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TOSSランドNo: 1235145 更新:2012年12月13日

合唱曲「手のひらをかざして」(山崎朋子作詞・作曲)の指導法


心がぽかぽか温かくなるような歌です。福祉の授業の時間に手話つきで歌うこともあります。卒業式やお別れ会にも適しています。
「手」と言う言葉がたくさん出てきます。「て」の発声は技術的にかなり難しいと私は感じています。つぶれた声にならないで、やわらかな「手」にするために発声練習がたくさん必要です。

1.1拍前に全員で息を吸う。

「ハッ」という吸う音が聞こえるくらい、たっぷりと。第一声の「手」が雑で乱暴にならないように、口の中を開いて深く丸い「手」にすること。伴奏が四分音符でもあり、「ての/ひら/」と縦に歌ってしまうと味がない。「てーのーひーらーをー」となめらか~に歌う。伴奏の四分音符も柔らかく。以下同様。
「手のひらを光る空に」は「て」「ひ」「ら」「そ」のT・H・L・Sをていねいにはっきり発音する。とくに「ら」を明るくはっきりと発音すると、明るい輝きが表現できる。「空に」の「に」は2拍、「ごらん」の「ん」は3拍、きちんと伸ばす。「ごらん」の「ん」はmではなくn。ハミングではなく口を開いた方がいいと私は思う。
音を覚えたら、「手のひらを光る空にかざしてごらん」を歌うとき、手を本当に空にまっすぐかざして、顔も空を見上げて歌ってみよう。歌声がガラッと変わるはず。そんな上向きのエネルギーを体に感じながらこの歌を歌おう。

全員で同じメロディーを歌うこの部分で、8割決まる。全員で息を吸う、声の大きさ、声の美しさ、全員の心がひとつになっているかどうか、この部分だけでざわざわと感動が伝えられるようになれば、最後まで歌い上げることは必ずできる。

2.「僕も/君も/生きている」と言葉を歌う。

「生きて」の「てー」、発声に注意。柔らかく美しく。ここまで全員一緒で、「証が見える」がアルトが別れる。あれ?アルト、間違ったの?と思われないように、「別れました」とわかるように、はっきり歌う。
クレシェンドがついている。感覚として「み<え<る<-」か「みえる<-<-」と大きくする感じ。「る」は1と同様、拍の長さをきちんと伸ばすこと。

3.「ケンカして/目も合わさずに/通り過ぎた/夕暮れ」と言葉を歌う。

特に女声は音が低いから、話し声でどならないで、歌声を出すこと。男声とソプラノがひとつにまとまった声になるよう意識しよう。
アルトの「ウー」は、口の中は「オ」のようにひらいくちびるはキュッとウの形に引き締める。暖かな、深い響きの「ウ」になる。以下、この曲の「Uhー」は同様。

4.「僕は/ひとり/悲しくて/流れる涙/手で拭った」と言葉を歌う。

「ひとり」のH、「悲しくて」のK、N、S、「流れる」「涙」のN、ていねいに。
「手で拭った」の「ぬぐったー」をひとまとまりにするのではなく、ちいさい「っ」を意識して、一瞬隙間を作る。「てでぬぐうっ/た<-<-」のようにふたつに分けて歌うかんじで「た」を大きくしながらゆっくりと伸ばす。rit.の加減は指揮者のセンス。

5.「大きな手」ここから転調し曲の雰囲気が変わる。

ひとまわり幅広くスケールが大きくなったイメージ。
「大きな手」は大きく、「小さな手」は小さく歌う。「てー」は長く、美しく。「温かい」の「あ」はくちをあけて深くたっぷり。「たたか」のT、Kの子音もていねいに、「あー<たー<たー<かー>いー」と「か」をヤマに歌うと、次のフォルテがやりやすい。「太陽が-<青い地球に-」と、息継ぎをしないで2段階に大きく歌う。「に」が苦しくならないように息をたっぷり吸って歌う。「微笑む」の「ほ」が口の中が狭くならないように、「あ」の口くらい開けて「お」を発音する。特にHOHOと子音を聞こえるようにていねいに。
「限り」の「いー」は、ゆっくり3パートそろって伸ばす。男声とソプラノが音が動いているので、アルトも一緒に伸ばし、いっしょに息継ぎをする。rit.の加減は指揮者のセンス。

6.転調し、男声のメロディー。

注意は上記1.2に同じ。男声の「見える」はクレシェンドはついていないが、ピアノにはついている。歌も大きくしてもよいと思う。
女声の「Uh-」は上記3に同じ。柔らかく、飛び出す声がないように、パートの声がひとつに聞こえるように。八分音符で動く音をすこし大きめに歌うと曲に雰囲気が出る。

7.「いっしょに/過ごしたときに/旅立つ/季節がきた」と言葉を歌う。

意は上記3に同じ。アルトは、3ではウーだけれど、ここでは歌詞になっている。女声パートの豊かな歌声が要求されている。アルトだけが違う音になっている部分のハーモニーを味わう余裕をもとう。

8.「切ない/思いが/あふれて/指の隙間を/こぼれてゆく」と言葉を歌う。

「くー」がゆったり伸ばせるように、息継ぎでたっぷり吸う。

9.「大きな手・・・」上記5に同じ。

「ゆこう」の「うー」は3拍そろって伸ばす。

10.「「唇から・・・」この曲の中で、ここだけ違った音楽になっている。

伴奏を見てもわかるが、これまでより動きがある。「く・ち・び・る・か・ら・う・た・がー・・・」と少しリズムにのってひとつずつはっきり歌うも良し、「くーちーびーるーかーらー」となめらかに歌うも良し。みんなで相談しよう。
「唇から/歌がこぼれて/笑顔から/愛が生まれる」と言葉を歌う。「生きてゆく」はパートでずれて歌うので、はっきりはいることと、「人生は」をきちんとそろって歌うこと。「はー」もていねいに伸ばすのを忘れずに。「生きてゆく<人生は<嵐の日ばかりじゃない」と3段階に大きくする。クラス合唱なら「いー」をいったん小さくしてからぐぐっと大きくするのもあり。「いー」が苦しくならないようにどこかでたっぷり息継ぎをする。

11.「たたずんで空見あげ」ここは、「おきな手小さな手」のような比較になっていないので、一息で大きなまとまりとして歌う。

同様に「流れる雲を見つめたい」も一息。「優しい雨が全て包んで」「潤す限り」も一息。語尾の「いー」「でー」「りー」を十分にも伸ばせるくらい余裕を持って歌う。

12.ソプラノ、アルト、「大きな手」以降、注意は3と同様。

「ラララ」はLの発音をクリアに。怖い表情ではなく、にっこりと楽しそうな表情の明るい「ラ」で歌う。息継ぎは指定されたところで。息継ぎ前の「ラ」が短く雑にならないように気をつけること。
アルトの「ほほえむかぎりーラララ」の「りーー」最後の八分音符は3パートそろって長めに歌う。だから、ここでは息継ぎをしない方がそろう。息継ぎするなら、いったんテンポを落としてもよい。最後の「ラー」は「ラーーv--」と途中でカンニングブレスしてもいいから、十分最後まで余裕を持って伸ばすこと。

最後に「ラララ・・・」という部分がどうしてついているのでしょう。歌詞だけで終わっても十分すばらしいのに。それをみんなで考えると、最後の部分をどんなイメージで歌うのか、共通の意識をもつことができます。答えは、それぞれのクラスで見つけてください。


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