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TOSSランドNo: 2320392 更新:2012年12月13日

合唱練習が「壁」にあたったときの語り


21日、合唱の練習が「壁」に当たりました。

最初は元気に歌っていたものの、後半は疲れてきたのでしょうか、今まで出ていた歌声の半分くらいしか出ていませんでした。もちろん、一生懸命に歌っている人もいましたが、多くの人が下を向いて歌っていました。

「歌っている」というより、「歌わされている」

という雰囲気が、横で聞いてきて伝わってきました。でした。

これでは、指揮者の英也君(仮名)や恵子さん(仮名)・希望さん(仮名)に申し訳ないと思いました。
先頭に立って集団を引っぱるというのは大変なことです。指揮者を立候補してくれた英也君。伴奏者の恵子さん・希望さんは、学校から帰った後、自由時間を削って学級のためにピアノの練習に取り組んでいます。
合唱というのは、そういった目に見えない《努力》の上に成り立つのです。
そうした大切なことを忘れてしまうと、合唱にはなりません。全員の心が1つにまとまらないからです。

合唱練習は、必ず《中だるみ》があります。
そこを、どう乗り切るかで《学級の力》がわかります。
昨日は、3年生の先生が「あまりにも声が小さいから喝を入れた!」と言っていました。今がそういう時期なのかも知れません。

「雨降って地固まる」

という言葉があります。

力のある学級は、そうしたピンチを乗り越えて、より高いレベルでまとまります。しかし、力のない学級は、そのまま失速します。学級がばらばらになり、合唱コンクール本番では惨めな思いをすることになります。
どちらを選択するかは、ステージに立つ生徒が決めます。

昨日、合唱練習の最初にビデオ視聴しました。
そのビデオには、昨年のコンクールで金賞を受賞した3年B組と、銀賞を受賞した3年A組の合唱が映っていました。
合唱というのは、不思議なものです。練習を重ねていくうちに、《自分たちの合唱を是非とも聴いて欲しい》と思うようになります。練習が自信を与えてくれるのです。

昨年は、3年生が金銀銅を独占しました。
どの学級も《自分たちのクラスが1番!》と思って練習をしていました。
《隣のクラスが3回歌ったら、自分たちのクラスは5回歌う》という気持ちで練習をしました。お互いが良きライバルでした。
3年生は、全員が前を向いて歌っていました。口を大きく開き、前身でリズムを取りながら歌っていました。私には、その姿が「格好いい!」と思えます。たくさんの聴衆の前で、自分自身を素直に表現しているからです。自分に自信がなければ、あのように歌うことはできません。

ビデオに映し出された3年生を見て、笑ってしまった人がいました。大きな口を開け、体全体でリズムをとって歌っていました。どうして、それが笑いの対象になるのでしょうか。私は「笑うものではありません!」と注意をしました。まだまだ心が育っていないと感じました。

次のように話したことがあります。これが、私の合唱コンクールに対する願いであり、理想の姿です。

合唱コンクールの「金賞」は、歌い終わったときに決まります。
最後の礼が終わってステージを降りる時、目に涙をいっぱいにためている人がいます。
涙を流している人もいます。
自分たちの歌声に感動した涙です。
そういう気持ちになれば、もう賞は関係ありません。
自分たちが納得できれば、それで十分に「金賞」です。
そんな気持ちになれる合唱にしましょう。

ビデオ視聴後、自由曲『ロビンソン』を歌いました。
私は感激しました。明らかに、昨日の合唱と違っていました。同じように聞こえる合唱でも、その歌声に心をこめるかどうかで、聴いている人に伝える思いは違ってくると思っています。
合唱は歌うだけではなく、歌を通して学級の思いも伝える場であると思っています。
仲間を信じ、指揮者・伴奏者に感謝して、自分を表現する。1人ひとりの心に、そうした思いがあれば、昨年の合唱コンクールを上回ることができると思っています。

確かに、昨年の3年生は力がありました。
私は、今の2年生はそれを上回る力を持っていると思っています。
本番前で、あと4日です。


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