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TOSSランドNo: 3001848 更新:2012年12月29日

初心者のための分析批評全授業記録 「大造じいさんとガン」 第6時


学習活動1:3の場面を1回斉読する。

教室に入るなりすぐに次の指示をした。

指示1:

今日は、3の場面をやります。13頁です。すらすら読みで1回読みます。さん、はい。 

最初は、速さを調整するために教師も読む。途中からは、子どもにまかせる。

指示2:

ノートに今日の日にちを書きます。10月30日。今日から3の場面の勉強をしていきます。2時間やりますから、今日は、1時間目ということで(1) と書いて下さい。

次のように板書した。

10/30
  三 (1)

発問1:

1年目は、ウナギつりばりを使った特別な方法。2年目は、タニシばらまき作戦。じゃあ、3年目の今年は、何作戦?

C:ガンおとり作戦。
T:よし、じゃあ、そういう風に名前をつけよう。(と言って板書する)

学習活動2:おとりのガンの飼われ方を理解する。

おとりのガンがどのように飼われていたのかを理解することは、この作品の主題とも大きく関係している。そこで、ここは丁寧に扱う。ノートを次のように区切らせた。そして、聞いた。

発問2:

大造じいさんは、おとりのガンをどこで飼っていたんですか。

これには、すぐに「鳥小屋」と反応があった。教科書で確認した。板書しノートに写させた。

指示3:

大造じいさんがガンを飼っている様子を順番に探しなさい。

ここは、教科書の記述をもとにして、一問一答式で確認をしていった。私が板書しそれを子どもたちがノートに写していくのである。次のようにまとめた。

おとりのガン
○鳥小屋
○生きたどじょう
○飛びついてきた
○かた先にとまる
 
そして、次のように聞いた。

発問3:

おとりのガンのように飼い慣らされていないガンを何といいますか。

これは、すぐに「野生」という言葉が子どもから出されたので、ノートに下の段に「野生のガン」と板書しノートに写させた。そして、一問一答式でおとりのガンと野生のガンとの違いを対比していった。板書は、次のようになった。

おとりのガン
○鳥小屋
○生きたドジョウ
○飛びついてきた
○かた先にとまる
 
野生のガン
○自然
○自分でとって食べる
○にげる
○とまらない

発問4:

おとりのガンは、幸せか。

指示4:

幸せだと思う人は、○。幸せじゃないと思う人は、×。と書きなさい。

結果は、次のとおりである。
○:19名。  ×:8名。

ここで、すぐに指示した。

指示5:

×に人起立。どうして幸せと言えないのですか。

C:とられる時に、はりでひっかかってとられたりしたし、仲間もいないから。
 (「仲間がいない」と板書)
C:つかまえられたくないのにわなをしかけてつかまえられたから幸せじゃない。
C:考え中です。
C:仲間がいないし、おとりに使われるのがいやだと思うから。
T:おとりに使われることを知っているのか?
C:あっ、知らない。
T:知らないよな。仲間がいないから幸せじゃないんだよな。
C:仲間や一緒にえさをとったりできないから。
C:仲間がいないから。
C:仲間がいなくて野鳥としての本能がなくなるような感じだから。
 (「野鳥としての本能がなくなる」と板書)

指示6:

いや、違う。幸せだと考える人で意見が言える人立ちなさい。

C:自分でえさをとらなくても大造じいさんからえさをもらえるから。
C:飼い主がいるしえさも飼い主が持ってきて、楽だから。
 (「えさもある」「楽」と板書)
C:大造じいさんからえさはもらえるから。
C:教科書の13頁に羽をばたつかせながらと書いてあるから、幸せだと思います。
 (「羽をばたつかせている」と板書)
C:教科書の13頁に羽をばたつかせながら大造じいさんになついているんだから仲間がいなくても幸せだと思う。
 (「じいさんになついている」と板書)

指示7:

反対意見がある人は、どうぞ。

C:えさをとらないでいいけど、もし、自分のきらいなものだったらあんまりいいわけでもない。
C:○に反対です。えさは楽だけど、自分の食べたいだけ食べることができない。
C:○に反対です。仲間と一緒にえさをとって楽しみながら食べた方がいいと思います。

指示8:

今までの意見を聞いて、やっぱり幸せだと思う人は、○。幸せじゃないと思う人は、×。とノートに書きなさい。

結果は、次のようであった。 
○:19名→17名。  ×:8名→10名。

ここは、そのままにしておいた。後で分かるからである。

学習活動3:残雪とハヤブサの戦いを理解する。

残雪とハヤブサの戦いの場面の挿し絵を確認した。そして、「残雪」と「ハヤブサ」と「おとりのガン」がどれであるかを指でささせて確認させた。これをやらないと必ず間違う子どもがいる。 挿し絵を参考にしながら、残雪とハヤブサの形態の違いを理解させるために、ノートを上下に区切らせた。そして、上段に「ハヤブサ」下段に「残雪」と記入させた。

発問5:

挿し絵からハヤブサと残雪の違いを見つけなさい。

ここで、例として次のように説明した。

説明1:

例えば、「夏」と「冬」だったら、「夏は暑いけど、冬は寒い」とか「先生」と「みんな」だったら、「先生は大人だけど、みんなは子ども」とかね。そういうふうに違いを書くのです。

子どもたちからは、次のことが出された。
【ハヤブサ】       
○爪          
○目が大きい      
○くちばしがとがっている
○首が短い       
○追いかけている    
○後ろの羽が短い    
○羽が短い       
○スピードが速い    
 
【残雪】
○水掻き
○目が小さい
○丸くなっている
○首が長い
○戦おうとしている
○後ろの羽が長い
○羽が長い
○スピードが遅い

説明2:

残雪とハヤブサの戦いは、鳥同士の戦いではないのです。ハヤブサは肉食なのです。残雪は草食動物なのです。ハヤブサは時速300キロ以上です。残雪は速くないです。(水の上を走っているような感じ)。肉食動物と言えばどんなものがいますか。(ライオン、ヘビ、ヒョウ、トラ)。草食動物と言えば、どんなものがいますか。(シマウマ、ぞう、キリン、パンダ)。アフリカの動物とかで獲物を狙うときには、どっちがどっちを狙いますか? (肉食動物が草食動物をねらう)シマウマがライオンを狙っているところを見たことありますか?(逃げている)この戦いは、草食動物の残雪が肉食動物のハヤブサに戦いをいどんでいるんです。

発問6:

ということは、この戦いは「どういう戦い」だと言えますか。

子どもたちからは、次のような意見が出された。
○はげしい戦い
○仲間を守るための戦い
○強力な戦い
○すごい戦い
○命がけの戦い
○勇気のある戦い

ここで、次のように聞いた。

発問7:

大造じいさんは、残雪とハヤブサの戦いが、このような戦いだということを知っていると思いますか。知らないと思いますか。

○(知っている):全員。 ×:0名。

そこで、次のように聞いた。

指示9:

○の人で理由が言える人?

ここは、ノートに書かせないで、理由が言える子どもだけに発表させた。
次のような意見が出された。
C:大造じいさんは、残雪を打とうとしたけどじゅうを下ろしたから。
C:「ハヤブサだ」と驚いたから。
C:知っていたからじゅうを下ろした。
C:14頁の4行目に「じいさんは、長年の経験で」と書いてあるからこういう戦いは知っていると思う。
  (「なるほど」と思った人?多数挙手)

なぜ、大造じいさんはじゅうを下ろしたのかについて考える。

まず、該当の箇所を読ませた。そして、「ふたたび、じゅうを下ろしたしまいました。」に赤鉛筆でサイドラインを引かせた。

発問8:

なぜ、じゅうを下ろしたのか。(板書し、ノートに写させた)

指示10:

書けた人はノートを持ってきなさい。

ノートを持ってきた子どもの意見は、次々に板書させた。 板書しやすいように黒板には、箇条書き用の○を10個ほど書いておいた。書くときは右から順番ではなく、どこに書いてもよいことにした。黒板消しは使用しないことにしている。全員持ってきたところで、板書した子どもに発表させた。

指示11:

では、黒板に書いた人、発表して下さい。

次のようなことが発表された。
○大造じいさんのガンを助けてくれたから。
○大造じいさんのガンを助けてくれたから、今打ったら大造じいさんのガンもやられてしまうから。

T:どうしてやられてしまうの?
C:残雪が死んだら、ハヤブサがおとりのガンをねらうから。
 ○自分のガンにあたってしまったらどうしようと思ったから。
 ○残雪が自分の仲間をハヤブサと戦って守っているからそんなことをしたらかわい そうだから。
 ○堂々と戦いにいったから下ろした。
 ○仲間を助けようとする残雪に感動したから。
 
ここで、この意見を次の3つに分類した。
 ○助けてくれたから:A
 ○かわいそうだから:B
 ○感動したから   :C

指示12:

今、出た意見の中で「助けてくれたから」だと思う人は、A。「かわいそうだから」だと思う人は、B。「感動したから」だと思う人は、C。とノートに書きなさい。

○助けてくれたから:A→ 3名。
○かわいそうだから:B→10名。
○感動したから   :C→14名。


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