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TOSSランドNo: 2843608 更新:2013年10月09日

八 向山試案「教育相談委員会指導計画」


 年度が改まり、学校に教育相談委員会が設置された。これらの問題へ学校として対応していこうというわけである。指導計画の案を私が起案した。次の文面である。タタキ台にすぎないが、お役に立つと思う。

教育相談委員会指導計画(素案)   1996・5・7 向山

一、 目標

学校生活において、生徒指導部の指導範囲を著しく※注1超えるような問題の予防・調査・解決のために本委員会※注2を設置する。
(注1) 例えば、不登校、いじめ、授業の騒乱状態などである。
(注2) 構成は、校長、教頭、養教、学年代表で、委員長を設ける。

二、 会議

月1回の定例会及び、問題が生じたときに随時開かれる。

三、 指導の原則

(1) 問題の発見・解決には一刻、一瞬を大切にして、早期に対応する。
(2) 解決の方向は、具体的に決定される。
(3) 「問題」には、全教職員が、一致して当事者として対応する。不登校など
(4) 「問題」が発生したら、「解決」するまで、追求する。「解決」の確認には、校長があたる。
(5) 本委員会での審議のうち、「個人名」「家庭の事情」等、必要とみなされるものは、非公開とする。

四、活動分野、方針

  (1) いじめ
   ①いじめとは、特定の個人に対し、登校するのがいやになるほどの精神的、肉体的苦痛を与える
    ことをいう。
   ②いじめは、見えにくいものであり、早期に発見するため次のような配慮をする。
    ア、担任・専科による日常生活の観察  a、机を離す。
                       b、授業中ワーとはやしたてる。
                       c、仲間はずれにする。
                       d、○○菌等のことばを言う。
                       e、物がぬすまれたりこわされる。
    イ、全校「一人ぼっちの子の調査」などの前段階調査。
    ウ、十日目、二十日目、三十日目の蓄積欠席報告。
   ③担任が発見したとき、子どもからの訴え、親からの訴えがあったときは直ちに解決のための行
    動がとられる。
ア、 担任は、その日のうちに委員長に概略を報告する。
イ、 必要のときは、報告から24時間以内に会議を開き、方針を決め活動を開始する(休み中は、できる限りの対応をする)。
ウ、 5日以上たって改善が見られないときは、別途具体的方針をたてる。
(2) 不登校
   ①不登校とは、病気、私用等の理由がないのに、学校を休む場合をいう。
② 不登校の対応は、発生直後と長期の二つに分ける。
③登校の発生直後は、特に大切であり、早期に対応する。
ア、 家庭と連絡をとり、不登校の原因を聞き出す。
「いじめ」「プール、給食などの不安」「宿題忘れ」等は、早急に解決の方向を出す。
イ、 できるだけ早期に会議を開き、方向を出す。
   ④長期不登校は、これまでの経験を生かし、「事務室、保健室」登校など、可能な形を追求する。
(3) 騒乱状態
   ①授業ができないほどの私語、むやみに立ち歩く、担任の指示を全く聞かないような状態を騒乱
    状態とし、その前段階も含める。
   ②担任はどのような場合何があったのか具体的に記録する。
    改善のための努力も記録する。
③ 騒乱状態になったクラスでは、担任が再建の柱となる。
担任を援助し、支えるための具体的方向を早期に確立する。
④ 決の方向は第一段階、第二段階、第三段階などの方策を準備する。
⑤ 騒乱状態になったクラスの支援の中心は学年主任があたり、基本的に解決するまで継続する。
⑥ すべての教職員は一丸となって騒乱状態の担任を支えるために努力し、水をさすような発言、態度は厳につつしむ。

五、附則

以上の案を一九九六年度方針として、一年間の実践の後に具体的に改訂をする。

TOSS道徳「心の教育」シリーズ 3「いじめ」発見システムを作る 向山洋一


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