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TOSSランドNo: 6455215 更新:2012年12月13日

イラストを使った回文授業


回文の授業

松藤司先生の追試  TOSS秋田 間嶋祐樹

この授業の原実践は松藤司先生である。
その追試である。

この授業にはイラストが欠かせない。
考える際のヒントになるからだ。
必ずイラストを使うことが必要である。
できない子もイラストで考えることができる。
通常の教室に,あわせて1割近く存在する境界知能児や達障害児は,言葉だけのやりとりでは,授業について行ない。
イラストは,視覚刺激として入力される。言葉は,聴覚激として入力される。
このように,授業では,視覚刺激と聴覚刺激の両方を満すように配慮しなければいけない。
両方の刺激が満たされてこそ,分かりやすい授業だと言るようになる。
普段の授業でも意識しておきたいことである。
イラストは,絵本からスキャナで読み取り,画面で提示るとよい。
以下のようなイラストである。
五味太郎の『ことばあそび絵本』を参考にするとよい。

「とまと」と画面に提示する。(言葉の下にイラストあった方がよい。)

指示1:

「読みます。はい。」

「こねこ」と画面に提示する。(これもやはりイラス がほしい。)

指示2:

「読みます。はい。」

「しんぶんし」と画面に提示する。
 同じように指示する。

発問1:

「3つの言葉に共通していることは何ですか。 」

上から読んでも下から読んでも同じ言葉。

説明1:

「そうですね。上から読んでも下から読んでも同じ言葉を回文と言います。言ってご覧なさい。」
(回文)「今 日は回文の勉強をします。」

「や○や」という画面を提示する。

発問2:

「○にはどんな言葉が入りますか。」

やおや

発問3:

「どうして分かったのですか。」

下から読んでも上から読んでも同じ言葉になるから。

指示3:

「じゃあ,両方から読んでみよう。」

※下からも読ませてみる。

「さ○○」という画面を提示する。(逆立ちしているイストが必要である。これがヒントになる。)

発問4:

「○○にはどんな言葉が入りますか。ノートに書きなさい。」

何人か指名して発表させる。
どの答えも力強くほめていき,子どもたちをのせていくようにする。

発問5:

「すごいなあ。そうですね。どうして分かったのですか。」
同じ問いをテンポよく繰り返していくことでリズムよく授業が進む。
※念のため下からも読ませてみる。

「○つ○き」という画面を提示する。(イラストも提示る。)

指示4:

「みんなで言ってみましょう。」

きつつき

だんだん難しくなっていく。
易から難の原則である。
今までの学習で子どもたちは回文の構造を理解している。最初の言葉や最後の言葉が分かればほとんどが分かる。さらに詰める。

「たう○○○」という画面を提示する。(田植えをしてるイラストがほしい。)

指示5:

「これはわかんないだろう。ノートに書きなさい。」
指名する。

「たうえうた」

「どうして分かったのですか。」
たうという言葉を反対からも当てはめてみる。
(実際に黒板に板書する。)
※念のため下からも読ませてみる。

「たけや○○○○」という画面を提示する。(イラスト必須である。)

指示6:

「ノートに書きなさい。」

何人か指名して発表させる。
「たけやぶやけた」

「みなは○○○○」という画面を提示する。
これは結構難しい。
最後の三つの言葉は分かるが,真ん中の言葉が分からない答えが出ない場合は次のような発問をする。

指示7:

「どこを教えてほしいですか。」
「みなはおはなみ」が正解である。

次は格段にステップアップする。
イラストが重要なヒントになる。
「○○○いい○○○」という画面を提示する。
(きつねとたぬきが寝ているイラストがある。)
「ノートに書きなさい。」
ここは,できる子とできない子に分かれる。

できた子に所々の言葉を出させる。
一つ一つ出していくうちにできない子もだんだん分かっていく。
答えは「ねつきいいきつね」である。

「○○○のは はの○○○」という画面を提示する。
(天狗と工事現場の人のイラストがある。)
「ノートに書きなさい。」
同じように進めていく。
できた子に途中途中の言葉を出させる。

「どこを教えてほしいですか。」
リクエストの多いところから出させていく。
子どもとのやりとりを楽しく行う。
いろんな子に指名して進めていきたい。
以下,同じような進め方をしていく。

問題文のみ提示する。
○○のひの○○
たびのひのびた

タイツ○○○○○○
タイツにかについた次は超難問である。
あまりの難しさに悲鳴を上げる子もいる。

○○と○○○と○と○○
にわとりとことりとわに

最後の問題。
○○かい○○○
おつかいかつお

この授業は応用範囲が広い。
私は,六年生の特別支援学級で行った。
発達障害の子が一生懸命考える盛り上がった授業となった。
何度も言っているが,イラストが大変重要な役割を果たした。
イラストがあったからこそ,発達障害の子も考えることできた。
画面に言葉のみしかなければ,全く考えることはできなったであろう。
参観した発達障害児のお母さんが驚いていた。
難しい内容だったからである。
難しい内容であったにもかかわらず,子どもは一生懸命業についてきて,しかも,何度も発表した。
授業後,「楽しかった。またやりたい。」という子どもの声が聞かれた。
この学習を行う際は,学年や自分のクラスの実態に応じ隠す文字を変化させればよい。
また,子どものリクエストを聞きながら,ヒントとして提示する文字の場所を変化させてもおもしろい。
高学年であれば隠す文字は多く,低学年であれば隠す文は少なくする。
教師が出すヒントも易しくしたり難しくしたり,そうし対応によっていろんな学年で実践ができる。
幅の広い教材と言える。


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