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TOSSランドNo: 1456793 更新:2012年12月16日

向山実践の追いかけ方(向山洋一DEEP研究会立ち上げ)


 シアトル空港でのことである。
 成田へ向かう飛行機を待ちながら,VIPラウンジでワインを楽しんでいた。
 最高だった五日間の余韻にひたりながらの談笑である。

 たまたま話題が,「やまなしCD」のことになった。
 四代目のテープの中に,1時間中しきりにベルが鳴り響くものがある。
 何らかの事情があって,授業中に防災安全点検を行っていたのだ。
 テープで聞いてもすごい音なのだが,向山先生は淡々と授業を進める。子どもたちも,全く意に介していない。私は,ここが凄いと思った。
 しかしこれを,商品化するとなると,また違った一面が生じてくる。
 「デジタル処理してベルの音を抑える」というやり方も考えられるのである。
 いくつかの意見が出た後,向山先生から意見を求められた。
 私は,「ベルの音が入っている方が,臨場感があるし,より向山学級の凄さが伝わりますから,オリジナルでいった方がよいかと思います」と主張した。
 すかさず向山先生は次のように応えられた。

「オタク」の世界だな。

 私は,自分では「オタク」的だなどと思っていなかったが,なるほどそう指摘されてみれば,思い当たるふしがあった。
 しかも,指摘しているのは本家本元の向山先生である。

 私は,普通に向山先生の実践を研究し,そこから学んでいる人たちとは,少し違う感覚になってしまっているのかも知れない。
 一般的な教師の価値観とは違ったところに来てしまっているのかも知れない。
 しかし,私はこのようにして勉強し,腕を磨いていくのが好きだ。
 最近になって,また更に向山先生の凄さ,向山実践の素晴らしさが分かるようになってきた。
 自分の実践のレベル次第で,向山実践から「見て取れること」というのは変化してくるのだから,当然と言えば当然である。
 これを一貫して12年も続けていれば,やはり「オタク」化していくことは避けられないのかも知れない。

しかしながら,私自身は「オタク」的ではあっても,まだまだ「オタク」の世界にはほど遠いと思っている。
 向山先生から“弟子”と呼んでいただけるのは有り難いが,自分の仕事は全然そんなレベルでないことも,よーく分かっている。
 「やまなし」の編集をさせていただけたことは光栄であるが,“じゃあお前の「やまなし」はどうなんだ”という評価・評定と背中合わせであることを,痛いほど感じている。
 もっともっと,DEEPな研究,DEEPな仕事の必要に迫られているのだ。
 そこで,私自身の勉強のためにも,DEEPに向山実践を追求したい人だけで,研究会をやってみることにする。
 そこから見えてくるのが,一般の教師には役に立たない単なる「オタク」的情報なのか,それともこれまで明らかにされてこなかった有益な教育情報なのか,今のところは四分六分という感じなのであるが,やってみる価値はある。
 以上の理由により,「向山洋一DEEP研究会」略称「D研」を立ち上げる。

  第1回「向山洋一DEEP研究会」の課題

「学級通信スナイパー」№39に,次の文章がある。

国語 A りんごはあって,みかんはない
    B りんごはあっても,みかんはない
 
  A,Bのちがいの授業。「も」について調べてみる。ノート4ページになる。広辞苑がやはりいい。

向山先生教師3年目5年生担任時の日記(1/22)からの引用である。
  これを,向山先生はどのように授業したのか。
  できれば,自分でも授業にかけてみた上で,B4版数枚のレポートにしてほしい。(向山先生に直接見ていただいてコメントをいただけるくらいの質・書き方で)
  また,自由課題として,「これからD研でやってみたいテーマ」や,「恐らくあまり知られていないであろうと思われる向山先生情報」等をいくつか持ち込んでほしい。こちらはメモ程度でも結構である。


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