発問1:
アライグマ マングース シマリス 1つでも見たことある人。(挙手)
指示1:
これら元々日本にはいません。こういう外国から来た生き物を外来種と言います。みんなで言ってみましょう。さんはい。
説明1:
外来種。日本にはペットとして、食べるためなど様々な理由で連れてこられました。
このように外来種、日本に溢れています。しかし外来種、今 大きな問題となっています。
発問2:
例えばマングース。1910年日本にやってきました。そのときはたった21頭でした。では2000年何頭くらいに増えたと思いますか。
説明2:
なんと50000頭にまで増えました。その間、様々なものを食べていました。その中にはヤンバルクイナ アマミノクロウサギ トゲネズミ ルリカケスと言った絶滅の恐れのある生き物たちも食べられていました。外来種によって絶滅の恐れのある生き物たちが食べられている。このことが問題となっているんです。
発問3:
次、アライグマです。このかわいさから人気が出ました。しかしアライグマも問題を抱えています。何が問題となっていると思いますか。周りの人と相談して考えてごらん。
説明3:
アライグマ。実は凶暴で、いろいろな生き物を食べてしまいます。その中にはニホンザリガニやエゾサンショウウオといった絶滅の恐れのある生き物も含まれています。農業の被害もあります。木の上になっている葡萄です。アライグマは木に登って食べてしまいます。
発問4:
皮の堅いかぼちゃ。(こんこん。とても堅いです。) これ食べられると思う人。食べられない。わからない。
説明4:
実は、穴をあけて食べてしまいます。農業被害、2006年には1億6千万円にも上ったそうです。
発問5:
人への被害もあります。アライグマ回虫という寄生虫です。アライグマの体に住んでいる場合があります。
ではアライグマ回虫、人の体に入るとどのような症状を起こすと思いますか。
説明5:
体内に入ると神経を刺激してマヒを起こし、車いす生活を余儀なくされることもあります。場合によっては死ぬこともあります。
発問6:
このようにアライグマによる被害は人にまで影響を及ぼしてしまいます。このような外来種による被害。他にも毒蛇にかまれた、林業、水産業にも被害が起こっています。このような被害、起こるのは仕方がないと思う人。どうにかしなければならないと思う人。わからない。
説明6:
私はみんなにもできることはあると思います。外来種による被害を食い止めるためにはどのようなことをすればいいのか考えていきましょう。
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