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TOSSランドNo: 2655890 更新:2012年12月22日

『若の浦に潮満ち来れば潟を無み葦辺をさして鶴鳴き渡る』(山部赤人)授業記録


2007年7月19日3時間目に,4年生26名に授業をした。
範読および一斉音読の後,数人が暗唱するまで音読練習をさせた。

「作者は山部赤人(やまべのあかひと)です。(百人一首の札を示しながら)百人一首に『田子の浦に打ち出でてみれば白妙の富士の高嶺に雪は降りつつ』という歌が入っていますね。山部赤人は,その歌の作者です。」

発問1:

動物が出てきます。何ですか。

説明1:

ツルですね。昔は,ツルのことを「たづ」ともいったのです。

発問2:

季節は,春・夏・秋・冬のうち,いつですか。

「冬ですね。ツルが日本に来るのは冬です。雪景色の中にツルがいる写真を見たことがある人もいるでしょう。」

発問3:

地名があります。どれですか。ヒント,近畿地方です。

なかなか出なかったが,ついに出た。
「若の浦ですね。今は,『和歌浦』と書きます。」

発問4:

何県にあるでしょう。

「和歌山県ですね。」

指示1:

地図帳で和歌浦を見つけなさい。

日本地図を示しながら,次の説明をした。

説明2:

現在は,ツルが来るのは,北海道東部,山口県熊毛町,鹿児島県出水地方だけです。が,江戸時代までは,本州各地にもツルがやってきていたようです。和歌山県にも来ていたのですね。

「斑鳩東小学校から和歌の浦まで行ってみましょう。」
グーグルアースで,斑鳩東小学校から和歌の浦までのツアーを見せた。子供たちから「おー!」という声が上がった。
「(写真を見せながら)ここが片男波(かたおなみ)海水浴場です。『片男波』…聞いたことありませんか?…『片男波』という地名は『潮満ち来れば潟を無み』が元になっているのだそうです。」
「(力士の写真を見せながら)これは玉春日と玉乃島というお相撲さんです。この2人は,片男波部屋の関取なのです。」(不要かな?)

指示2:

「潟」とは干潟のことです。辞書で「干潟」を調べなさい。

数人に意味を発表させた。

説明3:

(図を示しながら)これが陸地です。1日に2回満潮と干潮があります。満潮とは海面が上がること。干潮とは海面が下がることです。潮の干満は,月の引力によって起こります。

潮の干満および干潟について説明した。
(図や説明は,「東北沿岸域環境情報センター」「熊本港湾キッズサイト」から拝借した。)

発問5:

葦辺とは,葦の茂っている水辺のことです。(葦や葦辺の写真を見せる。)でも,この色(緑)はおかしいよね。なぜですか。

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冬だから(緑ではないはずだ),という答えが出た。

説明4:

「鶴鳴き渡る」とは,ツルが鳴きながら飛んでいくということですね。(インターネットから取ったツルの写真と鳴き声を示した。)「和歌の浦に潮が満ちてくると潟が無くなるので,葦のほとりをめざして鶴が鳴き渡る。」という意味になります。

発問6:

干潟で,ツルは何をしているのですか。

えさを食べている,という答えが出た。

説明5:

干潟には,貝やカニなど,さまざまな生き物がいます。それらがツルのえさになっているのですね。


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