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TOSSランドNo: 9532748 更新:2014年01月02日

秩序ある学級に育てるコツ・生徒指導編 プリントを「はい」と言って渡すことの趣旨を教える


1.すべては日々の延長線上にある。

「基本的な生活習慣」をあつかった『道徳』の授業を参観したが、開始3分で私の頭に疑問符が浮かんだ。
資料を配る際、教師がプリントを投げ捨てるように配っていたからだ。
この学級では、誰一人としてプリントを両手で受け取る生徒はいなかった。
それどころか、ほとんどの生徒が背中越しにプリントの束を渡していた。そこに心の交流はなかった。
冷たい学級だと思った。

この教師に「基本的生活習慣」を授業する資格があるだろうか?

2.プリントを生徒に配る際の3つのこだわり

プリントを生徒に配る際、気をつけていることが私にはいくつかある。

①「はい」と言って渡す。
②生徒の目を見て、笑顔で渡す。
③生徒が両手で受け取れるように渡す。

特に気をつけているのが①である。
私が「はい」と言ってプリントを差し出すと、生徒は「ありがとうございます」と頭を軽く下げ、両手で受け取る。
「はい」が両手を差し出す合図になるからだ。こういったことが自然にできるようになると、プリントを配る私も快い気分になる。
私からプリントを受け取った最前列の生徒は、後ろの生徒にも「はい」と言って手渡す。
半身になり、相手が両手を出したことを確認してから手渡す。当然、「ありがとう」という言葉が返ってくる。
こうした心の交流が最後尾まで続く。
教室が明るくなる。

3.趣旨を語って納得させるから生徒は行動する

この授業で気になったことが、もう1つあった。欠席した生徒の机上にプリントが置かれたままになっていたことだ。
それは、授業が終わるまで続いた。
私の学級では、欠席した生徒のプリントは隣の席の生徒が机の中に入れることになっている。
それは、4月に次のように語っているからだ。

『力のある学級』か、どうかを見分ける1つの目安が、欠席した生徒の机の上です。
プリントが置かれたままの状態になっていれば、黄色信号です。
なぜ、プリントが置かれたままになっているのでしょうか?
それは、その学級の生徒が欠席した人のことをイメージせずに生活しているからです。
欠席したくて、欠席する人はいません。
だから、休んだ人は家にいても、心のどこかで「今、学校では何をしているのだろうか?」と気になるものです。
『力のある学級』では、プリントが配られれば、気づいた誰かが机の中に入れてくれます。
多くの場合、隣に座っている人がさりげなくやってくれます。
机の上に置かれたままのプリントは風に飛ばされて床に落ちてしまいます。
床に落ちたプリントは、持ち主が分からなくなり、靴で踏まれ、ゴミになります。
これでは大切な連絡が休んだ人に届きません。
『力のある学級』は、こうしたことに敏感です。
だから、机の上に放置されることはないのです。

4.根気強く、何度も何度も教え続ける

このようなことを1度や2度、伝えたところでできるようにはならない。
できたら褒め、できなかったら、再度、その趣意を語る。
その繰り返しの中で、望ましい行動ができる学級に育っていく。
大切なことは教師の自覚と近根気強さである。


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