発問1:
一つ嫌なことがあると、目つきが変わってしまい、暴言を吐いたり、物にあたってしまう子がいます。
私のクラスにもいましたが、これは、その子を見ないと分かりません。
その子を見てみないと、そういう子にはこうしなさいっていう上手いやり方というのはないのです。
ちょっと言葉を変えて、その子がもしかりに変化したりすると、おそらくそのやり方には副作用の方が大きいです。
後でもっと違うところで、何か出てくるようになります。
だからやはり長い時間がかかるということが第1。
それから、教師の側がある程度ゆとりを持って、長い時間をかけてこの子と付き合っていかなければならないということが第2。
次に、一人で絶対抱え込んではいけないということが第3。
一人で抱え込むということは、教師の仕事であってはなりません。
ですからどんなに嫌な校長先生だと思っていても、相談してください。
相談しにくくても、主任さんにも、教頭先生にも相談してください。
「こういう子がいて、今困っています。」というのを絶対に相談しなければだめです。
一人で絶対に抱え込むと、後々もっと悪いことになります。
必ず相談をしてみて、上司の方が言ってくれたアドバイス・助言にはやはり一度従ってみる。
納得できなくても従ってみる、ということが絶対の条件です。
それからご本人が、できるだけ明るく振る舞うということが大事です。
たぶん、暴言を吐いたときにその先生が、いっぱいいっぱいになっていると思います。
どうしていいか分からない。
教師の方もちょっとこう、「何回言ったら分かってくれるのー!!」という感じになっているのはだめです。
ある程度の大人のゆとり感を持っていて、子どもというのはそういうふうになるものだというイメージを持っていなければ対処できません。
細かくどう言葉がけをしていくのが良いのかというのはその子を見ないと分かりません。
ですから例えば、ビデオで検討してみるとか、そういった具体的な勉強会というのをやってみる必要があります。
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