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TOSSランドNo: 1212086 更新:2012年10月03日

運動量抜群!サッカー型ゲームの導入は.これでばっちり!


修正点は、※で示した。
4年生30名。グラウンドで実施。

[用意する物] ・ボールかご(ボールが一人1個以上入っているもの。)
        ・ハードル15台

前半15分は、縄跳びを実施した。よって、サッカー型ゲームの時間は30分である。

① ドリブル(一人)

指示1:

※ 女子は、かごの中から、好きなボールを1個持ってきなさい。 

女子に対するハンディ(レディ・ファースト)である。男子は技能が高いので、ある程度空気のへこんだボールでもよい。女子は技能が低いので、なるべくよいボールを選ばせたい。そのための手段である。女子と男子の技能差は誰もが認めているので、文句を言う男子はいなかった。

指示2:

ドリブルでトラックを1周します。戻ってきた順に2列になってすわります。

このまま始めさせると、早くゴールしたいがために、大きく蹴ってしまう。そこで、次のように言う。

指示3:

ボールが足元からなるべく離れないようにします。離れない人が上手です。

子どもたちは、やりたくて仕方がない様子である。
女子をスタートさせる間に、男子にもボールを取ってこさせる。
女子がスタートして、先頭が半分くらい進んだところで、男子もスタートさせる。
一斉に30人がスタートするとごちゃごちゃするし、けがの危険性もある。
何よりも、スピードのある男子に対するハンディである。

ここで、男子が女子とは別に、2列に並んでしまった。全部で4列になってしまった。スタートが男女別だったので、勘違いしたのであろう。ここで、男女一緒に並べ替えようとしても、次々とゴールしてくるので絶対に混乱する。
こちらの意図としては、男女一緒にしたかったが、変えずに男女別のままで並ばせた。

技能の差が着順に出るため、となり同士がだいたい同じレベルになっている。授業がスムーズに流れるための授業システムである。

② コピードリブル(二人)

指示4:

隣が二人組です。じゃんけんをしなさい。

指示5:

勝った人が前になって、ドリブルします。後ろの人はついて行きます。なるべくゆっくりドリブルしましょう。

コピードリブルは以前やったことがあるので、すぐに理解した。
20秒で太鼓をたたいて、前後交替する。

「ゆっくりしましょう。」と指示したものの、全力で直線的にドリブルする子もいたので、いったん止めて、次のように指示した。

指示6:

たくさん曲がれる人ほど上手になります。後ろの人が困るほど、たくさん曲がってあげなさい。

スピードが落ち、ターン、回転など、動きにバリエーションが出てきた。○○さんうまい!と上手な人をほめていった。

③ ボールコンタクト(一人)

足の裏、甲、インサイド、アウトサイドでボールに柔らかく触れ、操作になれるための練習である。
コピードリブルを太鼓で終了させてから、その場で行う。

指示7:

ボールコンタクトをします。先生がやるのをまねしながらやります。

【左右】足の裏でボールを押さえた状態から、足の裏でボールを左右に動かして、インサイド・アウトサイドで止める。これを10回繰り返す。
【前後】足の裏でボールを押さえた状態から、足の裏でボールを手前に引き寄せて、足の甲で止めるこれを10回繰り返す。
【左右の踏み替え】つま先でボールを押さえた状態から左右の足をリズムよく踏みかえる。これを10回繰り返す。

これも昨年度にやったので、スムーズにできた。

④ ボールキープ合戦(二人)

指示8:

※ さっきと違う二人組を作りなさい。作ったら座りなさい。

なるべくたくさんの人とペアを作らせたいので、違う二人組にした。
太鼓をたたいて、「1,2,・・・」と数えていく。9秒で全員出来た。「速い。いいクラスだ!」と大いにほめた。

一人はボールを隅っこに置きに行かせる。また使うので、かごには入れさせなかった。

指示9:

ボールの取り合いをします。太鼓が鳴ったときに、ボールをキープしていた人が勝ちです。※ただし、ボールが体から3メートル以上離れていたら、引き分けにします。

3メートルの距離を、先生から○○くんまで、とおおよその目安で示した。
これも、ドリブルするときや、奪うときに、ボールを強く蹴らないためのルールである。

1試合20秒で太鼓をたたく。2回戦行った後、その場に座らせる。

発問1:

ボールがどちらにあった方が、相手に取られにくいですか。

近くのペアを立たせ、ボールを置いてみた。(下の図で、ボールは○)

     ○  △  ○  ▲
     B (本人) A (相手)

全員がBと答えた。 

実際に私がボールをキープして、サッカーが得意な男子1名を指名して、ボールを取らせてみた。私は、男子に背を向けて、ほとんどボールを動かさない。回り込んできたら、また動いて、ボールと相手の間に体を入れるだけである。これだけで、ボールを取られなかった。

もう1試合行った。女子でも、体を入れてボールを取らせないようにしている子がいた。

⑤ ゲートボールサッカー(一人)

指示10:

※ ゲートボールサッカーをします。ボールを持っていない人は、ボールを取ってきなさい。ボールを持っている人は、ハードルを線の上に置きなさい。

原実践ではカラーコーンであるが、数が十分でないので、ハードルにした。
実際はカラーコーンの方が幅を調節できるのでいい。
風でも倒れない。
最初からハードルを置くと邪魔になるので,あらかじめ、下図のように線を引いておいた。これも以前やったことがあるので、すぐに理解し、動くことができた。

                                   - 
                                - 14m
                             - 13m
                          - 12m
                       - 11m
                    - 10m
                 - 9m
              - 8m
         - - 7m
 - - -   6m
   5m 

 レベル1    2   3  4  5  6  7  8  9  10

【ルール】
① 1人が1個のボールを持つ。
② 線の上からボールを蹴る。
③ ハードルの間をボールが通ればクリア。次のレベルに進む。
④ はずれたら、何度も同じレベルで挑戦する。
⑤ ボールは必ず自分で取りに行く。
⑥ 全員レベル1からスタートする。(だから、レベル1のハードルは3台、レベル2は2台用意してある。)
⑦ レベル10すべてクリアしたら、逆の足でまたレベル1から始める。

ゲームの前に、足のどの部分でキックするか、次の発問をした。

発問2:

ねらったところに正確に蹴るには、足のどこで蹴ればいいですか。
A つま先(トゥキック)  B 甲(インステップキック) C 内側(インサイドキック)  D外側(アウトサイドキック)

予想は、A 2人  B 7人  C 21人  D 0人だった。
ゲーム後に聞くと、A 18人 B 2人  C 8人 D 1人、その他(つま先の裏)1人となった。 
キック力が弱い女子は、ほとんどがAであった。

5分間で、どの子も汗をかいて息を切らしていた。運動量抜群のゲームである。

子どもたちの流れを見て、ハードルを動かしていった。3台もあるレベル1が少なくなって、1台しかないレベル3が混んできたら、レベル1から3に、ハードルを移動させる。その後も、待ち時間を減らすために、ハードル数を調整した。

参考までに、結果を載せる。

   
        1回目      2回目(逆足)
レベル1                 3人
レベル2
レベル3
レベル4                 1人
レベル5
レベル6     2人         2人(最高)
レベル7     8人
レベル8     5人
レベル9     7人
レベル10    2人(女子最高)

【引用文献】根本正雄編・TOSSフラミンゴウズ著『体育授業の知的組み立て方 3~4年編』(2002,明治図書、80~84ページ)


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