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TOSSランドNo: 1114070 更新:2012年12月16日

4年生の2学期国語のスタート「夕立」はちょっと知的に! 第1時


国語/小学校4年生/夕立/2学期のスタート

                       下重和也

4年生の2学期国語のスタート 「夕立」はちょっと知的に!(Ⅰ)

4年生の国語、光村出版に夕立(みなかみかずよ)という詩がある。

その詩の「夕立」という言葉を取り上げ、ちょっと知的に指導する。

指示1:

教科書に丸を10こつけなさい。全員起立。1回読んだら丸を一つ塗りなさい。

3分程度時間を取った。最高で5回読むことができた。

発問1:

この詩の季節はいつですか。

ほとんどの児童が夏と答えた。しかし、数名が秋と答えた。

指示2:

では、「夕立」を辞書で引いてみなさい。

まだ、辞書の指導が十分でないため、わがクラスでは辞書を引く時間がかかってしまう。
辞書には次のように書いてあった。「夏の夕方、急に降る雨」。全員が納得した。
黙って次のように板書していった。

板書
   梅雨
   五月雨
   村雨
   時雨
   春雨
   秋雨
   夕立

発問2:

読める字はありますか。

梅雨と夕立は読める児童がいた。
しかし、他はまったく読めなかった。
読み方を教えた。
村雨は百人一首の
「○○の露もまだひぬ牧の葉に霧立ちのぼる秋の夕暮れ」
といってやると、
「むらさめだ!!」と分かった。

説明1:

五月雨(さみだれ)、村雨(むらさめ)、時雨(しぐれ)
春雨(はるさめ)、秋雨(あきさめ)と読みます。

発問3:

いつ降る雨なのでしょうか。分かりますか。

五月雨は5月
 梅雨は初夏
 夕立は夏
 秋雨は秋
 春雨は春

 と簡単に答えが出た。しかし、他のものが答えが出ない。
 そこで辞書を引かせた。

指示3:

では、辞書でどんな雨で、いつ頃降るのか。
調べなさい。
いつ降るのか、分かったものも辞書で確認しなさい。

引いたものを板書していった。

板書
   梅雨    6月から7月はじめの雨  降り続く
   五月雨   6月から7月はじめの雨  降り続く
   村雨    さっと降ってすぐやむ雨
   時雨    秋から冬にかけて降る雨  時々さっと降る   
   春雨    春、芽の出るころ降る雨  しとしと降る
   秋雨    秋に降る雨
   夕立    夏の夕方に降る雨     急に降る

説明2:

日本人はこのように雨一つにいろいろな名前を付けました。
日本には四季があります。
春夏秋冬、それぞれに感じることが違うものです。
そのようにきめの細かい心を持っているのです。
すばらしい文化だと思います。

子どもたちは黙って聞いていた。どこまで感じてくれたか。

発問4:

この中で一つだけ仲間はずれがあります。分かりますか。
(夕立だ。雨と言う字が入っていない。)その通りです。
どうして、雨と言う字が入っていないと思いますか。
予想をノートに書きなさい。

児童の予想
 ・夏の雨で急に降って雨が降ったか降らないかというくらい
  あっという間にやんでしまうから。
 ・あっという間にやんでしまうから。
 ・夕方に立っている休んでいる間にやんでしまうから。
 ・立って逃げなくてはならないほどすごい勢いで降るから。
 
なるほどと、児童の考えをすべて認めてやった。
ほとんどの児童があっという間にやんでしまうからということをあげていた。

発問5:

「夕立がきた」とあります。「夕立が降った」とどう違いますか。

時間がなくなってしまったので意見を聞くだけにした。

・「夕立がきた」は「くるぞ、くるぞ」と思って、ふる。
 「夕立が降った」は急に降った感じ。
・「夕立がきた」は雷がなったり、風が吹いたりして降るのが分かる感じ。
 「夕立がふった」は分からないうちに降り始まった感じ。
・「夕立がきた」は夕立がゆっくり降った感じ、「夕立が降った」は急に降った感じ。
・「夕立がきた」だと晴れていたのにいきなり降った感じ。
 「夕立が降った」だと降ってもおかしくない感じ
・「夕立がきた」だと夏も一緒にきたということ、
 「夕立がふった」はただ雨が降っているような感じを表している。
・「夕立がきた」は夕立が夏だから梅雨が終わり、
  今度は夕立がきたと言うこと。
 「夕立がふった」はただ降ったということ。
・「夕立がきた」は激しく降る雨が自分の方にいきなりくるような雨だと思う。
 「夕立が降った」は少しずつ降ってくるだと思う。

いろいろな意見が出て、面白かった。
「夏がきた」という思いを「きた」に込められたという意見は大いに誉めた。

「夕立がきた」の方が急に降ってきた感じがすると話して授業を終えた。


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