物足りないと感じる子のために、ススキを描かせる。
もう満足している子には勧めない方がよい。
こげ茶色を作らせて、細い筆で直接画面に描かせる。
夜なので、ススキの影ということで、ススキの穂も葉もすべてこげ茶色でぬらせる。

Susuki
Kansei

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