制作者 | 根津盛吾 |
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学年 | 未就学 小1 小2 小3 小4 小5 小6 中1 中2 中3 高校 |
カテゴリー | 体育・保健 特別活動 学級経営 行事指導 学校運営 |
タグ | タグラグビー ラグビー ラグビーワールドカップ |
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修正追試 | 子コンテンツを検索 |
このゲームは、「自陣のフープにほかのチームより早く3個集める」というのがタスクになります。
このゲームをすることで、以下の力の向上が期待できます。
① 「ボールがどこにあるのか」「どこへ走っていけばよいのか」という判断力
② ボールめがけて走っていく際に要求される瞬発力
③ ボールを抱えて走る際に要求されるバランス感覚
④ ルールを守り、ズルをしないという遵法精神
各チームの前と、中央にフープを置きます。中央には、ボールを5個少し離して置きます。
各チームのフープが、正三角形になるように、配置します。中央のボールの置いてあるフープは正三角形の中心になるようにします。
① 各チーム一人ずつ走って行って、真ん中にある5個のボールを取り合います。
② 選手は、1回につき、1個しかボールを持てません。
③ 選手は、ボールを抱えて自陣に戻り、自チームのフラフープの中にボールを置いたら、次の仲間にタッチします。
④ タッチしたら、次の選手がボールを取りに走り出します。
⑤ 中央のボールがなくなったら、他のチームが集めたボールを取ってきてもOK。
⑥ 一番早く3個のボールを自陣のフラフープの中に置いたチームの勝ちです。そこで試合終了です。
⑦ 4チームでやるときは、ボール7個で行います。
チームプレーが要求される楽しいゲームです。
「走る人」以外の「後ろの人」がどんなことを、いつ、どのようにアドバイスするか、というのがチームの共通課題となります。
試行錯誤しながらこの課題解決の追求を行い、話し合って異なる意見を認めつつ、自チームの作戦を確定していきます。
つまり、アクティブラーニングの形で展開しやすい教材といえます。
このゲームには、とても大切な実施上の留意点があります。
自チームのフープにボールを置いてからでないと,次の仲間にタッチできない、というルールを守らせること
やってみるとわかりますが、子どもたちは白熱するあまり、ついタッチを先にしてしまいます。
見逃して1位にしてしまうのは、いけません。ルール違反を認めたことになってしまうからです。
教師は「レフェリー」であり「統率者」なのですから、見逃してはいけないのです。
こういうところをきちんとしていかないと、学級が荒れていく要因となってしまいます。
こういうときは、「足が遅くてもルールを守ってプレーしていた子」をきちんと大きくほめるのが大切ですね。
ラグビー精神にも通じる「フェアプレー」を教えることにもなる、重要な場面です。
このゲームには「パスバージョン」もあります。
走っているプレイヤーが、どこかのボールを拾ったとき、自陣のフープの後ろにいる次のプレイヤーに対してパスをするのです。
つまり走って戻らずに、拾ったその場から投げる(仲間へパスをする)わけです。
次のプレイヤーは飛んできたボールをキャッチして、自陣の輪っかの中に置いてから、走り出すことができます。
この「パス可能」というルールを追加することにより、「周辺視野・動体視力・瞬間視」というビジョントレーニングと共に、「ボールの投補」のトレーニングも行うことができます。
「バスありルール」の場合の実施上の留意点は、以下のことを徹底させることです。
一度、自陣のフープへ向けてボールをパスをしたプレイヤーは,その場ではもうプレーできない。
すみやかに自陣へ戻り、最後尾に並ぶこととする。
そうしないと、同時に二人がインプレーとなり、明らかな不公平が生じてしまうからです。
以上を踏まえて楽しいゲームを行い、タグや楕円球に慣れ親しませていきましょう。
その先に、さらに楽しい「タグラグビーゲーム」があります。
下に、「ボール集め競争への動画」へのリンクがあります。 ご参照ください。
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