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TOSSランドNo: 2343551 更新:2016年07月05日

子どもに受ける「おもしろ怪談話10」


1 「悪の十字架」

説明1:

先生の大学時代の友達、○○君。
○○君が体験した本当にあったお話です。
暑い暑い夏の夜。
そう、今晩のような夜だったそうです。
先生の友達の○○君は、その日、眠れませんでした。
のどがからっからに乾いていたんです。
冷蔵庫の中は昨日から何も入っていません。
しかたなく○○君は台所に行って、水道の蛇口をひねりました。
ところが、・・・
水が出ないのです。
断水???いや、そんなことは聞いていない。
でも、やはり水は出ないのです。
異常なのどの渇き。
○○君はがまんできなくなり、近くのスーパーに水を買いに行きました。
しかし、時計は夜中の1時。こんな時間までスーパーは開いているのか、少し不安でした。そのころは、今のようなコンビニなどありませんでした。
人気(ひとけ)のない道を○○君は急ぎました。
ついにスーパーに着きました。しかし、案の定、そのシャッターは下りていたのです。
横になる扉を何度もたたいてみましたが、 何の反応はありません。
そのとき、○○君は気づきました。ドアの横に貼ってある紙に。
紙には消えそうな文字で明日の開店時間が書いてありました。
○○君はつぶやいた。
「このスーパー、明日開くの十時か・・・」
「開くの十時か・・・」
「開くの十時か・・・」
「悪の十字架!!」

2 「恐怖のみそ汁」

説明2:

「お母さん!お腹すいたよ。何かないの?」
2階からカズオが叫んだ。
台所にいるはずの母からは何の反応もなかった。
おかしいなと思いながら、カズオはもう一度叫んだ。
「お母さん、聞こえてる?何か食べるものない??」
しかし、やはり返事はなかった。
しかたなく、カズオは階段を下りていった。やはり、母の姿はない。
ガスコンロには火がついており、鍋がかかっている。
グツグツグツグツ
と、その時、奥の部屋から母が帰ってきた。
回覧板を届けに行ってたのだ。
「もう、火をつけたままで危ないじゃないか。お腹すいたんだよ。今日のご飯何?」
母親はにっこりと笑ってこう言った。
「今日、麩の味噌汁・・・」
「今日、麩の味噌汁・・・」
「恐怖のみそ汁!!」

3 「悪魔のぬいぐるみ」

説明3:

小さな町の小さなおもちゃ屋。
その少女は何かをさがしていた。
ミッキーマウス、ドナルドダック・・・
いろいろなぬいぐるみが棚に置いてある。
少女は、そのひとつひとつを見つめながら、
「これじゃない・・・これじゃない・・・」
とつぶやいていたが、突然、プーさんのぬいぐるみを指さして言った。
「あっ!熊のぬいぐるみ!」
「あっ!熊のぬいぐるみ!」 
「悪魔のぬいぐるみ!!」 

4 「青い血」

説明4:

昔々、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんが山に芝刈りに出かけるとき、やさしいおばあさんが急に真剣な顔になって言いました。
「昼になったら、かならずこのお弁当を食べてくださいね・・・・。」
やがて、昼になり、おじいさんは切り株の上に腰掛けて弁当を開きました。
中には、おむすびが3個。その中のひとつを一口食べたとたん、おじいさんは言いました。
「あ~、おいちい!」
「あ~、おいちい!」
「青い血!!」

5 「カエルの怨霊」

説明5:

ある夜、男と女は田舎道をドライブしていた。
カーラジオからは、「西野カナ」が流れている。
道の脇は田んぼ。カエルの鳴き声がする。
ところが、だんだんカエルの鳴き声が大きくなっていくのだ。
カーラジオから流れる西野カナの声も聞き取れなくなるほどに。
「えっ??これって???」
それでもカエルの声は大きくなっていく。
男はついに、ボリュームに手を伸ばした。
女は小さな声で言った。
「変えるの?音量・・・」
「変えるの?音量・・・」
「カエルの怨霊!!」

6 「呪いの館」

説明6:

「親方!親方!まだですか?」
親方は仕事は丁寧だが、何をするにも時間がかかって仕方がない。
この現場も1週間遅れだ。
「親方!親方!ぐずぐずしてちゃ間に合いませんよ。」
親方は悪びれもせず、
「まあ、何とかなるさ。」
と言っている。
職人たちはあきれ顔でつぶやいた。
「のろいのう、親方・・・」
「のろいのう、親方・・・」
「呪いの館!!」

7 「怪談、お岩」

説明7:

お岩は、数える。今晩も。
「一段・・・二段・・・三段・・・・・」
お岩は階段を永遠に上りながら数えるのだ。
「十段、十一段、十二段・・・・・」
お岩の細いからだが左右に揺れている。
「五十一段、五十二段、五十三段・・・・」
お岩は、ふと足を止め、こう言った。
「階段、多いわ・・・」
「階段、多いわ・・・」
「怪談、お岩!!!」

8 「溶けた身体」

説明8:

ある熱帯夜のことだった。暑くて眠れない夜だった。
枕を並べて寝ていた兄弟が、どちらからともなく囁いた。
「暑いな」
「うん」
「冷凍庫に、アイスクリームがあっただろ」
「……とってこようか」
「……」
弟は軋む木の階段を降り、台所へ向かった。
台所は真っ暗であった。
5分……6分……10分経っても弟は戻らない。
兄は心配になって、階段の踊り場へ出てみた。
すると弟が、汗をしたたらせながら階段をのぼって来るではないか。
その手には、握られているはずのアイスクリームの陰形もない。
兄「どうしたんだ……どうしてアイスクリームをもって来なかったんだぁぁぁぁ」
弟「……溶けたからだ」
 「・・・溶けたからだ」
 「・・・溶けたからだ」
 「・・・溶けた身体!!」

9 「魔女と猫の花瓶」

説明9:

ある日、古びたアンティークショップの前を通りかかった女性が
店のウインドーに飾ってある花瓶に惹かれて
薄暗い店内に入ったら、黒ずくめの服を着た老婆が
猫を膝に乗せてゆったりと椅子に腰掛けて店番をしていた。
女性は老婆に軽く会釈したあと花瓶に近寄り、ひと言つぶやいた。
「まぁ、上等ね、この花瓶」
「まぁ、じょうとうね、この花瓶」
「まあ、じょうとうね、このかびん」
 魔女と猫の花瓶!!

10 「猫の魂」

説明10:

猫のタマが今日はやけにうるさい。
ニュアア ニュアア
タマには、人間には見えない何かが見えるのだろうか。
勉強が手につかない。
「猫のタマ、シーッ!!」
「猫のタマ、シーッ!!」
「猫の魂!!」


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