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TOSSランドNo: 8627401 更新:2012年12月28日

入門 向山実践の楽しい授業~作文の授業


(実践者 TOSS栃木・菊地はす江)

学級通信「スナイパー」№241に、6年生の国語の時間に、作文の授業を実践した後の児童の作文が
紹介されている。授業記録は多くは残されていないので、名取ノートの作文の授業の記録や、他の先生方
のレトリックの授業実践を参考にして、6年生で以下のような授業を行った。(行う予定)

スナイパー№241のタイトルは以下のようになっている。

100字以内で文を書け。但し授業でした六種類のレトリックの一つ以上を使用せよ。

その授業の記録が、名取さんのノートにも残っている。
向山先生が授業したという六種類のレトリックは、次の六つである。

① 擬人法:人以外のものを人のように表現する。
② 比喩:ほかのものに例える。
③ 対句:反対の言葉 一組の言葉を並べる。
④ 倒置法:主語と述語をさかさにする。強調する。
⑤ 反復:同じ言葉を二度以上繰り返す。(リフレイン)
⑥ 体言止め:名詞・代名詞などで終わる。

向山先生は、「それぞれに1時間をかける。終わりに、どれかを使って、短い文を書かせる。」と言っている。
そして、「もっとも、この六つのレトリックは、適当な時に教えるのであって、集中講義的にまとめて扱う
ということなはい。」とも言っている。

私は、一つずつ取り上げると、授業が間延びしてしまう可能性があったので、テンポ良く進めるためにも、
六つのレトリックをそれぞれ二つずつにして3時間で授業を行った。

第一時:擬人法・比喩
第二時:対句・倒置法
第三時:反復・体言止め・作文の授業(六つのレトリックを使った100字以内の文)

第一時 擬人法・比喩

まずは擬人法の授業。作文ワークをもとにノートに書かせる。

指示1:

例文を視写しなさい。 
・ラジオが歌っている。雲が泳いでいる。

指示2:

次の文を例文のように、人間でないものをまるで人間であるかのように書き表しなさい。
①火山が噴火している。
②木の葉が風に吹かれて動いている。

①火山が怒っている。

②木の葉が風と遊んでいる。
  木の葉が風と追いかけっこをしている。

説明1:

人間でないものを、まるで人間のように書く書き方を「擬人法」といいます。

ノートに写させる。

指示3:

次の様子を擬人法で表現しなさい。                                     
①電話が鳴っている。
②ボールが転がっている。
③雪が降ってくる。
④強い風がふいている。
⑤星が輝いている。

①電話がさけんでいる。

②ボールがでんぐりがえしをしている。

③雪が空から降りてくる。

④風がうなっている。

⑤星がまばたきしている。

次に比喩の授業を紹介する。

指示4:

例のように○○のような(   )の文をノートに書きなさい。
     例:大男のような山
     (  )は先生・顔・目・川・友達・ヘチマ・氷

・ひまわりのような(先生)
・おにのような(顔)
・どんぐりのような(目)
・海のような(川)
・兄弟のような(友達)
・きゅうりのような(ヘチマ)
・ダイヤモンドのような(氷)

説明2:

物や様子などを別の言葉でたとえることを「ひゆ表現」といいます。

ノートに写させる。

指示5:

次の文を視写しなさい。また、太字の部分は何をたとえているのか書きなさい。
①それは、ノートの文字を消すそうじきだ。
②それは、人間の身体を動かすエンジンだ。

①消しゴムをそうじきにたとえている。
②心臓をエンジンにたとえている。

説明3:

ような・ようにを使う「ひゆ表現」を明喩(めいゆ)といいます。
それに対して、ような・ようにを使わない「ひゆ表現」を暗喩(あんゆ)といいます。 

第二時 対句・倒置法

まずは、対句の授業。
*先行実践を探しています。

次に倒置法の授業をする。

指示6:

例文を視写しなさい。
例文1 とても美しい花が咲いているよ。
例文2 咲いているよ。とても美しい花が。   

指示7:

次の文を例文2のように、ことばの順序を入れかえて書き直しなさい。
① 小学生はいそがしい。
② 女の子が笑っている。

① いそがしい。小学生は。
② 笑っている。女の子が。

説明4:

このように、言葉の順序を入れかえて書くことを倒置法といいます。   

第三時 反復・体言止め・作文の授業

まずは、反復(リフレイン)の授業。
*先行実践を探しています。

次に体言止めの授業をする。

指示8:

ノートに写しなさい。
「先生は昨日宇都宮へ行った。」  

指示9:

この文を「~先生。」で終わるように書き直しなさい。  

「昨日宇都宮へ行った先生。」

指示10:

この文を「昨日」で終わるように書き直しなさい。   

「先生は宇都宮へ行った昨日。」は×である。
「先生が宇都宮へ行った昨日。」が正解である。

説明5:

このように文の終わりが人の名前、物の名前、場所の名前で終わる書き方を「名詞止め」といいます。

指示11:

「~宇都宮」で終わる文にしなさい。  

「先生が昨日いった宇都宮。」

以上六つのレトリックを学習した上で、いよいよ以下の指示をだす。

指示12:

100字以内で文を書きなさい。
但し授業でした六種類のレトリックの一つ以上を使いなさい。

自分のクラスの100字作文紹介します。
*実践後記入

*他の先生方の実践*
以下№はTOSSインターネットランドの番号です。

・№1117149  向山式200字作文ワークを使った授業(村野 聡先生)

・№1117108  レトリック「名詞止め」を教える(福島県 加藤延啓先生)

・№1112205  向山流文章虎の巻(向山洋一DEEP研究会 藤田 哲夫先生)


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