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TOSSランドNo: 7328240 更新:2013年10月09日

木村重夫が斬る!「同時進行の祭ばやし」(35)


プロの技(チョーク)
1.「西山さん、チョークもっとない。」
  これが教室での第一声であった。
  新しいチョークを3本くらい並べておいた。
  「もっとたくさん、並べてください。」
  と木村氏のことばが続く。
2.授業がはじまった。
  並べられたチョークの威力はすごい。
  右へ行っても左へいってもチョークがあるために黒板を横切ってチョークを取りに行き、
  「先生、見えません!」
  などと言われる西山の授業とはちがった。

プロの技(8人板書の線)
1.サッカーボールの一番。練習問題だ。
  「これとそっくり同じようにやります。」
  という指示の後、黒板を8等分しはじめた。
2.真中、その半分、と線が書かれていく。問題数は6問。
  (1)(2)(3)(4)(5)(5)(6)(6)
  と問題番号が書かれた。
3.子どもたちが板書しはじめた時に、「今日は見やすいな」と感じた。
  子どもが背のびするように書く。
  自分の時と子供たちの動きがちがう。
  どこだろう?
4.わかった!
  区切りの線の高さがちがうのだ。
  いつもより高く、中間くらいに書いてあるのだ。
 (いつもは3年生で小さいからと思い込み、下のほうに書いている。)
5.西山の線は、思い込みで書いてあり、子どもの可能性を信じていない。
  木村氏はちがった。
  子どもの可能性を信じ、伸ばしてあげる線であった。
  アマとプロはちがうのだ。

プロの技(「言い訳しちゃいけません!」)
1.8人板書の後の「読み」の時のことである。
 「ちょっと数字が小さいから大きくかこうね。」
 「間がせまいから書けない。」
 「言い訳しちゃいけません!良くないから良くないって言っているんです。
  言われたら素直に返事をして、次から直せばいいんです。」
 「はい。」
2.一流の対応技術であった。
  自分なら、甘えさせて、子どもを伸ばせなかったろう。
  この子は、ズバリと言われて、表情がとてもよくなった。
3.これで、終わりではない。その後
 「数字は小さかったけど、ちゃんとあっています。これは、○です。
  次からちゃんと直せばいいんですよ。」
  この後のことば、自然にでてきたのだろうが、やさしい声であった。
4.「言い訳しちゃいけません!」
  この言葉を胸に刻んで、今後も果てしが無い教師修業だ。

細井です。
本日、宗岡小西山学級で行われた
木村先生のあまりのあるわり算の授業を参観しました。
私なりの感想を
1.前半
 ノート、教科書を用意させる。できた子は、九九表を読む。
次に日付、ページを書かせる。できた子は九九表を読む。
一つのことをさせ、できたら読む。読んでいる間に、できていない子は追いついてくる。こうしてスタートラインを揃えさせる工夫はさすが。問題文を読ませる。最初は2文を区切って追い読み。そのあと、子供だけで通して読ませる。これなら2回読んでも飽きない。嫌がらない

2.図を使って考える
 図を使って割られる数が変わっていくと、あまりがいくつになるか考えさせた。

テンポよく、作業をさせ、全く教えずにあまりを子供に言わせた。
そして、あまりが割る数と同じになるときも
わざと間違え、賛成か反対か挙手させた。反対の子が全員であった。次の発問
「理由が言える人?」と聞かず、「ちょっと説明できる人?」と誰もが答えられるような聞き方で全員に考えさせた。

 抵抗なく、理由を全員が考えられた。
木村氏は「ちょっと」とか「ほんの少し」という言葉を使うときがある。
子供に抵抗をなくす言葉である。
3.基本型を教える
 九九表を使って基本型の指導。
黒板に大きく分かりやすく基本型を書く。
子供もきれいに書こうという気になり、事実後ろに座っていた子のノートを見ると確かにきれいだ。
 あまりの数字を矢印を引いて写すとき、「かっくん」と言った。これで曲げるという意識を持たせたと思った。
何気なく言った言葉かもしれないが私は印象に残った。
 基本型を3回繰り返した。
最後の一つは、黒板の上、消さないで残した。
それも練習問題の(1)にそっくりの基本型を意識した板書であった。
4.練習問題を解く
 例題を学んだときには、子供は理解できたと思っても、練習問題を解かせみる
と子供がなかなか解けなく、本当は分かっていなかったのではと感じるときがある
のが授業。この日の授業はまさにそうであった。
練習問題を解いている子の鉛筆はすらすら動いてはいなかった。
 そんなとき、あわてることなく
「先生がヒントをあげよう。」と(1)の答えを点線で黒板の上に書いた。(時
間にして15秒位)
これを写せば答えになる。
また、ノートを持ってきた子に×をつけるだけでなく、素早く答えを赤鉛筆で記入した。
席で悩む子には、
「まだ、先生に○をもらっていない子?」と聞き、次々に赤鉛筆指導をした。
こうして、15分くらいの練習問題の時間に全員のノートをチェックし、全員が(1)をクリアしてしまう。
私は、これまで練習問題を解かせているとき全員のノートチェックをしたであろうか。(一度もなかった)
木村氏の、全員のノートチェックをし必ず○をつける、必ず1問はクリアさせる、
という気迫を感じた。機転の利いた指導、そして、全員できるようにという思想を学んだ。
5.終末
 最後にノートを持ち上げさせ、先生に見させた。
そして、ほめた。これがあったからまだノートに写していない子は授業が終わってもノートに写していた。一生懸命写していた。
6.西山学級の子供
 授業前、木村氏の周りに多くの子供が集まり楽しそうに会話をしていた。授業後、黒板を前に記念写真を撮ろうとすると
多くの子供が集まってきた。とっても無邪気であった。
また、そんな子供の様子を西山先生は温かい目で見ていた。
私にも、「こんにちは」と挨拶する子がいた。
無邪気で元気な明るい子供、それが西山学級であった。

岡本氏

今日は授業を参観させていただきありがとうございました。打ち上げに行けたら
もっと詳しい話が聞けたのになあと残念です。盛り上がったでしょうね。
 大人相手とは違い、子どもを前にした木村先生の授業を初めて体験し、予想以上に、私自身がスーッと理解できました。
 特に、授業の導入の仕方がどうもイメージできなかったのですが、九九を言わせながら、机の上の物の指示を出し、教科書とノートを開かせ、日付とページを書かせる、これがひとつの流れになっていて、感動しました。
 遅れてきた子どもを注意するのではなく、このように追い込めば自然に急いで準備するんだなあ、子どもの反応をみることができて本当によかったです。
 また、なお子さんの絵を利用して○を追加していくのもおもしろかったです。
 私の前にいた男の子は、「授業終わります。」と先生がおっしゃると、「あ~おもしろかった。」とつぶやいていました。 自力解決の場がないと意見を言った方がいらっしゃいましたが、彼はゆっくりでしたが、本当によ~く考えていたように思います。
 西山先生、貴重な勉強の機会を与えてくださり、ありがとうございました。素直な
子どもたちの姿を見て清々しい気持ちになりました。
春川です。
木村先生 ご授業ありがとうございました。
「向山先生はまた違った展開をされる」
と言うこともありましょうが
木村先生のHPに載らない貴重な「間」を学ばせていただきました。
1.「準備の早い子に いいものあげる。」
九九表をあげるときでした。
「いえーい。」と言った子がいました。
嬉しそうでした。
ただ渡せば、
(九九をやるぞ・九九を使え)
という強制の色が強く出ます。
渡・さ・れ・たものです。
九九表を見る目の色が違います。
「渡す」ただこれだけにも雲泥の違いを感じました。
2.挿絵
「ゆうじさんの考え」と「なおこさんの考え」
まだ袋に入れられるのは、と比べる。
「なおこさんの考え」に○を足していくと
「わる数とあまりの変化」がすーっと分かる。
挿絵を使ったら
教科書の4分の3が終わってしまった。
わり算で答えとあまりを出す、と
わる数がかわるとあまりが変わる、が
一つの挿絵で終わってしまうとは!
指で隠す・色を塗る・扱わない
今回は・付け足す・がキーだった。
3.板書
ノートの基本型は消さない。
黒板を8等分して書かせる際
それが参考になる。
木村先生の文字は見やすいが
大きすぎない。
サッカーボールの1番をさせる指示後、
1番の子が持ってくる前に8等分は終わっていた。
綺麗な直線だった。
4.○付け
「1番ができたら持ってきなさい。」
この指示はいつまで有効なのか?
全問できたら板書させる。
持ってきた子に丸を付ける。
書き終わった子に読ませる。
春川学級は読んでいるのに持ってくる子がいる。
持ってきたのだから・・・と丸を付けていた。
切るタイミングが分からなかった。
今日もいた。
○をしてあげた子がいた。
席にもどした子もいた。
優しさと厳しさがあり、それが「鍛える」ことにつながっているんだ!と思った。
5.赤鉛筆
あの子には赤鉛筆を入れよう。
そう決めて授業に入る。
問題を指示し、すぐその子の所へ行く。
さっさと問題を解き、持ってくる子がいる。
速すぎるな、とイライラする。
さらに薄く書いていると、全部終わりました、となる。
あわてて8等分しに黒板へ走る。
木村先生は赤鉛筆指導をされた。
速い子が待たされることはなかった。
「まだ、一度も見せていない人?」
挙手した子には2度、まわって来られた。
同じ行為でもタイミングが違うとこうも違うのか!
目から鱗だった。
春川です。
西山先生、研修会ありがとうございました。
素敵な方が多く、特に女の先生方が魅力的でした。
西山先生の校内での「説得しない」というスタンス勉強になりました。
春川は
教材採択の時も授業研究の時も強気に「説得」してました。
もう、「説得」しません。
木村先生の素晴らしい授業、西山先生の名司会、とっても楽しい2次会をありがとうございました。

茂木氏

勤務校を11時半に出発し、志木市宗岡小に向かう。
木村重夫先生の「子ども」に対する授業、しかも、同じサークルで学ぶ西山先生のクラスでの授業を参観できるという千載一遇のチャンスに心がおどる。
雨のための渋滞で遅れたバスにいらいらしながらも
なんとか1時半に到着。
玄関でちょうど通りかかった木村先生にお会いできた。
いつもの笑顔。自然体である。
茂木だったら、きっと授業のことが気になって、顔が
引きつっていたことだろう。その後、控え室にも顔を
出してくださり、サークルのときと同じ雰囲気で、ここでも
笑顔で話をされていた。
秩父から志木まで来る2時間の間に「集中」して教材研究を
していたとのこと。授業直前の「集中」が大きな成果を
もたらすことに思いを馳せた。
「飛び込みの」授業という緊張場面でも、それをも楽しむ
ような余裕のある姿に感銘を受けた。


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