TOSSランド

コンテンツ登録数
(2019/12/11 現在)

21654
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 1774126 更新:2012年11月07日

「百年後のふるさとを守る」(5年・光村)全記録


第1時・第2時 音読

国語の基本は「音読」である。
とにかく、できるだけたくさん音読をさせる。
普段はいきなり「追い読み」からスタートするが、この単元の読みが難しいので、教師が「範読」し、子どもたちには読めない漢字にふり仮名をふるように指示をした。

1.1ページ追い読み→起立読み(2回読んだことになる)
2.1文交代読み(教師と子ども、男子と女子、教室半分)
3.お隣同士で1文交代読み
4.1人ずつ1文交代読み
5.生活班での「指名なし音読」
6.全体での「指名なし音読」

この2時間は、音読のみである。

第3時・第4時 場面分け、タイトル

1.場面分け

授業の最初には、音読をさせる。

発問1:

このような文章を「伝記」と言います。この伝記はいくつの場面に分かれていますか。

これは、すぐに分かる。なぜなら、場面が変わるところに「1」「2」「3」「4」と書いてあるからだ。
いちいち説明せずに、サラッと流す。

2.それぞれの場面に「タイトル」をつける

発問2:

それぞれの場面にタイトルをつけます。

指示1:

1の場面のタイトルをノートに書いて、先生のところに持ってらっしゃい。

1つの場面ごとに、「①ノートに書かせる→②黒板に書かせる(先着10名)→どれがいいかを検討する」の手順ですすめる。

1の場面:「稲むらの火」
2の場面:「浜口儀兵衛」(「安政の大津波」「儀兵衛の命を救った行動」)
3の場面:「大堤防づくり」(「儀兵衛の決断」「広村堤防」)
4の場面:「百年先の子孫のために」(難しかったのか、答えはバラバラ)

検討をするとき、子どもたちは「何度も同じ言葉が使われているから」など文章を根拠にしていた。
「文章を根拠に」検討できる子どもたちを育てることが大切である。

第5時・第6時 「一番大切な場面」を討論

1.「一番大切な場面」を選ぶ

発問3:

この伝記で、一番大切な場面は何場面ですか。

指示2:

ノートに「○の場面」と書いて、その理由も書きなさい。

子ども達は、一斉にノートに向かう。
書けた子から、次々とノートを持ってくる。
持ってきた子には、丸をつけて、「~ということなんだね」とか「すごい!いい意見だ」など、言葉を付け加える。
5分後には、次の指示を出す。

指示3:

まだ理由が書けていない人は、先生のところに持っていらっしゃい。

ノートを持ってきた子には、どちらの意見かを聞き、それぞれの観点で教師が理由を一緒に考えてあげる。
このようにして、全員のノートに理由が書けている状態にする。

2.討論をする

討論をする前に意見の分布を聞く。
第3段落→12名  第4段落→18名

指示4:

討論。少数派から5名。終わったら、多数派から5名。

ここから討論がスタートする。

<第3段落派>
○儀兵衛が堤防を作ったことが重要だから。
○ここまで儀兵衛のことを話してきたんだから、儀兵衛が堤防を作ったという事実が一番大切だと思う。
○浜口儀兵衛の堤防がなければ、4段落の「今」はない。
○4段落は、今のことを書いてあるだけで、たいして重要ではない。
<第4段落派>
○儀兵衛の作った堤防が、今でも役に立っているということを、この作者は言いたかったのだと思う。
○4段落では、「今私たちが考えるべきこと」が書かれている。
○タイトルが「百年後のふるさとを守る」だから、百年後のことが重要なのだと思う。
○作者は、「儀兵衛が堤防を作ったこと」を伝えたいのではない。

1時間では足らず、もう1時間討論をすることになった。
第6時、子ども達の意見は、30分で87個だった。

第7時 最重要段落、最重要ワード

1.4の場面で一番大切な段落を選ぶ

発問4:

一番大切な場面は、4の場面です。4の場面の中で、作者がみんなに伝えたい、一番重要な段落は何段落ですか。

4の場面には、3つの段落がある。その中から、一つ選ぶのである。
これは、思いの外簡単だったようである。
全員が、いきなり「第2段落」と答えた。

2.最重要ワードを選ぶ

発問5:

この伝記で、一番大切な言葉は何ですか。

指示5:

ノートに書きなさい。

これは、意外に難しかった。「4の場面・第2段落から選ぶ」という視点がなかった子が多かった。

○浜口儀兵衛  ○大堤防  ○百年後のふるさと  ○再生  ○自助  ○公助
○大津波(津波)

検討をさせたが、さほど盛り上がらなかったので、すぐに打ち切り、教師の解を伝える。

説明1:

先生は、「自助」と「公助」だと思います。
この伝記を読んで、「自助の意識と公助の意識」をみんなに伝えようとしたのだと思います。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド