黄金の3日間の実践記録である。1日目、入学式準備ということで、1.HR(20分)2.掃除3.風紀検査4.SHRという流れであった。担任がしっかりHRで取れる時間は20分。その20分を次のようにした。(TOSS中学推薦)
教壇に立つ。
指示1:
朝のあいさつをします。
指示2:
全員起立。
「気をつけをします。指先までぴっと伸ばします。」
指示3:
はい、おはようございます。
「おはようございます。」
「とってもいいあいさつなのでもう一度。はい、おはようございます。」「おはようございます。」
「あいさつがしっかりできる人は素晴らしいです。」
「2年A組として学校生活が始まりました。担任の堀部克之です。」
「出席をとります。1番、○○○○。2番、○○○○。・・・17番、○○○○」「とってもいい返事です。」
学級通信を配布。出席番号が書いてある。
指示4:
自分の出席番号の横に、丁寧に名前を書きます。
「書けた人は、書けましたと言います。」「書けました。」
「早い。1番、2番、3番・・・いっぱい。」
指示5:
隣の人とプリントを交換します。自分の出席番号に名前を書きます。
「書けました。」
指示6:
書いた人は、プリントを返します。
「返された人は、ありがとう、何々さん。と言います。」「ありがとう、何々さん。」
指示7:
今と同じように、クラス全員の直筆サインをもらいます。席を立っていいです。どうぞ。
「何々さん、書いて。」「7番、誰」と積極的な生徒、声をかけられるまで何もしない生徒がいる。
「出席番号違う所に書いてるよ!」と注意されているの生徒もいる。
指示8:
全員書いてもらった人は、先生に見せにきます。
「合格。先生のにも書いてください。」
名前を書いてもらったら、「ありがとう、何々さん。」と言う。
このとき、最後に4人の列ができてしまった。
発問1:
一番ていねいに書いてある人は誰ですか。選んだ人は立ちます。
指名。「○○さん」
指示9:
同じ意見の人は座ります。
4人座る。
指名。「××さん」。6人座る。
指名。「△△さん。」5人座る。
1人残った生徒を指名。「□□さん。」
説明1:
「ていねい」に物事を取り組む人は必ず伸びるのです。一見「のろのろしている』ように見えてもいずれは力を出していくものです。
指示10:
学級通信の一番下に番号1.2.3とあります。
1に「ていねい」と書きます。
説明2:
一番早くできた人は、○○さんでした。早い理由にはいくつかあるのですが、言われたことを素直に実行にうつし、何事にも「挑戦」する精神が旺盛だからです。挑戦して失敗することも多いのですが、その中で鍛えられ、また一段と成長するものです。
指示11:
学級通信の2に「挑戦」と書きます。
説明3:
全員が、直筆のサインを完成させました。一度はじめたことを「最後までやる」「最後まで手がける」という精神がある人は伸びていくものです。
指示12:
3に「最後までやる」と書きます。
説明4:
1.ていねい 2.挑戦 3.最後までやる 3つのうち1つだけでも持っていれば、伸びていく可能性は大きいのです。2年A組は、何事にも「挑戦」し、「ていねい」に「最後までやる」クラスになってほしいです。
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