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TOSSランドNo: 2320277 更新:2012年12月12日

「わたし」を使って自己紹介をする


法則化シリーズ/学級経営/自己紹介

「わたし」を使って自己紹介をする

ー谷川俊太郎:文 長新太:絵ー

             TOSSアンバランス福島 TOSS会津 薄井 健文

これは藤本浩行氏の実践「『わたし』を使って自己紹介をする」の紹介である。

出典 : 第10期教育技術の法則化101 学校生活を豊かにする教育技術

とにかく、子どもも教師も「あの人は、こんな人だ」というように
固定観念で人を見がちである。

色眼鏡をはずし、一人の人間を違った角度から見て、たくさんの長所を見つけたい。

私は、新学期の出会いの演出を谷川俊太郎氏の「わたし」という絵本をネタにして行った。
(谷川俊太郎:文 長新太:絵 福音館書店)

まず、私自身の自己紹介をする。

私の名前は、「ふじもと ひろゆき」です。
漢字は違うんだけど、「ふじ」という言葉から日本一高い山の富士山を連想しますね。
では、目を閉じて頭の中にその富士山を思い浮かべてみましょう。
思い浮かべた人は、静かに手をあげなさい。

全員が手をあげたところで、目を開けさせてあらかじめ画用紙に書いておいた
富士山の絵(1)を提示して次のように言った。

頭の中に、こんな富士山を思い浮かべた人は手をあげなさい。

大半の人が手をあげた。
手をあげなかった子どもは、実際に黒板に出させて絵を描かせた。
どれも横から見た富士山で雲などをつけ加えたものだった。
一つ一つに、「なるほど」と言ってほめてやった。

次に、富士山の絵を裏にむけて提示し、
全員の目をそれに集中させて次のように言って絵を裏返した。

私は、頭の中にこんな富士山を思い浮かべました。

Dscf1141

「あれ!」という声が聞こえてきた。
しかし、すぐに「空から見た富士山だ」という声が返ってきた。
「すごい!」といって思いっきりほめてやった。
ここで、おもむろに絵本を取り出して次のように言った。

私の一番好きな絵本を紹介します。
「わたし」という絵本です。

「幼稚園みたい」という声にも関わらずに絵本を見せながら、ゆっくりと読んでいった。

わたし
おとこのこから みるとおんなのこ
あかちゃんから みるとおねえちゃん・・・・(略・藤本)
れんとげんでみると「!」(これは骸骨の絵だけである)
   ・・・(略・藤本)
ほこうしゃてんごくでは おおぜいのひとり
 ~ 「わたし」 谷川 俊太郎 ・文   全掲書

絵も実にいい。
爆笑の連続である。
特に、「れんとげんでみると」のところがおもしろかったようである。

さて、今度は、教師自身が「わたし」のパロディ版を紙芝居でやってみせる。
「始まり始まり」(ここで拍手を要求するのも演出のうちである。)

わたし
ふじもと たかゆき
ある子どもから見ると「こわい先生」
ある子どもから見ると「やさしい先生」
「ひいき」は、絶対にいたしません
楽しいことが大好きで、いつもスマイル。
スマイル。
しかし、人をバカにしたり、いじめたりすると、
かみなりが鳴るほど叱ります。
ゴロゴロ、ゴロゴロ。

Dscf1142

奥さんから見ると、「素敵なだんな様」なのです。(?)
そうじ、せんたくなんでもこい。
おっちょこちょいがたまにきず。

Dscf1143

町で見ると、「ただのおっさん。」
両手にいっぱい荷物をかかえて、
「えんや、えんや」と歩いています。

Dscf11431

おふろでみると、
・・・・・
見ちゃダメよ。

Dscf1144

これも爆笑の連続である。
さりげなく、担任としての願いが入っているのがよい。
最後のオチが、大受けであった。

今度は、子ども達のパロディー版「わたし」を作らせることにする。
子ども達には用紙を渡して、4コママンガ風に作らせる。
終わりには、オチをつけるように言った。
時間内に、仕上がったものはみんなの前で発表させた。
全員が仕上げたら、年度当初の掲示物として活用した。
前後したが、この時間の最後に次のように言って終わった。

 とかく、私たちは「あの人はこんな人だ。」というように色眼鏡で人を見がちです。
 一人の人間でも見方によっていろいろな顔があります。
 「○○から見ると、○○。」
 色眼鏡をはずして、自分の目で見て、友達の長所をたくさん見つけて下さい。
 先生も、君達の長所をたくさん見つけるようにがんばります。

私は、この実践を5年生と2年生に行ったが、どちらも大受けであった。
 同じサークル仲間の青木洋一氏は、4年生で実践してくれた。
(もちろん、青木なりの自己紹介に変えてであるが。)
 特に、パロディー版の「わたし」に喜んで取り組んでいた。


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