単元構想【8時間】
第1時 全文を通読 追い読み、交代読み、一斉読み
第2時 音読指導 個人練習、一文交代読み、たけのこ読み
第3時 登場人物の確定【PISA型読解力:情報の取り出し】
登場人物は誰ですか。ノートに書きなさい。
どうしてそう思うのですか。
誰が何をしたお話ですか。ノートに書きなさい。
どうしてそう思うのですか。(~だから、を指導し、再度評定)
第4時 会話文は誰の言葉か【PISA型読解力:情報の取り出し】
おじいさんたちは、何と言ってかぶをぬこうとしましたか。
うんとこしょ、どっこいしょ。は何回でてきますか。
①~⑥まで番号をつけなさい。
誰の言葉ですか。
どの言葉から、おじいさんと分かりますか。(②~⑥も同様に)
第5時 繰り返し【工夫(レトリック】
あまい、大きなかぶと、「あまいあまい、大きな大きなかぶ」のちがい
第6時 読み方の検討をする【主題】
「あまい あまい」
はじめの「あまい」と2回目の「あまい」とどちらを強く読みますか。
第7時 「あまい」「大きい」検討【PISA型読解力:熟考・評価】
かぶは、本当にあまいのですか。(伴一孝氏追試)
「大きな大きな」とは、どれくらいの大きさなのですか。
おじいさんは、こんなに大きなかぶができて、困っているのですか。(伴一孝氏追試)
おじいさんが、かぶが大きくなったと気づいたのは、いつですか。
第8時 「誰が一番力が強いか」検討。【設定】
一番最初にかぶを引っ張ったのは誰ですか。
おじいさんが引っ張ってかぶは抜けたのですか。
最後に出てきたのは誰ですか。
それでかぶは抜けたのですか。
ねずみがひっぱって、かぶが抜けたんだから、ねずみが一番力が強いんだよね。(向山氏追試)
第9時 読み方の検討【主題】
「うんとこしょ、どっこいしょ」
6回出てきますね。全部同じ大きさで読みますか。大きさを変えたほうがいいですか。どれを強く読んで、どれを弱く読みますか。
なぜ最後を一番強く読むのですか。
第10時 言語事項
テストをする 接続語をおさえる(とてつもなく、ところが)
【2008年8月9日 伴一孝講座in静岡】 習得型で9月教材を授業する
指示1:
77頁、「あまい あまい」を指さしなさい。お隣と確認。
自分の読み方でいいですから、読んでごらん。(3列指名)
どちらを強く読んでいましたか。
(次の列も立たせて、どんどん言わせる)
指示2:
普通、同じことが2回繰り返されている時は、後の方を強く読みます。
みんなで読んでみましょう。
「大きな大きな」も同じように。
発問1:
かぶは、本当にあまいのですか。
甘いと思う人は、ノートに○、甘くないと思う人は×、
分からないという人は分からないと書きなさい。
発問2:
「大きな大きな」とは、どれくらいの大きさなのですか。手で作ってごらん。
発問3:
その大きなかぶを、一番最初にかぶを引っ張ったのは誰ですか。
発問4:
おじいさんが引っ張ってかぶは抜けたのですか。
発問5:
最後に出てきたのは誰ですか。
発問6:
それでかぶは抜けたのですか。
発問7:
ねずみがひっぱって、かぶが抜けたんだから、ねずみが一番力が強いんだよね。
〔強いんだよね。と、じらし、あおる。ノートに考えを書いた後、指名なし発表。〕
指示3:
強いと書いた人から指名なしで発表してもらいます。自信のない人からどうぞ。
説明1:
教科書には、誰が一番強いかは書いてありませんが、普通は大人の方が子どもより力があるし、女の人より男の人のほうが力があります。ねずみはとても小さいから、人間の方が力があります。では、どうして小さいねずみが来たときにかぶがぬけたのでしょうか。これから実験してみましょう。(天秤を使った実践、向山氏考案)
* おじいさん、おばあさん、まご、いぬ、ねこ、ねずみ の大きさをしっかり見せ、順を確認してから実験をする。
* ねずみを置いたときに、てんびんが大きく揺れるために、かぶの重さを重くしておく。
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