TOSSランド

コンテンツ登録数
(2017/11/20 現在)

21450
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 1638477 更新:2014年01月01日

秩序ある学級に育てるコツ・生徒指導編 「いじめの芽」は机の上に表れる


1.ハインリッヒの法則が教えてくれること

労働災害における経験則である『ハインリッヒの法則』をご存じだろうか。
「重傷」以上の災害が1件あったら、その背後には29件の「軽傷」を伴う災害が起こり、300件の「無傷災害」が起きている。俗に「1:29:300の法則」とも言われる。
これを「いじめ」に当てはめてみる。
「いじめ」の背後には29件の「軽微ないじめ」があって、300件の「目に見えないいじめ」があったことになる。

なぜ、「いじめ」が起きてしまうのか?

この答えは『ハインリッヒの法則』が教えてくれる。

2.小さなこだわり 学級担任が机の上を管理する

私はいくつかのこだわりを持って、学級経営を行う。その1つが、『プリントを机の上に放置させない』ということだ。
欠席した生徒の机の上にプリントが置かれたままの状態になっている学級は黄色信号だ。放っておくと、「いじめ」という重大な事件を招くことになる。

なぜ、プリントが放置されているのか?

その学級の生徒が欠席した生徒のことをイメージせずに生活しているからだ。欠席したくて、欠席する生徒はいない。体調が悪かったり、用事があったりして仕方なく欠席する。休んだ生徒は家にいても、心のどこかで「今、学校では何をしているのか?」と気になるものだ。
力のある学級は、気づいた誰かがプリントを机の中に入れる。
置いたままだと、風に飛ばされてプリントが床に落ちてしまうからだ。落ちたプリントは無主物となる。上靴で踏まれてゴミになる。これでは大切な情報が、欠席した生徒に届かない。
力のある学級には、こうしたことをイメージできる生徒がたくさんいる。だから、四隅をたたんで机に入れる。
こういったことを当たり前のように実践する教室では、「いじめの芽」は生まれない。

3.趣意を説明し、納得するから生徒は動く

こうした秩序ある学級を作りたければ、「なぜ、放置してはいけないのか?」を教師が語り、教えなければならない。
1度や2度では定着しない。これは生徒との闘いだ。何度も何度も語り続ける。教師のこだわりが学級に秩序を生んでいく。

いじめ」が頻発する学級は、こうした当たり前のことが何も教えられていない現実がある。

教師は怒鳴ることで解決しようとするからだ。最初の段階は従うが、生徒は「なぜ、怒られているのか?」がわからない。これでは改善のしようがない。同じ失敗を繰り返えし、学級から規範意識が薄らいでいく。
すべては日常の生活の延長線上にある。
学校生活の些細な部分にこそ、「いじめの芽」がある。その芽を丁寧に、そして根気強く摘み取る作業が学級担任の仕事である。


0回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド