TOSSランド

コンテンツ登録数
(2017/11/18 現在)

21450
TOSS子どもランド TOSSオリジナル教材 TOSS動画ランド TOSSメディア TOSS-SNS TOSS公式(オフィシャル)サイト
TOSS子どもランド
TOSSランドアーカイブ
TOSSランドNo: 8305971 更新:2013年12月31日

秩序ある学級に育てるコツ・荒れとの闘い編 授業開始3分前に教室に入ることが「荒れ」を防ぐことになる


1.教員1年目、「早く席に着きなさい!」が授業の第一声だった

当時はチャイムとともに職員室を出た。当然、教室に着くまでに数分かかる。教師が教室にいないのだから、生徒は教室内を好き勝手に歩き回っていた。廊下にたむろしている生徒もいた。そうした生徒を教室に入れ、席に座らせるまでに数分かかった。
座ろうとしない生徒もいた。先輩教師からは「生徒になめられてはいけない」と教えられていたので、怒鳴り散らすこともあった。それでも反抗的な態度を取る生徒には引きずるようにして席に着かせた。いわゆる“力の指導”であった。
“力の指導”はエネルギーを消耗する。授業を始める前から気力が失せていた。こんな状態で質の高い授業ができるわけがない。自己嫌悪の日々が続いた。

2.偶然から「本質」を学んだ

「本質」=始業開始のチャイムが鳴る前に教室に入る

ある日、時程の変更に気づかずに教室に向かった。大急ぎで教室に入ると、それを合図のように廊下にいた生徒達が教室に入ってきた。窓の脇でおしゃべりしていた生徒も席に着き始めた。10秒もたたないうちに全員が席に座った。今までと全然違う光景に、自分の目を疑った。

チャイムが鳴るまでの数分間、生徒と談笑をした。実に楽しかった。この時、初めて「教師になって良かった!」と思った。
教師になって初めてチャイムとともに授業を開始することができた。私も笑顔、生徒も笑顔で授業ができた。“力の指導”に限界を感じていた私にとって、大きな手応えを感じた瞬間であった。

3.「本質」を確かめたら、腹の底からの手応えをつかんだ

チャイムが鳴る前にもかかわらず、生徒は静かに教室に入り、全員が席に座った。
生徒にとっては、チャイムではなく教師の姿が授業開始の合図だったのだ。
チャイムが鳴るのを待っていると、生徒から「早めに授業をして、早めに終わりましょう!」と提案された。
約束通り、チャイムが鳴る1分前に授業を終えた。生徒から「ラッキー!」「あっという間に終わった!」という声が上がった。生徒と良好な関係を築こうと思うなら、この意味を深く考えてほしい。
授業における規範づくりの根幹が、ここにある。

4.「本質」を25年間続けている

教員生活25年目になるが、今も授業開始3分前に教室に入っている。“力の指導”とは無縁の対応が可能だ。
教室でパソコンの準備をしていると、生徒が寄ってくる。他愛のない雑談であるが、教室が温かな場所に変わる。掛地図を見つけて、「僕、やる!」と手伝ってくれる生徒がいる。私は「ありがとう!」と素直にお願いする。生徒は喜んでやってくれる。
「教科書を忘れました」という生徒には、予備の教科書を貸し出す。宿題のプリントを大急ぎでやっている生徒もいる。「締切まで、あと1分です!」と言うと、笑いが起きる。服装が乱れている生徒には、「もうすぐ授業だよ!」と声をかけると、素直に正す。こういったことは授業開始3分前に教室に入るから可能なのだ。
休み時間は教師も生徒もリラックスしている。お互いが余裕を持った対応ができることが最大のメリットだ。

こういったことは授業開始3分前に教室に入るから可能なのだ。

休み時間は教師も生徒もリラックスしている。
お互いが余裕を持った対応ができることが最大のメリットだ。


1回すごい!ボタンが押されました

コメント

※コメントを書き込むためには、ログインをお願いします。
New TOSSランド