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TOSSランドNo: 9791071 更新:2013年11月21日

道 事前アンケートで、差別の授業の計画を作れ


生徒が「差別」ということにどのようなことを考えているのか、生徒の姿に応じて差別の授業を組み立てる。ではどのように生徒の姿をつかむのか。つかんだ姿をどう授業に組み立てるのか。そんな授業の前の準備を紹介する。

 昨年(中2)はじめて、学級で「部落差別」について授業をした。差別の起こり、被差別部落の人々の生活を学習した。
 部落差別が今もある、ということを指導したが、どの程度実感をともなって学習をしたのか、生徒が書いた感想からは疑問が残った。
 そこで、2年目の今年は、昨年までの学習を振り返らせ、どんなことを学習してきたのか。どんなことを今後学習したいかを踏まえ計画を立てた。
 
1.事前に生徒が同和教育についてどんなことを思っているのかつかめ。
 昨年は、事前にアンケートを行い、どんな学習を行ったらよいかを考え、授業計画を作成した。
 今年は、次に指示で自由に記述させ、生徒の思いをつかもうとした。時間は20分ほどの隙間時間を使った。

指示1:

来週から同和・人権強調旬刊が始まります。昨年も部落差別について学習を行いました。
そこで、昨年行った事を振り返ったり、今までやった同和教育の学習を振り替えったりして、
どんなことを学んだか、又は、これからどんなことを勉強したいか調べてみたいかを書きください。

生徒たちの記述は、様々な内容が書かれていた。
 ・「普通」とはどういうことなのか、最近よく考える。
 ・部落差別はいつごろ始まったのか。
 ・差別とは、いつごろから始まったのか。
 ・差別意識とはどんなところから生まれるのか。
 ・障害者差別や。女性差別についてもっと知りたい。
 
2 「人権感覚」を身に付けさせたい。
 生徒が書いたものをすべて読んで、差別について、同和教育について「人ごと」という感じを受けた。自分のこととして考えるまでにいたっていないと感じた。
 そこで、今年は「人権感覚」について知り、そのような感覚を残りの中学校生活で身に付けてほしいと考えた。
 「人権感覚」とは、長野県の手引きには次のように載っている。

 自分と関わりのないことでも、人権が侵されていると聞いただけで、身体の底から怒りがわきあがってくることである。人権を知識でりかいすることにとどまらず、自ら「身体で」理解することである。
                                          
 (長野県教育委員会 「同和教育手引き」より)

3 授業計画を立てる
 このような、「人権感覚」の定義を踏まえ、授業計画を次のように立てた。
 ◆第1時・・・題材名:「中村久子の生涯」
        ねらい:障害者差別と闘った中村久子の人間としての強さと今の自分について考えさせる。
 ◆第2時・・・題材名:「大江磯吉の生涯」
        ねらい:部落差別と闘った大江磯吉の生き方と自分の生き方について考えさせる。
 ◆第3時・・・題材名:「今もある部落差別」
        ねらい:部落差別はどのようなときに起こるのか。その事実を知り、部落差別によって命をた
             った若者と差別のひどさ、無意味さを知らせる。
 ◆第4時・・・題材名:「極楽と地獄」
         ねらい:自分のことばかり考えている人の世界が「地獄」であり、人を思いやる人の世界が
             「極楽」なのだということに気づかせる。


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