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TOSSランドNo: 9559839 更新:2012年12月21日

「メッセージ」で学級終いを!


たった1枚の学級通信でお別れするのは、あまりにもさみしい。

学級通信の最後に、「メッセージ」として何号かに渡って出してきた。
そうすることで「学級終い」をし、新たな次の1年へと向かえる気がしている。
4年、5年と持ち上がった学級だった。
6年担任の夢はかなわず異動となった時の学級通信を紹介する。

5年生:ラストメッセージ(1)支えられる人から支える人に

◇私達教員は、担任は、1年間の約束で仕事をしています。
たまたま2年続けてこのクラスを持たせてもらいましたが。
 一つのけじめとして、「5年生:ラストメッセージ」を送ります。
 両手の指で余るくらいの、残された日々となりました。
 
◇「5年生最後の道徳」の感想にYさんが書いていました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 この道徳は、面白かった。でも、これは何のための授業なのだろうか。
 多分、「だれかに支えられなくても生きていける、というのはマチガイだ」と
教えたかったんだと思う。みんないっしょじゃなきゃあ・・・。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 
◇かなりいいセンいってます。
 「何のための授業なのだろうか?」なんてことを思うだけでも、たいしたものです。
 「多分、~~~だと思う」を書くなんて、かなりいいです。
 
◇実は、この後、時間があれば、次の問いをする予定でいました。
「自分が根になって支えた、かげで力となった、目立たないけど
 大事な役目を果たした、ということはありますか?」
おそらく、悩むことでしょう。「何もない」と、書けない人もいるでしょう。
 
 でも、学校生活の仲だけでも、自分が「根」になっている時もいっぱいあるのです。
  ・通学班長じゃないけど、班長に協力している。
  ・給食当番で、5年生らしく、てきぱきと自分から働いている。
  ・委員会では、委員長と一緒に4年生と活動している。
  ・掃除の時間、隅っこのゴミを集めて拾ったり、汚れているところを見つけてふいたりしている。
  ・卒業式の時の歌、心をこめて6年生のために歌っている。
 
 こんな普通のことです。普通のことでも、立派なことです。
この部分が崩れたら、何もかもこわれてしまう、大事な部分、土台なのですから。
 
◇いよいよ6年生となります。
 「支えられる人」から、「支える人」に、少しでも近づいてほしいと思います。
 
 新入生も入ってきます。
 新しい環境になかなかなじめない下級生もいることでしょう。
 6年生として期待されながら、なかなか力を発揮できず、悩んでる仲間もいるかもしれません。 
 そんな時は、「支えられる人」から、「支える人」になるチャンスです。

5年生:ラストメッセージ(2)持続力を身につけよう!

◇教室前面、黒板上にある三つの大きな言葉、言えますか?
二年間も見てるんですから、もう言えるでしょうね。
 ときおり、授業中にも話しました。「お説教」の時にも使いましたから、
 「丁寧さ」「持続力」「?」の三つ、子どもたちに身につけさせたい三つのこととして、
もう何年間も、私の教室にはっているものです。少々、汚れが目立ってきました。
 私自身が身につけようと意識していることでもあります。今回はその中の、「持続力」のお話。
 
◇ちょっとした自慢話です。
 私には、貴重な、「十万円出すから売って」と言われても売れない(誰も買わないけどね)、
大切な大切なルーズリーフノート(ページを増やせるノート)があります。
 そのノートのタイトルは、その名も・・・『平11 道徳の記録 三泉5年』。
 綴じてあるもの、書いてあるものは、これ。
1.授業の流れ(予定)
2.子どもたちの反応
3.その授業の学級通信
4.子どもたちの授業後の感想(数人分のコピー)
5.その他の資料
6.ノートの片側に見出しと日付け

 
◇いったい、1年間でどんな道徳をしてきたでしょうか。いくつ覚えていますか。
4/13:電気ビンビンゲーム
4/27:掃除は誰がするべきか
5/11:つめ検査・手に○×は?
5/18:三泉大学・替え玉受験事件
5/25:トキ
6/8:「ぞうさん、ぞうさん」
6/22良心に従って生きよう
6/29:さて、誰でしょう
7/6・13:『手品師』
8/24:トルコ大地震・ボランティア?
8/31:自分だけまだ夏休みだったら
10/5:同じレベルで走らせる運動会
10/12:給食クイズクイズクイズ
11/2:何をするために学校に
11/30:のび太とスネ夫
12/14:作文「はげ」
1/18:5年前の1月17日
1/25・2/1:たろうくんのゆめ
2/8・21:星野富弘さんの授業
2/29:『さっちゃんのまほうのて』
3/7:「根はみえねんだなあ」
 

◇これを書き出せるのも、一冊のルーズリーフノートのあったおかげです。
 よくぞ続いたものだと、自分でも感心します。
続いたもの、最後までやったものは、自分にとっての宝物になるんですね。
 
◇いろんなことに挑戦する、興味を持ってやってみることも大切です。
 そして、何か興味のあることを見つけたら続けてみましょう。
そこからいろんなことが見えてきますから。

5年生:ラストメッセージ(3)明るく、前向きに!

◇恒例のアンケートからです。以下の問題に、友達2名から一つずつ、
それに自分も一つ書きました。その中から、小林が選んだ一つを載せます。
(※印以下は、小林のコメント)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
5年生1年間で、自分が成長したことは何ですか 
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Tさん:心の広い人になれたと思う。
  ※新運営委員長、今後の活躍が楽しみ!
ATさん:反対意見をたくさん言う。
  ※文句ではない反対意見、ここが大事!
Bさん:人々を笑わせることができた。
  ※笑う門には福来たる。いい味出してます!
Yさん:頭がフル回転してきた。
  ※算数もわかるようになったきたねえ!
Kさん:けじめをつけるようになってきた。
  ※集中力が生む作品にすばらしさを感じた!
Rさん:思いやりが成長した。
  ※きちんと話を聞いて行動できていた!
Tさん:やさしくなった。
  ※実は、燃える男。でも心も大きくなった!
Kさん:積極的に意見を言うこと。
  ※発言は最初に言うと、決めてたみたい!
Mさん:意見をどんどん言っている。
  ※声の大きさも、内容もいい意見だった。
Hさん:ダジャレの数が増えてきている。  
  ※ダジャレは、頭の回転の速い証拠だ!
Yさん:分からないところを教える。
  ※身長だけでなく、脳味噌も伸びてるねえ!
MTさん:面白い自学を書く。
  ※「こりゃあ、いい」というネタもあったね!
Mさん:やさしくなったし、面白くなった。
  ※真剣さにゆとりも加わって大きな人間に!
Kさん:みんなと仲良くなった。
  ※燃える男、Ⅱ。燃え方をつかんだ!
Sさん:自学や計算が速くなった。
  ※算数の時間、黒板にも書いていたね!
Yさん:手を挙げるようになった。
  ※集中し、頭を使っている証拠です!
Mさん:思いやりを持てるようになった。
  ※燃える男、Ⅲ。さわやかな燃え方をする!
Rさん:なんでもチャレンジ。
  ※やる気満々で、いつでも挑戦中!
Nさん:けじめをつけられるようになった。
  ※わかってきた、わかったきた、いいぞ!
Mさん:明るくやさしくなった。
  ※自学にもやさしさが出てました!
Aさん:意見をすらすら書ける。
  ※よく考えた意見になってました!
Kさん:面白さ、パワーアップ!
  ※物事の見方がいいんですねえ!
Nさん:勉強ができるようになった。
  ※丁寧さが身に付いているからこそ!
Mさん:みんなとちがう意見も言える。
  ※ちがって当前、自分をいっぱい出せたね!
Yさん:親切をたくさんできた。
  ※やさしさがあふれてるよなあ!
Kさん:みんなの意見を聞いて、自分も言う。
  ※自信を持って、行動していたね!
Hさん:どんどん意見を言える。
  ※考える力がある、もっと出していいよ!
Kさん:やさしくなった。
  ※新通学班長、責任を感じてやってるね!
 
◇明るく前向きに行きましょう!生きましょう!
せっかく、この世に生かされているのですから・・・。

5年生:ラストメッセージ(4)自学しよう

◇11日に実施された高校入試、国語の問題からです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 漢和辞典で「菊」の字をさがす方法を、例にならって二つ書きなさい。
ただし、音訓索引を使う方法は除くこととする。
(例)音訓索引を使って、音の「キク」でさがす。
 

 次の漢字を使って意味のある四字熟語を二つ書きなさい。
また、その四字熟語のどちらか一つを用いて、適切な短文を作りなさい。

口  貫  句  首  同

尾  音  主  異  一
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

◇面白い問題だなあと思います。毎年、高校入試にも、ただ記憶するだけでは解けない、
クイズに近い、解き方を大切にするような問題が出ています。
 
◇私は、「面白い問題だなあ」と思いましたが、みなさんは、興味を持ちましたか?
 この興味、「?・はてな」を育てようとしたのが、「自学」でもありました。
 内容を考え、レイアウトを考え、どうすればわかるようになるかを考え、いっぱいいっぱい考えてもらいました。

◇Kさんの作文です。

  自学はぼくの習慣だ

 自学は、ぼくの習慣だ。習慣とは、「古くから決まったやり方、他」という意味だ。たとえ先生が、
「みんな、自学をやんなくていいぞー。」
と言っても、たぶんみんなはやめないだろう。みんな、自学を習慣としていたり、
楽しみにしているから(?)だと、ぼくは思う。それに、例えば、
「みんな、自学を、絶対やめろ!」
と言ったとしたら、みんなやめるだろう。でも、みんな交換日記や、
普通の日記をつけるだろう。(ちょっとの人はやめるかも。)
 自学は、みんなの習慣や楽しみになっている。ぼくは思う。

 
◇「自学を習慣に」・・・・すばらしい言葉です。私も、“自学”をしています。
 私にとっての“自学”は、
   ・学級通信を書くこと。授業の記録を残すこと。
   ・知らない言葉、書けない漢字に出合うと辞書をひくこと。
   ・手紙、葉書、Eメールを出すこと。   
   ・本を読むこと、買うこと。
   ・様々な研究会に出かけること。
 習慣になってくると、楽しみも見えてきます。ノートの「自学」もそうですが、
自分で学ぶ“自学”を続けてほしいと思います。

5年生:ラストメッセージ(5)夢を持ち続けよう!

◇私の今年の一つの夢は、「自分のホームページを作りたいな」でした。
 正月のお休みから、何度か挑戦してみて、何度も失敗して、しばらくやめていました。
 また挑戦してみて、また失敗しました。
 次またやってみると、できたんです!
 意外と簡単にできたんです。2月の10日頃でしたから、挑戦を初めて1ヶ月が過ぎていました。
 
 「できない、できない、できない、難しい、難しい」が続いていたころは、
「やめようかな」とも思いました。そこでやめてたら、おしまいです。夢は夢で終わってしまいます。
 夢を夢で終わらせない人は、夢を最後まで持ち続けた人なのかもしれません。
 ぜひ、機会がありましたら、アクセスしてみて下さい。

http://www3.ic-net.or.jp/~koba52/
     「討論のある授業」への道
 

 みんなと共に作った授業が、たくさん出てきます。というよりも、
この学級通信の「話し合いのあった授業」をホームページにしています。
  ※名前は、イニシャルにしてあります。「これは誰だ?」なんて、考えながら読むのも、面白いかも。
◇もう一つの私の夢は、「プロの教師になること」です。学期末、年度末にアンケートをしてきました。
「小林先生がプロの教師に近づくためのメッセージをお願いします。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 今まで通り、「くらもとわり丸」とか、「、割分厘%」のようなものを作ると、
生徒たちもわかりやすいので、この調子でやれば、もうそろそろプロの教師になれると思います。たぶん・・・。

 小林先生によって、私は自分の発言を自ら言えた。
しかも勉強もわかりやすく教えてくれた。
 今もそうだけど、なんでもてきぱきと教えてくれていていいと私は思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

◇ありがたいメッセージをたくさんいただきました。真剣に受け止めて、また進みます。
 
◇みなさんの夢は何ですか?
 その夢に向かって、その夢に近づくために、決してあきらめずに、
努力できる人になってほしいと思います。

5年生:ラストメッセージ(6・最後)

与えられた場で精一杯の努力をしよう

◇「5年生:ラストメッセージ」も、本当にラストとなりました。
 
◇「与えられた場」とは、どんな「場」でしょうか?
  ・トランペット鼓隊の自分の楽器という「場」
  ・通学班長、委員会の委員長という「場」
  ・または、上の場合ではない「場」
  ・三泉地区にすんでいるという「場」
  ・三泉小学校という「場」
  ・その中の5年生という「場」
  ・担任が小林だったという「場」
 もちろん、自分から進んでその「場」に立った、というものもあるでしょう。
 でも、ほとんどは、自分ではどうしようもない、何ものかが自分に与えてくれたものなのです。
 その「何ものかが自分に与えてくれたもの」の中で、最も大切なものは何か・・・、そう、「命」です。
 確率的には、この世に自分が存在するということは、天文学的な数字である、
ということを3学期の理科で学習しました。自分の命も、周りの人の命も、同じように大切なのです。
 
◇S君を6月に亡くしました。彼にとっての「与えられた場」が、たった11年間だったと考えると、
悲しくてたまりませんでした。
 そして、教師として仕事をしている限り、この「与えられた場で精いっぱいの努力をしよう」
ということを伝えていこうと、強く思いました。
  
◇「精一杯の努力」とは、どんな努力でしょうか。

  ・教室、ワークスペース、下足箱のそうじ、自分の分担箇所をきれいにしていました。
  ・最後のトランペット鼓隊、予定よりも30分も早く終わりました。
  ・その後の卒業式準備、本当にてきぱきとしてくれました。飾り付けも、星のペンダントも「招待状」も、
   みんなみんな、すごい集中力でした。予定よりも1時間早くさよならできました。

 こんな姿が「精一杯の努力」なのです。当たり前の姿なのかもしれません。
でも、これらの行為を、心を込めて、気持ちを入れてやること、これが貴いことなのです。
 「精一杯の努力」をしている人の学習もしました。昨年の乙武さん、
今年は星野さんの学習を道徳の時間にしました。彼らは、普通のこととして、
「精一杯の努力」ができている人たちだと思います。
  
◇いよいよ最高学年です。何ものかがあなたのために与えてくれた様々な「場」が、
準備されていることでしょう。
 「精一杯の努力」をしてほしいと思います。
 きっときっと、その「精一杯の努力」は実を結ぶはずですから。
・・・新年度も、与えられた場で精一杯の努力を続けます、私も。
 
◇今号で『かがやきⅡ』はおしまいです。
 1年間お付き合いいただきまして、ありがとうございました。
 いつまでもこの28名の子供たちを見守り続けることを約束して、終刊といたします。


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コメント

別れに対する「精一杯」をするための手立て記されています。
ありがとうございます。

by 眞保篤 2012/12/26 16:55

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