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TOSSランドNo: 3492121 更新:2012年12月28日

サイクル図を使って再生水の意味を教える


向山洋一氏は環境の授業として、サイクル図を使った授業をした。
EM細菌を扱った授業である。
向山氏はサイクル図を使った理由を次のように述べている。

今から三年ほど前に、私たちは環境という問題を、子どもたちにとらえさせるには一つ一つのバラバラとした現象としてとらえさせるのではなくて大掴みに分かりやすくすることが必要だということを訴えました。それは「サイクル」という考え方です。…(中略 平山)…その大きな循環が、きちんと機能しているならば、何ら問題はないんだけれども、そこに歪みが生じた時に、激烈な問題点を地球上に与えてくる。
向山洋一『EMサイクル図の授業』P53、54

 大掴みにその内容をとらえさせることができること。歪みが生じた時に問題が生じることがわかること。この二つにとても有効な方法である。
 それを今回4年、水の学習に応用した。研究で再生水を扱うことになっていた。そのためには水の循環をとらえさせたかったからということもありサイクル図を使うことにした。
 再生水とは中水道ともいう。ウィキペディアには次のように紹介されている。

中水道(ちゅうすいどう)とは、生活排水や産業排水を処理して循環利用するものを指す。雑用水とも呼ばれる。その用途は具体的には水洗トイレの用水、公園の噴水など人体と直接接しない目的や場所で用いられる。
ウィキペディア
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%B0%B4%E9%81%93)

 これを水の循環の中でとらえさせたい。

<使用したメインの資料>水の循環がわかる図東京都下水道局HPより
http://www.gesui.metro.tokyo.jp/kurasi/yakuwari/img/0103L.jpg)
                           

※この授業に入る前に、子どもたちに水について問題になっていることを調べさせておいた。向山氏はとびこみの授業であったので、現地の教室の子たちに手紙を書いていた。環境の問題について新聞を切り抜いたり、教科書の環境問題を読むように書いていた。

指示1:

水の問題について調べてきたと思います。どんな問題がありましたか。指名なしで発表しなさい。

説明1:

水不足という意見が多かったですね。では前を向いて。

先の資料を掲示し、雨が降り、ダムに行き、川へ行き…という流れを一問一答形式でおさえていく。

説明2:

この絵を簡単にします。

サイクル図の板書を子どもと話しながらつくる。ノートにきれいに写させ、できたらもってこさせた。

ダム←雨・雪←海
↓      ↑
川     下水場
↓      ↑
浄水場→わたしたち

発問1:

水不足は、どこかがプッツンした状態なんです。どこだろう。近くの人と相談してごらんなさい。

ほぼ全員が雨からダムにかけてのところだと手を挙げた。

発問2:

水不足を解消するにはどうしたらいいでしょう。近くの人と相談。

その後で意見をノートに書かせ、指名なし発表をさせた。
 雨乞いや、一回使った水をもう一度使うとか、雨水を飲むとか、ダムを増やすとか、水を大切にするなど様々な意見がでた。
 特に、雨水や、一度使った水については、無理ではないかと言う考えもあった。
 最後にその中で一つの方法として再生水を紹介。
 それを『水のはなし』という各学校に配られる資料で子どもたちといっしょに調べた。
 教師から説明することなしに、ゴミと同じくリサイクルがあるという循環、再生水の意味をとらえることができた。

<参考・引用文献>
・向山洋一『EMサイクル図の授業』(明治図書)
・向山洋一教育実践原理原則研究会『向山式サイクル図で地球環境の授業』(明治図書)


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