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TOSSランドNo: 7820653 更新:2019年05月02日

絵本「ひらがな日記」を使用した人権・同和教育授業


吉田一子さんが書いた日記資料を提示する。

発問1:

ある人の作文です。
何才の人が書いた作文だと思いますか?

・2才 ・5才 ・10才 ・・・

説明1:

60才を過ぎたおばあさんが書きました。
吉田一子さんです。
なんで小さい子が書いたと思われるような作文しか書けないのでしょうね。
実は、吉田さんは60才まで読み書きができませんでした。
この吉田さんのことが絵本になっています。
(絵本「ひらがなにっき」を提示する。)
今日は、この絵本をもとに勉強していきます。

発問2:

読み書きができなかったらどんなことに困りますか?

例示としてハングル文字で「立ち居入り禁止」と書かれた標識を提示したり
フランス語で書かれた料理のメニューを提示したりして体感させる。

指示1:

困ることは他にもたくさんありますよね。
できるだけたくさん書きなさい。

・本が読めない ・地図が読めない ・買い物ができない ・電車に乗れない ・手紙が書けない ・年賀状が書けない など

説明2:

生活に困りますね。
実際に吉田さんはどうだったんでしょう。
絵本を読んでみましょう。

読み書きができず苦労したことがわかるページを10ページ程度抜粋し読む。
(絵本をスキャナで読み取り、電子黒板に拡大提示したものを見せながら読んだ。)

説明3:

銀行で苦労したことを書いた実際の作文もあります。

作文をコピーしたものを配る。
(作文は読みにくいため訳したものを裏に付けておく。)
少し原文解読に挑戦させた後、訳の文を読む。

※作文は絵本の最後の方のページに掲載されている。

指示2:

吉田さんについて、ここまでの感想をお隣さんに言いなさい。

数人に発表させる。

説明4:

苦労をした吉田さんでしたが、勉強をして読み書きができるようになっていきます。
どうなったのか絵本の続きを読んでみましょう。

吉田さんが読み書きができることに喜びを感じていることがわかるページを数ページ抜粋して読む。

発問3:

読み書きができるようになって吉田さんの生活はどう変わったと思いますか?
まず、どのようなことができるようになったのか、できるだけたくさん書きます。

・本が読めるようになった。 ・自由に買い物ができるようになった。 ・手紙が書けるようになった。
・銀行でお金を下ろせるようになった。 ・自分の名前が書けるようになった。 など

発問4:

色々なことができるようになりますよね。
これらのことができるようになって、吉田さんの気持ちはどのように変わりましたか?

・楽しくなった。 ・幸せになった。 明るくなった。 など

説明5:

読み書きで人生は大きく変わるんですね。

発問5:

ところで、みんなはなぜ読み書きができるんですか?

・学校で習ったから。 ・勉強したから。 ・教えてもらったから。

発問6:

なぜ学校に来ているんですか?
それは、誰が決めているんですか?

上記の2つのことを子ども達とのやり取りの中で聞いていき、日本国憲法で示されていることを知らせる。

説明6:

実は日本国憲法に示されています。
日本国憲法には「国民の権利」というものが示されていて、
皆さんがこうして勉強できているのは「教育を受ける権利」が保証されているからなんです。
吉田さんの場合は、この権利が保証されていなかったということです。

発問7:

日本国憲法に示されている国民の権利ですが、「教育を受ける権利」を含め全部で10あります。
他にはどんなものがあると思いますか?
予想してノートに書きなさい。

・給食を食べる権利 ・教室に入る権利 ・男女平等 ・遊ぶ権利 ・家に住む権利 ・ラジオ体操をする権利
・買い物をする権利 ・仕事をする権利 ・意見を言う権利

説明7:

実際にはどんな権利が示されているのでしょうか。
確認していきましょう。

10の権利を復唱させながら黒板に提示する。

発問8:

みんながさっき予想したものはどの権利に当てはまると思いますか?

提示した権利に番号をふる。
子ども達は自分の予想はどの権利に当てはまるか考え番号を書く。

説明8:

こうしてみると、皆さんの予想した権利はほとんど日本国憲法で保証されていることがわかりますね。
でもこれは当たり前のことではないんです。
世界にはこのような国々もあります。

ごみ捨て場で働く子どもや、飢えを我慢し配給を待つ子ども達の写真を提示し、日本は権利が保証されていて恵まれていることに気づかせる。

説明9:

実は日本でも、当たり前のようにある今の権利が保証されてない時代がありました。
歴史で習いましたが覚えていますか?

「江戸時代の身分制度」「全国水平社山田少年の演説」「女性の政治参加」「足尾銅山鉱毒事件」について、子ども達とやり取りしながら思い出し確認していく。

説明10:

今当たり前のように保証されている権利は、昔の人たちの努力の上にあるものです。
自分の権利はもちろんのこと、人の権利も大切にしていかなければいけませんし、これからも守っていかなければいけませんね。

感想を書かせる。

【準備物】
□絵本(「ひらがな日記」文若一の絵本制作実行委員会 絵・長野ヒデ子(エルくらぶ))
※授業では、数ページ抜粋してスキャナで読み取り、電子黒板で拡大提示しながら使用。
□実物作文資料コピー  □ワークシート  □黒板提示用の国民の権利(チョークで書いてもよい)
□画像(「吉田一子さん」「立ち入り禁止の標示」「フランス語のメニュー」「ごみ捨て場で働く子ども達」「配給を待つ子ども達」「江戸時代の身分制度」「全国水平社山田少年の演説」「女性の政治参加」「足尾銅山鉱毒事件」)


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