2010年の和太鼓セミナーin長野で末廣真弓氏が「和太鼓指導のポイント」を6点挙げられた。
①誰でもできることから始める。 「かけ声から」
②一番最後から練習する。
最後の決めを何度も練習できるから
③「口しょうが」で覚える。
④個別評定で盛り上げる。
⑤人数をだんだん増やすと、音が揃う楽しさを感じる。
⑥お互いに見る相手を決めて見合い、アドバイスする。
指導時間は8~10時間程度。
0 和太鼓と触れ合う(15分程度)
1 見本演奏を見せて、イメージをもたせる
ビデオでもよい。できれば、先生たちが目の前でやって見せる方が迫力がってよい。
2 決めポーズ(たたき方の基礎、立ち位置、ばちの持ち方)
誰でもできる声だしから。一時一事で教えてほめる。一度にたくさん教えない。
3 ぶち合わせ太鼓で使うリズムを知る
6つのリズムの提示。別紙プリント⑥から①の順に教える。
4 回転
1つのリズムを覚えればできるので、成功体験をつませやすい。
5 前半(1人ずつで打つパート)
リズムが複数出てくるが焦らない。ここは時間がかかると考える。
6 前半から回転までのまでのつなぎ
7 すらすらタイム 前半から回転
8 通し練習
複数のグループで合わせる。
9 打ち上げは、最初は希望者にやらせる
出てきたリズムだけを使うので、あとは順番と数を覚える。
まず、やりたい子にやらせて、できた子を増やしていく。
10 オーディション
それぞれがやりたい楽器を選び、オーディションを行う。
指示:「よいやさー」
c:「よいやさー」
数回全員で言い、その後、左右半分ずつ、男女、列など、変化をつけて言わせる。
左右にした際、評定をする。(厳しく)
指示:「よい、よい、よいやさー」
c:「よい、よい、よいやさー」 ※最後は全員で言う。
「よい、よい、よいやさー」ができるようになったら
指示:「よい、よい、よいやさー」
(スピードを緩めて、手を上に挙げて太鼓を打つ動作を入れる)
まねさせる。数回行う。
※できない場合は、「右、左」という言葉を入れる
指示:みんなだけで、そーれ。
指示:「よい、よい、よいやさー」(太鼓があると思って空を打つ)
指示:そーれ
指示:紙ばち。机が太鼓だと思って「よい、よい、よいやさー」
指示:親指と人指し指でぎゅ、あとはふわ
2人組、4人組、8人組
指示:2人組。できたら、座る。
説明:太鼓は何人が打っても、ぴたっと1つの音に聞こえるのがいい。
指示:2人組でぴったり合わせます。練習30秒。はじめ。
同様に4人組、8人組をする。
指示:3人組。太鼓がある人は太鼓、ない人は空気太鼓を囲みます。例示。
指示:3人組で検定。音がぴたっと1つの音に聞こえたら合格。3点で合格。
発問:どうやって、ぴったり合ったの?
指示:3人組。2つのグループでぴたっと1つの音に聞こえるようにします。かけ声なしで、やってごらんなさい。
例示。練習時間30秒。
指示:もう一度、3人組。2つのグループでぴたっと1つの音に聞こえるようにします。
例示。
練習時間30秒。
指示:最後は、全部のグループの音を1つに合わせるよ。
指示:そーれ。
説明:太鼓がなくても、本物の太鼓があるかのようにやるのが、「エアー和太鼓」です。
指示:そーれ。
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