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TOSSランドNo: 1116166 更新:2013年10月13日

向山式200字作文ワーク「事実と意見ワーク」を使った授業


 向山洋一氏は作文教育について次のように言う。

 つまり、作文教育は二つの柱から成り立ちます。
 A 書きたいことをいっぱい書かせる。
 B 基本的な技能を身につけさせる。    
       (「教室ツーウェイ」誌 1992.8より)

 AとBの指導はそれぞれバラバラで行うよりも、連動させて指導すべきである。つまり、作文の基本技能を身につけさせた上で書きたいことをたくさん書かせる指導である。
 Bの作文基本技能を身につけさせるために開発されたのが「向山式200字作文ワーク」である。このワークを使って作文の基本技能を教える。さらに、ワークで学んだ作文の基本技能を使わざるを得ないテーマで作文を実作させる。
 このようにすることでAとBの指導が連動し、効果的な作文指導ができるという提案である。

 ここでは「事実と意見」の指導である。

 準備:向山式200字作文ワーク「事実と意見ワーク」1、2、3、4、5,6を児童分印刷。

1.「向山式200字作文ワーク」で事実と意見を学ばせる

 向山式200字作文ワーク(以下、「200字ワーク」と呼ぶ)の「事実と意見ワーク」は6枚ある。
 1~3までのワークを必修ワークとする。4~6ワークははやく終えた子の発展ワークとする。
 1~3までのワークは自分で採点できるので、「向山式200字作文ワークの使い方」にしたがって進める。
 はやく終えた子用の4~6ワークは「解答例」なので教師が目を通してやる。
 ここまでで1時間必要。

2.「ニュース」を書かせる

 事実と意見ワーク3枚を作業させた後で、次のテーマで作文を書かせる。

指示1:

 最近、見聞きした「事件・出来事」(事実)を書いてから、それに対する自分の意見を書きましょう。

 200字程度、「事実」→「意見」の順序で書かせる。
 題名を統一した。

指示2:

「最近一番気になった事件」という題名でニュースキャスターになったつもりで書きなさい。

  例えば、子どもたちはこんな作文を書く。

   最近一番気になった事件

 1ヶ月くらい前、家で飼っているハムスター「リンリン」がついに、50gになってしまいました。それでも本人は、ばくばくとエサを食べています。(事実)
 私は、すこしダイエットをして、やせてほしいと思います。(意見)

 レトリックは言語事項として扱うだけでは効果が少ない。言語技術として文・文章の中で使えるように実作させながら指導すべきである。
 向山洋一氏の指摘された作文教育2つの柱を連動させることが子どもの作文力を伸ばしていくのである。


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